靭帯切れてから毎日noteを書いてる節句人形屋さん。(362(5)日目、手術後332(5)日)

僕の毎日noteはここから始まりました。ちょうど1年前のトレーニングマッチでの悲劇。初めての膝の大怪我。かの有名な「前十字靭帯断裂」でございました。『初めて聞いた!』と言われる方のためにいまいちど、このケガの説明を。

前十字靭帯(ACL:anterior cruciate ligament)とは
前十字靭帯は膝関節の中で、大腿骨(だいたいこつ)と脛骨(けいこつ)をつないでいる”強力な靭帯”で、その役割は、主に大腿骨に対して脛骨が前へ移動しないような制御(前後への安定性)と、捻った方向に対して動きすぎないような制御(回旋方向への安定性)の2つがあります。

前十字靭帯損傷および断裂とは
スポーツ外傷として頻度が高く、ジャンプ後の着地、疾走中の急激な方向転換・ストップ動作、”相手との衝突”などによって、膝関節に異常な回旋力が加わって損傷します。受傷時には『ブツッ』という断裂音(だんれつおん)を感じたり、膝が外れた感じがしたり、激しい痛みを伴ったり、徐々に膝が腫れて曲りが悪くなったりします。膝の関節内に出血が見られることは、大きな特徴の一つです。

順天堂大学スポーツ診療科より

この”強力な靭帯””相手との衝突”により”ブツッ”という断裂音と共に、僕の右膝の靭帯は損傷(断裂)したわけです。それはそれはもう今まで感じたことのない激痛でした。ただこのケガは初めてだったにも関わらず自分自身で「これは切れてるだろうな」という確信に近い感触がありました。ボクの周りにはその先人たちが何人もいたし話を聞いていたからです。思い描いていた通りだったので、負傷して長期間サッカーが出来ないことよりも「はじまったなあ。」という気持ちの切り替えは早かったです。だからそこまでショックを受けずに済んだのだと思います。

せっかく365日書いたので、数記事を振り返りながらこのnoteを書いているんだけど、今日で間違いなく365日目なのにタイトルが362日目なので、どこかでイレギュラーが起きているんですよね。で、確認してみたらすでに「17日目」にしてタイトルの日付が被ってました。うそだろおい。
続いて166日目を二回更新、それと213日目にして初めて更新を忘れた、というのを経て、365日経過しているわけです。213日目を書き逃しているので、今日は長めのnoteにします。お付き合いくださいませ。


ケガと向き合った日々

日常生活

とはいえ、サッカーができないだけならまだしも、この前十字靭帯断裂というのは日常生活にも大きく支障をきたすのです。人生初の手術と入院。車いすレンタル。1か月くらい松葉杖生活。はじめての事づくしだったけど、「どう身体を動かせば上手く生活できるか」を考えながら過ごした日々は凄くエキサイティングでハードボイルドな生活が2022年度の幕開けでした。
それに「身体が自由に動かせないこと」が、自分が思っていた以上にストレスに”ならなかった”のはおそらく、これまで長きに渡って自分の身体を存分に駆使して日常を過ごしてきたその反動だったのではないかと感じています。こんな長期間身体を休めたことがこれまでなかったから。スポーツが一切出来ない状態(筋トレは割と早めにできたけど)のゆとりは凄い。普段からスポーツをやっていない人は毎日こんな感じなんだと。なかなかの衝撃でした。こんなにじっとしてられないですよ。笑
松葉杖が取れた5月くらいから11月くらいまでの間は毎日リハビリと筋トレに勤しんでいたんだけど、結婚式をやることも決まっていたし、なんとか本番までには大きく回復してくれることだけは願っておりました。なんとかサポーター無しで歩けるまでに回復していたし、本当に周囲の人たちに恵まれて、結婚式も無事に終えられたし、人様に迷惑をかけつつも何とかみなさんのおかげで元気に明るく楽しく過ごしております。
この人生で間違いなく印象深い1年になったと言えます。これを来年度に向けてしっかり生かしつつまた色んなことをここで書き記してハードボイルドに生きていきます。

ケガ期間のサッカーとの向き合い方

サッカーが物理的に出来なかったおかげで、今までサッカーの試合やトレーニングをそこまで見てこなかった分たくさん観ました。いつもはただ観て一喜一憂していただけでしたが、市川SCの変革期も相まってからこれまでよりしっかりと「サッカーとはなんぞや」を問いながら観るようにしてきました。ただ楽しく観るだけではもったいないなと、今世界でサッカーはどういう時代に入っているのか、トレンドは?などなど。サッカー脳を一から構築することをずっと楽しくやってきました。
世界中のサッカープレイヤーたちにとってもこのACLを受傷する例は少なくないので、このケガ期間に苦悩している人もたくさんいると思うんです。25年以上続けていても、サッカーを観ることで「サッカーってこんなに面白かったんだ」と思えるし、それがこの1年を紡いでくれたなと実感しているからこそ、今ケガで苦しんでいる人たちへ向けて「とにかくサッカーを観る事」をオススメします。チームメイトに言われたけど「今まで見えていなかった景色が必ず見えてくる」ので。やりたい気持ちは山々だけど、どうせ出来ないのだから割り切るほかないし、自分に出来ることは数か月後の復帰時期までに身体作りを行うこと、がハッキリしているのなら、「サッカー観戦、追及と研究にどっぷり浸かること」これが一番心身ともにバランスを取れると思います。

自分が住んでいる社会を知ること

この毎日noteの途中からは膝の経過観察もほとんど書かなくなり(というより書けなくなった)、見事にSNSにもどっぷり浸かっていたボクは日本の社会構造や経済的な分野にも中途半端に触れるようになり、時には行政をディスり散らかした時期もありました。それは反省点なのは間違いないんだけど、「どう考えてもおかしい」ことがあまりにも多くて、この反省点よりも「これまで自分が日本の社会構造を知ろうとしなかったこと」の方が恥ずるべきだったと感じます。


正論は通じない

「いや、どう考えても、明らかにおかしいでしょ。」というのが通じない世の中だと痛感してます。これは「多様性」という言葉から「人それぞれ」という解釈が可能となるので、ボク、もしくはアナタが持つ感覚というのは時に「偏見である」とされます。いくら自分が正しいと思っていても、いや、100人中の99人がそうだと思うであろうことも、ひとりの意見によってそれが偏見とされることもあります。もちろんその1人が淘汰されることもあります。そんな感覚に陥るのが人間なんですけど、多くの方がその主観を大衆に受け入れられないときに「寂しさや孤独」を感じているようです。(ボクの仲間たちにはほとんどいませんが笑)
なので、これからの時代は「確固たる信念」を持っていないともっともっと生きづらい人生となると思います。ただそれだけ持っていれば生きていけるほど社会は温くはないけど、自分が切羽詰まったときに救うのがその「信念」です。なぜならそれを持っている人は必ず「仲間」がいると信じているから。孤独になりがちだと前述したけど、それが確固たる自信と信念であれば、それに共鳴する人はいると信じているからです。
正論は通じないから、上手く生きていかなければいけないけど、絶対に信念は曲げずに貫くと決めている人が、自分の未来を切り開けるんだと、この1年で痛感しました。

右膝の状態

最後に肝心の右膝です。率直に言うと、この1年よく頑張ってくれたと、この右膝を褒めてあげたいです。本当に毎日悲鳴をあげながらリハビリに耐えてくれたし、靭帯はおろか内外の患部にもダメージがあるなか、膝崩れも起きずにトレーニングに付き合ってくれた右膝を誇りに思います。残念ながら今は内側を痛めていてチーム練習から一旦離れてしまっているけど、たくさんのトレーナーに状態を見てもらいながらまた確実に復調しています。今年中にまた復帰して実践までたどり着くのは間違いないんだけど、右膝が元の状態も戻らないことも事実なので、もうひとりの嫁さんのような気持ちで接していきます。いや、自分の全身がそうですよね。身体が資本とは、そういうことなんじゃないだろうか。

毎日noteは今後も継続です。次に目指すは2年経過の730日、そして1000日ですね。書けなくなるその日まで続けます。これは使命感ではなく、「ただやりたいだけ。」

ひとつよしなに。


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みのってぃ。

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