《小説》GINGER ep.3
ep.3 プロデューサー怜生
「ちょっと待って…」
「どれが似合うか…あっ、これなんかどう?うーわ、この子足長いからどちゃくそ似合うじゃんやっば」
神代は私に色々な服を合わせては、あーでもないこーでもないと一人でブツブツ言っている。
私は、部屋の雰囲気に飲まれすぎて、まだ服に意識を持っていけないでいた。
ベッドには、お嬢様の部屋とかでしか見た事がないレースのカーテンが吊るされ、大きくて真っ白のドレッサーには、沢山のコスメが置かれている。
天井にはシャンデリアが一つ、そ