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「ライフ」でどのくらい「ワーク」のことを考えるのか、という話

「ワークライフバランス」という言葉がある。私もこの言葉の定義を正しく理解できていなかった人間の1人だけれど、今回はこの「ワークライフバランス」とはまたちょっとずれているような(ずらしたような)ことを書いていく。

ワークライフバランスという言葉の定義について再確認したい方はこちら↑

ワークライフバランスというのは、「仕事」か「生活」のどちらかを犠牲にするということではない。
(上の記事から引用↓)

ワークライフバランスとは
・仕事で成果をあげるための成長やスキルを生活(仕事以外)で身につける
・それによって仕事がより短時間で成果をあげられる
・より、生活が充実したものになり、スキルアップが図れる
といった「生活と仕事を調和させることで得られる相乗効果・好循環」のことを意味します。

「ワーク」と「ライフ」で相乗効果を生む....というのが正しい定義のようだが、私はこういうことだとは思っていなかった。もちろん、「ワークとライフの時間の(長さの)バランス」だと思っていたわけでもないし、どちらかといえば「ワーク」の時間がなさすぎて「ライフ」の時間が短くなることを気にはしていないけれど。





とある会社に、こんな職種がある。(新卒採用で募集している。)

・入社前から内定者アルバイトとして働く。
→一連の業務知識を身につけた状態での新卒入社。
・平日は朝5時〜6時に起き通勤までの時間を使って経済誌を読む。会社に着いたらスケジュールを確認し、やるべきことの準備をし、その日にやるべき仕事を残さず、翌日のスケジュールまで考えてから帰宅。
・仕事が終わったら社外の方と会ってネットワークを広げたり、専門誌や書籍を読むなどして情報収集&学習を積極的に行い、ビジネスのネタを多く仕入れる。

・休みの日は、どこへ外出しても家でゆっくりしていても、常にビジネスに繋がるチャンスはないかとアンテナをたて、機会を虎視眈々と狙う。
・起きている間も寝て夢をみている間も、どこかで頭は回転していて何かしら仕事のことを常に考えている。

◎少なくとも、入社してから30歳まではこの生活を続けられると断言できる人を求めている。新たな事業を創出する次世代の担い手を求めている。

これってもはや、「ワーク」と「ライフ」の境目って曖昧じゃない?ある意味ワークライフバランスが整っているのかもしれないけれど、整っていないとも言えるような気がしている。


私も正直「ワークライフバランス」とは上記のような考えである....と思っていた。

つまり、"「ワークライフバランス」というのは「ライフの中でどれだけワークのことを考えているか」という話"で、
「ワークライフバランスが良い」というのは、「ライフの中でも適度にワークのことを考えられていて、ライフで得た知識や経験がワークに活かせる」、「ライフの中で想起された考えやアイディアがワークで役に立つ」、「日常生活(ライフ)の中での気づきをワークに活かせる(会社の外に出てみてはじめて、社外の(多くの他者の)考えに気づける、というような)」みたいなことだと思っていたのだ。

まぁ本来の正しい意味に近いのかもしれないけれど、そうは言っても間違っている部分があっただろう。

つまりこの自分の考えでいうところの「ワークライフバランスが悪い」というのは、「ライフでワークのことを思い出しすぎて凝り固まった考えが抜けなくなる」、「新しい観点からの発想がライフにおける人との関わりの中で生まれにくいような精神状態になっている(疲れている)」、ということである。


だから私はなんとなく勝手にだけれど、「ライフの中でワークのことを考えなければならないような生活でも別に良いな」と思っていた。まぁ元々教師志望であり残業は覚悟済みのため 会社の福利厚生等を就活で意識していなかったということもあるけれど。
私はワークライフバランスが整っていることを重視していなかったのだろう。というか、それが「悪い」状態に陥らないようにするためのコントロールは自分自身で可能であると思っていた。

インターン生として少し考えてみると、(社会人でもないのに.....と思われた方がいたら、すみません。)
私は「就活」というものがワークにもライフにも強く溶け込んでいるし、そこにあまり境目はない。双方で得た考え方や知識が双方で活かされている。
メールマーケティングと呼ばれる仕事を始めた中で、これは「ライフ」に綺麗に溶け込んでいる。例えば
・就活アプリや就活サイトからのメールの文の構造をよく読んで参考にならないか探すようになった
・メールでアプローチしたい企業が日常生活のどこかで実は身近だったりしないか考えるようになった
とかね。
だからおそらく私は無意識のうちに「ライフ」で「ワーク」のことを考えているし、それはきっと楽しんでやっていることなのだろう。(もしかしたら、「仕事が楽しい」の1つはこれかもしれない。)



上記で引用した職種ほど私は「ライフ」で「ワーク」のことを考えたくはないけれど、こういう職種につくような人が本当に素晴らしいビジネスパーソンというものなのだろうか。私の知識と経験では、まだよくわからない。



長くなりすぎた!