【日記】台湾で読む日々 5.2~5.5 春樹とヤンソンの誘惑・改
5.2 Tue
朝から快晴。夏のキラキラを感じる。
先日心配していた会食を終えた。
行くまでは行きたくなくて、不安ばかりだった。
初対面の人に評価されるのは怖くて、自分に自信がなくて震えていた。
でも、実際に行ってみたら楽しく過ごせた。嬉しい。
夜、ネットの回線が悪くてイライラ。
新しい家はネットが不安定なところが不満。
テレビは見ないけれど、YouTubeやNetflixを見るのでネット回線は必須。
修理に来てもらう。
最近は夫とNetflixオリジナルの『ペーパー・ハウス』を1話ずつ見ている。楽しい。
ベルリンがセクシーで好き。
寝る前に『街とその不確かな壁』を読む。
2部は静かな空気でゆったりと進む。
昨日本屋で『プロジェクト・ヘイル・メアリー』と『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を買う。紀伊國屋の会員カードも作る。10%オフになるらしい。それでも高いのだけれど。
夜ご飯は親子丼。なかなか食べてくれなかったけれど、4歳は「美味しい」と言ってくれた。
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5.3 Wed
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朝から快晴。
今日も山がよく見える。
午前中に家事を済ませ、2歳と三輪車で散歩。
気になっているバインミー(ベトナムのサンドイッチ)屋さんの前を通りかかる。
まだ10時なのに既に人が並んでいた。
ドラッグストアでプロテインを買うと、箱に埃が積もっていた。
台湾ではよくあることだし、店員さんも特に気にしていない。
目の前で払うのもどうかと思い、外に出てから箱の埃を払って帰る。
日本だったらたぶん取り替え案件だけど、まぁ、中身は無事だからね。
歩いていると、ジリジリと肌が焼けるのを感じた。
昼食はサブウェイ。サブウェイ食べるなら、バインミーを買えばよかったのだけれど、並ぶのは面倒だし、ウーバーイーツの楽さには何も勝てないのだ。
午後、noteの更新。久しぶりにiMacを起動してポチポチ。
iPadやスマホは便利だけど、やはりPCは使いやすいし、そもそもiMacのビジュアルが好きだし、「iMacを使っている」という充足感がある。
一応読書日記のはずがあまり読んでいないし、引用も面倒でしていない。
夜は夫のリクエストでヤンソンの誘惑・改(生クリームの代わりにホワイトソースを作り、チーズをかけたグラタン)と鮭を焼いたもの。
4歳は夕飯が待てずに5時にレトルトカレーを食べる。
夜夫と『ペーパー・ハウス』を見ていたら、4歳が咳き込み嘔吐。クループも発生。
5.4 Thu
朝から快晴。
今日は4歳が咳で病院へ。
台湾に来てから、子供の病院は夫が連れ行ってくれる。
言語的な問題から、夫が幼稚園とのやりとりや通院を担当してくれて、日本の時よりもさらに責任を持ってやってくれる感じが嬉しい。
子供たちと3人で過ごす。合間に春樹を読む。150ページくらい読み進めて、物語は3部へ。
5.5 Fri
4歳、今日は幼稚園に行けた。
2歳と私はスーパーに行った日。どうして2歳は買い物に行くとすぐ走り回ってしまうのだろう。目に映る全てが珍しく、広い空間は彼にとって楽しくて仕方ないのだろうな、と思う一方、追いかけ回しながら買い物をするのは疲れる。
こどもの日だなぁと思ったけれど、特に何もせず。
まぁ、台湾だしね、という言い訳。
子供たちは塗り絵に夢中。勢い余って壁や顔にも落書きし、しかも壁のは落ちず。悲しい。どうして壁に書いてはいけないのか、説明するのは難しい。
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引越し前から読んでいた村上春樹の『街とその不確かな壁』を読み終える。
イエロー・サブマリン、ブルーベリーマフィン、図書館、一角獣。さまざまなモチーフと一緒に物語が心に刻まれる。
ただただ村上春樹に苦手意識があったけれど、これから読んでいこうと思えるほどには、心地いい読後感。
個人的には「彼女」は亡くなってしまったのだと思う。壁の中の街は彼女への想い、記憶、執着なのではないか。
そこから「私」は帰ってこられて、それは、彼女や過去からの脱却であり、自分の傍にあった、他の大切なものたちに気付けた結果なのかもしれない。
「すぐにSEXする村上春樹作品」という認識が覆ったのは嬉しい。
次は『世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド』を読むのだ。
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最近日記にいいねを押してくれる人が増えてきて嬉しい。コメントもお気軽にお待ちしています。
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