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七つ目の大陸

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#物語

脅威との邂逅

脅威との邂逅

 夜の帳に包まれて眠る皆を眺めるのは、火の番を務めるノイ。我こそが番をと意気込んでいたピーシャルはそうそうに眠りにつき、懸命に眠気と戦っていたレガもまた、襲い来る睡魔に体を預けていた。
 パチパチとつつましく鳴る音、控えめに揺らめく酸素の燃焼。ノイの体に傷を刻んだ炎とは、似ても似つかぬ穏やかさ。
「お頭、まだ起きてるんですかい?」
 転がしていた体を起こしてきたブリンゴが、あたりの岩に腰かける。そ

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遅参の胸中

「いやー、何とかなったな。とりあえず外には出れた」
「荷物はほとんど無いけどね。この後どうするつもりなんだよ」
「うるさいな! どっちにせよ、燃えてしまってどうもできなかっただろ?」
 二頭のタカダガを並走させながら口論を始めるピーシャルとレガ。ブリンゴはピーシャルの後ろでぐったりとして、しがみつくのに精一杯の様子。
「あんたたち。良くやってくれたね」
 終わりそうになかった口論にノイが一言口を挟

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因果の咆哮

因果の咆哮

 おぼろげな視界に映るのは、数秒前まで家を名乗っていたはずの瓦礫の山。轟音にさらされた聴覚は、その機能を取り戻そうと躍起になっている。
「おい、おいおい。なんだよこれ」
 雄々しく叫び狂った爆風は、ブリンゴの体を辺りの木々まで吹き飛ばしていた。
 そのまま太い幹に叩きつけられると、深い緑の葉が不規則なリズムで宙を舞い、葉と塵と木片とに包まれた中からブリンゴが這い出てくる。
 瞬きの間、意識が遥かを

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