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英語や他の語学学習は「筋トレ」と似ている

英語や他の言語は、ただ現地に住んで語学学校に通っただけではなかなか上達しない。「筋トレ」のようにコツコツと長い年月をかけ繰り返し学習し、実際に学校や仕事、そしてプライベートでどんどん「使う」ことによってようやく身につくのだ。

そして、筋肉のように、語学も普段からマメに使わなければ衰えるし、今より上達したいならちょっと辛くても自分の限界よりちょっと上のレベルを学習することが重要になってくる。

時々、自分の目標や目的に合ったトレーニングをしているか、間違った方向に向かっていないかチェックし、場合によっては「軌道修正」をしてくれるネイティブのトレーナー (先生) が身近にいたら更に心強い。


私は、ひとりきりででコツコツと勉強したり運動したりするのは本当に苦手で、独学では絶対に長続きしないので語学でもスポーツでも必ず先生がつくように「クラス」や「講座」「レッスン」などと呼ばれるようなものを受講するようにしている。

現在は、昨年まで続いた約3年半のニューヨーク生活で折角身に付いてきた英語を忘れないために6年前から始めた英語のオンライン授業を今も定期的に続けているが、そのクラスでは発音などは気にせずにとにかく「話す」ことや「読み、理解する」ことを重点的にみてもらっている。

そしてニューヨークに住んでいた時にはオンライン授業とは別に、日本人向けの英語発音矯正クラスに週一回、パリに戻ってくる直前まで通っていたのだが、そのクラスの先生が待望のオンラインワークショップを始めたので受講を再開した。

ワークショップは日本時間に合わせて開かれているので、パリ在住だと時差の関係でいささか都合の悪い時間に始まり、先生からは「えっ、今何時?眠くないの?」と心配されたりするのだが、私は超夜型人間なのでその時間でもあまり苦にならないのだ。

日本に長年住んでいたこともあり日本語を熟知しているアメリカ人の先生は、日本語を話す時と英語を話す時の口元の動きの違いもよく把握していて、その違いを分かりやすく説明しながら私達の口元の動きと発音を根気強く正してくれる。

英語を話す時は、普段日本語では絶対に使わない口元の筋肉を使うので本気で練習すると、90分のクラスが終わる頃には頰の辺りがまるで筋肉痛のように痛くなる。

さらに、ひとつの短い文章ごとに、そのリズムと強弱、そして文の繋がりを大切にしながら矯正してもらえるので、まるで演劇や歌のレッスンに通っているような感覚で英語が学べる。それがまた新鮮で楽しい。


日常や仕事で私の発音に慣れた人達といつも同じような会話をしているだけでは、発音に関してはいつも同じ口元の筋肉しか使わないし、ボキャブラリーもいつも同じで、ある程度のレベルを維持することは可能でもそれ以上に上達することはまずない。


だからプライベートでも「ジムに行く」感覚で英語のレッスンを繰り返し受けることによって、物理的には普段は使わない口元の筋肉を強化し、そして読解力と表現力そして語彙力を増やすのだ。

ワークショップの最初と最後に同じ文章を音読し、それを録音して聴き比べるように促されるのだが、ワークショップ前と後では発音の仕方が驚くほど全然違う。


約一年ぶりに彼の授業を受けてみて、やはり時々自分の発音を見直すのはすごく大事だなと思った。









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