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企業側が考える学生のニーズ、たまに間違ってると思うよ、の件について

数々のサマーインターンに参加し、幾度となく残業をし、何度か優勝でき、たまにすごく豪華な商品がもらえたりなんかして。

結構楽しい期間を過ごしたような気がするので、大変だと思っていたけれど終わってしまうと寂しいものだ。


インターンの最終日によくあるのが「座談会」や「懇親会」と呼ばれるイベントだ。ここで企業が学生のニーズをどう考えているかがよく見えているし、かなり企業によって差が出てくる部分である。

パターン1:酒。

学生に酒を飲んでも良いよ〜と言いつつ、社員も酒を飲んでいる。飲んでいるのに学生からの質問には答えてくれる。これは結構学生のニーズに合うような。大体複数daysのインターンの最終日なんて もう疲れ切ってるから何も考えたくないし、志望度が高い学生がその場のノリでいろんな質問をすれば良い。そんな感じ。


パターン2:Zoomのバーチャル背景で雰囲気替え。

今までに参加したインターンの中で、社員から学生まで全員が背景を揃えるというものがあった。何に揃えたかというと、"その企業の本社のラウンジ"だ。まるで会社内のカフェにいるかのような気分でリラックスしようということらしい。

あるいは懇親会の間だけおしゃれな、というか自由な(自分の好きなものとか)背景にしてください!なんていうインターンもなった。これは案外会話のネタになることもある。

が、、、、どっちにしろ企業側に頭に入れておいて欲しいのは、
「バーチャル背景を設定すると背景と自分が同化してしまい、顔が見えなくなってしまう機種のPCを使っている学生が一定数いる」ということだ。毎回彼らが申し訳なさそうに謝っているのが、見るに堪えない。。。別に悪くないのにな、そういうPCを使っているのはたまたまだし。

バーチャル背景も考えものだ。インターンの成果発表の時にチームで背景を揃えるなんていうのも結構あったけれど、こういう時もメンバー内で1人背景を設定できない人がいると、なんだか申し訳ない気持ちになってしまう。。。


パターン3:突然チーム外のメンバーと最終日だけ交流させられる

これは本当に意味がわからない。「就活友達が欲しいでしょ!」なんて思っているのかもしれない。「情報交換したいでしょ!」なんて思っているのかもしれない。
でもそれはあくまで「ある程度今後も連絡を取り続けられる就活仲間が欲しい」のであって、最終日に急に知らない学生と一緒にされて、話をしたいわけではない。

チームのメンバーでさえLINEを交換してもずっと連絡を取り続ける人なんてほんのひと握りなのに、最終日に急に今まで話したことがない人と飲み食いしながら話せなんて、無理がある。恐ろしいほどに無理がある。たくさんの人と出会えれば良いってものじゃないし、結局それはその場限りの関係だ。

これは学生のニーズを理解していないのでは?と思ってしまう。


パターン4:現場社員への質問会なのに何故か同じブレイクアウトルームにずっと人事がいる

これもなぁ、結構あるあるパターン。現場社員だけに聞きたいこと、というか"ぶっちゃけどうなんですか?"っていうことを聞ける座談会こそが求められているんじゃないのかなぁ。どうせその場に人事がいなくても 後で現場社員から"学生がした質問内容"なんて(大概の場合)共有されるんだから。
「どんな質問するかな?」って人事に見られていることは、"評価されている"って感じてしまう原因なんだよね。そういう座談会なら、もはや「座談会」とさえ呼んでほしくない。それはもう面接の逆質問と同じやん。


次に続きます。



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