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「自己表現」が新しい必須科目に!..なるかも?

高校入試に「自己表現」が加わる?!

広島県の公立高校の新しい入学者選抜制度に、全国で初めて「自己表現」が加わったのをご存知ですか?

広島県といえば、教育委員会の教育長がリクルート出身で起業を経験された平川理恵さんになられてから画期的な改革をどんどんされています。
その大注目の広島県で先日、教育委員長自らがYoutube配信で、新しい入学者選抜制度を説明されました。
この中の大きなポイントのひとつが、受験生全員に「自己表現」を実施すること。

この「自己表現」、これまでは先生が生徒の学校での様子を伝えるという「内申」に変わるもので、学校の様子しか知らない先生よりも、自分で伝えてもらったほうスッキリするのではないか、という考えからだそうです。

そして「自己表現」といっても、必ずしもプレゼンをする必要はなく、どんな方法でもよい。書いたものを示すでもよいし、自由に表現してほしいということです。そして、答えは自分の中にある。練習を通じて、自分の好きなこと、得意なことに気づいたり、自分を理解することにつなげてほしい、と、平川さんは話されていました。

(ちなみに、教育委員長がYoutube配信で説明するのは全国初めてとのこと!これからの教育の動向が垣間見れる動画で必見です。アーカイブは一番下に貼りました。)

大人こそ苦手?自己理解と自己表現


「自己表現」が公立高校の入試に入るとは、「自己表現」がますます重要になるこれからの時代を表しています。
一方、大人になった私たち、これまで自己表現って、どれくらいしてきたでしょうか?自己表現の前には自分を理解しようとすることが必要ですが、自分を理解する必要性って、一部の人は就職活動時に少しやったくらいではないでしょうか?

実のところ、これまでほとんどの人は自分の理解も自己表現も求められませんでした。例えば、最近になってよく聞く「キャリアオーナーシップ」という言葉。自分のキャリアは自分で築くという意味です。よく考えると当たり前を言い表した言葉。
そんな言葉が今になってよく聞くようになったのは、これまで「キャリアオーナーシップ」は当たり前ではなかったからです。キャリアといえば「誰かが築いてくれるもの」だったのです。

「よい大学にいって大きな会社に入ればいいよ。」
「いい会社に入ったら、会社がジョブローテーションを考えて教育してくれるから、会社に尽くせば一生安泰。」

そんな、誰かがキャリアを決めてくれる時代は、これはみなさんご承知のとおり、過去のものになってしまいました。

今になって、自分がキャリアや生き方を決めるには、自分を理解しないとできない。そして、自分の生き方やキャリアこそが自己表現なのです。

「自己表現」は新しい時代の必須科目


今回の動きから、みんな同じ進度で決められた教科書を学ぶより、自分らしさや「自己表現」に重きを置く教育に変わっていくとよいな、と個人的には思います。
なぜなら、決められたことならAIでできるけれど、人間にしかできないのが「自己表現」だから。「自己表現」はこれからの時代を生き抜く必須科目には間違いありません。

実際、長年企業で仕事を続けていくと、自分らしさを失っていたという人が周囲にたくさんいます。でも、子育てをきっかけに「子連れMBA」で多様な仲間に出会ったおかげで自分を取り戻せた、という声も最近よくいただきます。

子連れMBAの「MBA」は「Makers of Business Art」 。 Artのように自分を表現するためにビジネスを活用する人が増えるといいな。そんな想いで、私自身の自己表現として「2,3歩ふみだす1000人から社会を変える」挑戦として「子連れMBA」をやっています!

https://kodure-mba.puchigachi.com/2022/03/22/kodure-team-learning/


(参考)広島県の教育のイノベーションには大注目!


余談ですが、今回の広島県の入試制度では、出欠席も問われなくなったそうです。理由としてあげられていたのは「9時から17時まで座っていれば給料がもらえる時代ではない」という言葉。うなずくしかありません!以下、広島県の公教育で大きなイノベーションを生み出されている平川教育長からの説明はうなずきき満載でした。

それにしても、トップが変わると教育がこんなにも大きく変わるとは・・身近な地域や組織にもこんな変化を起こしたいものです!


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