ありむら

あれこれ考えては、「ま、いっか」の精神で生きる 本が好き　というよりは本以外に好きな物…

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あれこれ考えては、「ま、いっか」の精神で生きる 本が好き　というよりは本以外に好きな物を思い出せない

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    生まれた物語が、誰かに届きますように。

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    主に誰に宛てたわけでもない独り言をぶつぶつ言っているものです。

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やっぱり自分を、誰かと比べる必要なんてない

　他人の動向がSNSで簡単に目に入るようになった現代だから、比較して、落ち込んで、羨ましくて、辛くなる。　というのはよくあることなのでは。 私はよくある。 先日もゴールデンウィーク、ディズニーランドに行っている人や、ハワイに行っている人や、箱根熱海などの高級旅館に泊まり美味しそうな物を食す友人達をインスタで見て、ギャーと悶絶。台湾にはそんな連休はないのじゃと。 しかしながらそれは私の勝手な意見で、勿論連休中もお仕事だった方達もいるわけで。いつもいつもふらふらふらふらしている、

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    • 台北で読む日々　2023.12.19

      2023.12.19 　すっかり冬の様相、クリスマスが似合う気温になってきた。と思ってスマホで気温を見ると16℃。地元は12℃、朝は2℃まで下がったようだ。 天気を見るとき、実家のある地元の天気までついでに見るようになった。 父と母、数人の友達の顔を思い浮かべ、スマホの画面を暗くする。 　バルザックの『幻滅』を読んでいる。 田舎に住んでいたリュシアンは、バルジュトン夫人(ルイーズ)と恋に落ち、パリへ駆け落ちをするものの、パリの刺激、煌びやかな社交界、美しい女性たち、そして

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      • 台北で読む日々　2023.12.9

        12.9 土曜日。 夫は休日出勤で留守。 私は子どもと3人で過ごす。 公園に行くはずが、昨日不注意で手に中くらいの怪我をしてしまって、なにに触れるのも痛い。 お出かけは勘弁してもらい、少し勉強を済ませると次から次へとオモチャを引っ張り出し、洗濯物をひっくり返し、築いた山の上でネットフリックスをダラダラと見ている子たち。 彼らを尻目に私はサボっていたコストコ購入品の仕分け作業などをする。 夕方、夫は大量のお土産と共に（台湾ではあるある）帰って来るなり、スーツから着替えたと思え

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        • 台湾で読む日々　2023.12.1

          12/1 FRI 住んでいる街も、だいぶ寒くなり、今日パーカーを羽織って電動自転車に乗ったら、なんとも風が冷たい。 ここの冬は雨ばかりだ。 日本にいた時、台湾は一年中暖かいような印象だったのに、実際冬はずっとジトジトしていて気が滅入る。強い日差しに焦がされる つい先日まで伊坂幸太郎の新作『777』のため、殺し屋シリーズを読み返していた。 最初の『グラスホッパー』を読むと、徐々にポップに変化しているのを感じる。 なんだろう、『グラスホッパー』は暗いのだ。読んでいると街はずっと

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          【日記】台湾で読む日々　6.8 〜6.12 魚でも鶏でもなく犬

          6.8 Thu 山の頂上が見えないほどのくもり。いつの間にか日が経って、６月に入っていた。もう日記は９歳ごろから２０年以上書いているので、間がなくなっているかのように、書かない期間があるなんてざら。その間にあったことを振り返っておく。 魚の目ができて、皮膚科へ。 病院にいくと、いつも少し困る。普段使わない中国語、あるいは英語の単語を話さなくてはいけない。まず、「魚の目」を中国語で調べる。魚の目ではなく「鶏目」であることがわかる。なんとか受付で伝え、診察。何を言っているかい

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          【日記】台湾で読む日々　6.8 〜6.12 魚でも鶏でもなく犬

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          【日記】台湾で読む日々 5.21,22

          5.21 Sun くもり時々雨。 家屋で出かけて、インド料理屋でランチ。 大好きなビリヤニを食べる。店員さんも優しくて、帰りになぜかインドの石鹸をもらう。 台湾にて、非中国語話者と話すとき、英語を使うか中国語を使うか悩む。 結果、ここのお店では英語のほうがスムーズだった。 日本語の本が置いてある本屋に行く。品揃えがなかなかすごい。日本の小さい本屋レベルである。 念願の西加奈子の『くもをさがす』を買えた。最後の一冊だった。 ゆっくり大切に読もうと思う。 子には『パンどろぼう

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          【日記】台湾で読む日々 5.21,22

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          【日記】台湾で読む日々 5.13 ~ 5.20 土砂降りの運動会

          5.13 Sun 朝から小雨。体が重い。 太った肩周りが醜い。 夫はゴルフに行っている。 なんだか急に創作のアイディア、意欲がわいた。 誰かに向けての物語を書かなきゃと思っていたけれど、 それは「かつての自分」でもいいのだと知った。 今私は、過去の自分に向けて書きたい。そんな気分。 5.17 Wed 朝から快晴。今日は山がきれいに見える。 「ぼくのなつやすみ」を思い出すような景色だ。 青い空、大きめの白い雲、深緑が美しい山。 そして少しのビル。 窓の正面に据えられたあ

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          【日記】台湾で読む日々 5.6 ~ 5.9 駐在中の夫婦関係

          5.6 Sat 朝から快晴。 夫が子供達と出かけた束の間の静寂の中、少し前に買っていた朝井リョウのエッセイ『そして誰もゆとらなくなった』に手を伸ばす。 どうしようもなく笑いが込み上げ、気分が上向きになる。大好きだ。 近所のデパートにモスバーガーを買いに行ったが、食べる場所がなくて、結局外帶（テイクアウト）して家で食べる。急いで選んだ「お好み焼き風ライスバーガー」という間違った和のイメージを凝縮したようなものがなんとも美味しくない。鰹節の塊が入っていて、口の中がぱさぱさにな

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          【日記】台湾で読む日々 5.2~5.5 春樹とヤンソンの誘惑・改

          5.2 Tue 朝から快晴。夏のキラキラを感じる。 先日心配していた会食を終えた。 行くまでは行きたくなくて、不安ばかりだった。 初対面の人に評価されるのは怖くて、自分に自信がなくて震えていた。 でも、実際に行ってみたら楽しく過ごせた。嬉しい。 夜、ネットの回線が悪くてイライラ。 新しい家はネットが不安定なところが不満。 テレビは見ないけれど、YouTubeやNetflixを見るのでネット回線は必須。 修理に来てもらう。 最近は夫とNetflixオリジナルの『ペーパー

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          【日記】台湾で読む日々 4.28, ４.29

          4.28 Fri 朝から晴れ。新しい家は窓から山が見える。 山の名前を調べてみると、ありがたい感じの名前で、毎日見れることを嬉しく思う。 火曜に引っ越してきて、今日初めて山の頂上まで晴れ渡っている。台北は随分と曇りや雨が多く、気候だけでも充分に高雄との違いを感じる。 日本人の多い地区だから、日本語を聞いてドキッとなる頻度も高い。 引っ越しの準備、片付けに追われ、なかなか座って文を書くことも本を読むこともできなかった。今、やっと座って日記を開けた。 引っ越し前は、今の家が

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          【日記】台湾で読む日々 4.16~４.21

          4.16 Sun 今日も朝から快晴。洗濯日和が毎日続いている。 朝は美酢を入れたプロテイン。最近ハマって毎日これを飲んでいる。 昨日生理が来たせいか、どうしようもなく体が重く眠い。 子と公園に行くものの、暑くダルいので早めに退散。 私は日陰で江國香織のエッセイを読んでいたのだけど。 昼食にとんかつを食べる。おいしい。 とんかつは大好きだけれど、お店で食べるといつもご飯が多すぎることだけが気になる。 夫はおかわりした上に私が残した分まで食べていた。 ショッピングモールで、ヒ

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          【日記】台湾で読む日々 2023.4.9~４.15

          4.9 Sun 朝から晴れ。少し昨日よりは涼しく感じた。 生理が来そうなのか、朝全然起き上がれず、９時ごろまで横になっていた。朝は美酢で割ったプロテインを飲んだ。最近これにハマっている。 家族で公園に行く。 公園までの道中、江國香織のエッセイ『物語のなかとそと』を読む。 江國さんの日記がすごくいい。とてもいい。 江國さんは毎日２時間朝風呂に入って、果物を食べ、午後仕事をして、夕方には犬の散歩に行く。そのルーティンが美しく思え、影響されやすい私は憧れる。ルーティンもきちんと

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          【日記】台湾で読む日々　2023.4.2~4.7

          4.2 Sun 昨日から台湾では5連休。 今日は高雄内惟藝術中心に奈良美智さんの作品を見に行った。『朦朧潮濕的一天』（Hazy Humid Day）というタイトルのその絵は、以前「STARS展」で見た『Miss Moonlight』と同じ（似た？）女の子が描かれているが、背景は黄お色で朝日を浴びているよう。 台湾で描かれたその絵の、女の子と背景の境界は曖昧で、世界と私たちのつながりを考えるとともに、そのぼんやりとした質感に台湾の湿気を感じた。 女の子の髪がウェーブしている

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          今日のメモ帳

          スマホのメモ帳に残っていた文の断片が、読み返すと意外と良かったのでまとめました。 2023/01/18 去年、やっと1人で靴下を履けるようになった3歳、今日では弟に靴下を履かせている。 2023/01/25 きょうせい 矯正と嬌声、そして強制 〇〇線、下り。隣のボックス席で向かい合う中年の男女が足を絡ませ合い、手を握り始める。 私は知らない高校生くらいの男の子と斜向かいに座っている。 彼はもう30分くらい前からスマホの音楽ゲームに夢中だ。 男女は「髪の毛はどうしているの

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          西加奈子の『しずく』を読んだ朝ボロ泣きした話

          　個人的に言えば、私はよく泣く。小説、漫画、映画を見ていて、誰かが志なかばで倒れれば泣き、恋人や家族を失えば泣き、少年が成長すれば泣き、念願の敵に勝てば泣き、特に子どもなんて出てくるだけで涙腺が緩む。 　日々泣いてばかりなのだが、先日、ちょっと種類の違う泣き方をした気がする。この心の動きはなんだろう。 　毎朝起きると、もう夫はいない。彼は世界が暗いうちに起き出して仕事へ行ってしまうのだ。時に物音で私は目を覚まし、「行ってらっしゃい」と布団の中から手を振る。そこからいつもは再

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          【日記】2022.8.18

          　洗ったばかりのテーブルクロスに早速シミをつけられ、朝バタバタと洗濯機を回す。 午前中、天気は晴れ。 気温は32度くらいで今日も安定していた。午後からザッと雨が降る。台湾の気候にも慣れてきた。 　中国語のレッスンで、台湾カステラを先生にいただく。その場で息子に一口あげると、もっとくれもっとくれとねだられ、それを昼食がわりにした。 中国語を習いに行っているのか、先生からお菓子をもらいに行っているのかわからない。台湾の人は、やたらものやお菓子をくれる。 　帰ってから、息子が昼

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          【日記】2022.8.18

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