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「15歳の傷痕」筆者による途中経過報告

皆様こんにちは😄

現在私は、「15歳の傷痕」という長編連載小説に取り組んでおりますが、長編と言ってはいるものの結構な長さになってまいりまして、新たにフォローしていただいたクリエイターの皆様には、なんだこれは?という状態になっているかと思われます💦

この小説に初めて触れて頂く皆さまには、マガジンを見て頂くのが良いのですが、そんな面倒なこと出来るかよという声にお応えし、これまでのあらすじと、登場人物の紹介をしておきたいと思います!

この小説は、私が中3の時の初めての彼女に失恋したのが15歳で、すぐ次の彼氏へと気が移る女子の心境が考えられず、大変なショックを受けたことがスタートです。そこからの元カノさんを交えた人生がかなり波瀾万丈で、最終的には親友という関係になるのですが、その関係に至るまでの紆余曲折を、大筋ではノンフィクション、細かい部分では昔こうだったら良かったのにな…というフィクションを、小説というメリットを生かし、チョコチョコと織り交ぜて書こうというものです。

始まりは昭和60年、終期は今のところ平成9年秋としています。

主人公は勿論(?)私を模した人物ですσ(^◇^;)

ではこれまでの話のまとめと、登場人物紹介(過去記事に加筆アリ)をどうぞ!


<これまでのあらすじ>
中学3年生の夏休み前に、初めて神戸千賀子という彼女が出来た上井純一は、両思いとなったことで、生来の照れ屋な性格が災いし、逆に前よりも喋りにくくなってしまい、遂に中3の3学期に愛想を尽かされ、高校受験直前にフラれてしまった。
その後、すぐに次の彼氏に告白する神戸に対し、怒りが増すばかりの上井は二度と神戸とは喋らないと誓うも、同じ高校に進学し、同じクラス、同じ吹奏楽部という、否応なく神戸の存在が目に入る運命に苦しめられる。
遂には高校のクラスで、上井が誘って吹奏楽部に入部した大村と付き合い始めた神戸とは絶縁を決意する。
上井自身は更に高1、高2の時の失恋で、女性不信に陥り、もう女子なんか好きにならないと決意したが、高3の文化祭で多忙を極めている内に、上井のことが気になる生徒会役員の後輩、森川裕子や同じクラスの大谷香織と少しずつ会話を交わすようになる。
そんな折、海外留学していた同級生が帰国し、帰国パーティーに誘われ、中学時代の恩師の家へ出かけることを決めた上井。
そのパーティーにはお互い意識しているのに避け続けてきた神戸千賀子も参加しており、2人は遂に1vs1の状況となり、2年半ぶりに会話をし、和解した。
夏の吹奏楽コンクールで引退した上井だが、コンクールでゴールド金賞を取れなかったことで、金賞を取ったら上井に告白すると宣言していた後輩の若本は、上井に未練を抱えたままキスだけしてサヨナラを告げる。
その後、若本が撤退したことで、生徒会の森川裕子と話し、改めて告白を受けた上井は、森川と付き合うことを決めるが…。

<この小説の主な登場人物紹介>

上井 純一 = 本小説の主人公。吹奏楽部所属、生徒会風紀委員長。中学校と高校の2回、吹奏楽部の部長を経験。高2の夏のコンクール直前に打楽器の1年生が大量退部したことに責任を感じ、バリトンサックスから打楽器へ移籍した。中3の3学期、高校入試直前に初めての彼女、神戸千賀子にフラレたことがトラウマになり、失恋を繰り返してばかりいたが、高3の2学期始業式後、2年生生徒会役員の森川裕子に告白され、付き合うことを決めた。

・神戸千賀子
 = 上井の中3時代の初彼女。上井に高校入試直前に別れを告げ、次の彼氏を作るも、同じ高校、同じ吹奏楽部、同じクラスになり、神戸自身も悩むことになる。高校では上井が吹奏楽部に勧誘した大村に告白され、本音では上井と色々話せるような間柄に戻りたいと思いながらも、大村と付き合い始めたことから上井が完全に神戸のことを無視するようになる。上井とはなかなか完全和解出来なかったが、高3の文化祭後に和解した。

・村山 健一
 = 上井の中1からの親友。中学時代は水泳部だったが、高校では吹奏楽部に入部し、トランペットを担当した。高2の時に上井の好きだった吹奏楽部の後輩、若本と極秘に付き合い、それを知った上井と一時絶縁するも高3に上がる際に和解。

・大村 浩二
 = 高校1年の時に上井と同じクラスという縁から吹奏楽部に入部。だが入部目的が、上井の元彼女の神戸千賀子と付き合いたいという理由だったことから、入部当初は上井が吹奏楽部に誘ったにも関わらず、上井とは険悪な関係になる。部長選挙に立候補し落選後、副部長になったことで上井との関係は修復された。

・山中 悟志
 = 高校の吹奏楽部で上井と出会い、上井の持つ雰囲気が部長にピッタリだと、嫌がる上井を説得し、部長に推薦した。1年生の途中で生徒会役員にならされたが、2年生の生徒会役員改選の際には、逆に上井を生徒会に引っ張り込むほど、上井の人間性を信頼している。上井と神戸の関係を知り、仲直りさせようと尽力する。

・大田 真人
 = 高校の吹奏楽部で上井と出会う。普段は寡黙だが、要所は締めるシッカリ者。上井が部長に推薦したいと思っていた人物だが、逆に山中と組んで上井を部長に推薦した。同じ吹奏楽部の広田史子と付き合っている。

・伊東 克之
 = 高校1年の時に上井と同じクラスになり、上井に誘われて吹奏楽部に入部。イケメンでサックス担当ということから女子にモテモテだが、同じ高校に彼女は作らない主義。普段の部活はサボりがちで呑気モードだが、ここ一番の集中力は周囲も一目置いていて、高3のコンクールにも出場した。

・伊野 沙織
 = 元吹奏楽部の上井の同期。クラリネットと、2年生の時には会計も担当していたが、3年生に上がる際にキッパリ引退した。上井が高1の時、神戸ショックをやっと払拭して告白寸前までいったものの、原因不明な理由で上井を嫌い、今だに上井とは接触を避けている。

・若本 直子
 = 吹奏楽部の上井の後輩。サックス担当。上井が高2の時に今度こそと告白するも、既に村山と付き合っていたのを隠した上で告白を断り、一時上井とは絶縁。その後和解し、上井にとって小悪魔的な存在になるが、改めて上井の人間性に惚れ、夏のコンクールで金賞を取ったら告白すると決意し上井にも宣言していた。だが銀賞だったことから、上井に未練を残したままキスだけしてサヨナラを告げる。結果的にお互いのファーストキスの相手となった。

・宮田 佳子 
= 吹奏楽部の上井の後輩。打楽器担当。気の強い反面、寂しがり屋な面を持つ。一気に打楽器から退部者が出て打楽器が壊滅寸前になった時、上井が部長の責任としてバリトンサックスから打楽器へ移籍したことに、恩義を感じている。上井が最後のコンクールでバリトンサックスに戻った時は涙を流して悔しがったが、夏休みの間、上井がティンパニを教えに、チョコチョコとサックスの練習を抜け出してくれたことに感激し、上井を憧れの対象としてみてしまうようになった。

・森川 裕子
 = 若本の親友。1年生の体育祭の時に上井が吹奏楽部の陣頭指揮を執っているのを見て上井に一目惚れし、生徒会に入って上井に近付こうとするも、生来の照れ屋な性格が災いしてなかなか上手くいかず、悩んでいたが、2年の夏休み前に若本から宣戦布告を受け、必死に上井をプールデートに誘い、2学期始めに無事に上井とカップルになる。

・広田 史子
 = 吹奏楽部の上井の同期。最初はホルンを吹いていたため、上井とはあまり話す間柄ではなかったが、打楽器助っ人として上井と話すようになり、上井の苦悩を知ってからは、何かと上井を助けようとするようになる。上井も悩みを相談することが多かった。同じ吹奏楽部の大田と付き合っている。

・太田 美紀
 = 吹奏楽部の上井の同期。クラリネット担当。上井が部長を退任してから色々と会話するようになり、広田が文化祭で引退後、入れ替わるかのように上井の悩みの相談相手になる。学年一のアイドルで男子からよく告白されるものの、同じ吹奏楽部の山中と付き合っている。高3のコンクールまで出場した。

・新村 達夫
 = 吹奏楽部の上井の後輩。ユーフォニアム担当。上井の後継部長を話し合いの末に引き受けたが、生来の生真面目な性格で堅実に部の運営に務めていて、部員からの信頼が高い。

・瀬戸 直也
 = 吹奏楽部の上井の後輩。クラリネット担当。上井が後継部長に指名しようと思っていたほど、吹奏楽部の活動に情熱を持っている。上井が村山、若本と絶縁していた時には、仲直りするようにと動いた熱血漢。2年生になり、副部長に就任。

・出河 和弘
 = 吹奏楽部の上井の後輩。サックス担当。自分のアルトサックスを持っており、テクニックはサックスパートで一番だと自負している。1年生の時は何となく上井に反発気味だったが、2年生になり副部長になると、部の運営の大変さを知り、上井のことを見直す。

・末永 香織
 = 上井の高校3年間の担任。上井と神戸の確執に心を痛め、上井と神戸が仲直り出来るよう、色々手を尽くす。美術担当。

・福崎 哲也
 = 音楽教師であり、吹奏楽部の顧問。上井を部長として評価しており、任期延長を打診したほど。部内の人間関係の把握に努めているが、部内恋愛には否定的。

・大谷 香織
 = 2年生に上がる際のクラス替えで上井と同じクラスになった女子。上井のことを見てとても気になる男の子だと、1年生の時に同じクラスだった吹奏楽部の広田に伝えたが、特にアクションを起こさなかったため、上井も動けずにいた。だが、文化祭の準備で偶々上井と会話し、実は上井のことをよく調べていたことが分かった。高3の7月に勘違いから上井を避けるようになるが、末永先生の尽力で関係を修繕し、片思いでいいから上井に好きでいさせてほしいと頼むようになる。

・山神 恵子
 = 上井や村山、神戸の中学時代の同級生で、中学時代のアイドル。一時期上井のことが好きだったが、告白する機会を逸し、上井が神戸と付き合うことで失恋してしまった。真面目な性格で高校も一番偏差値の高い高校に進んだが、高校での人間関係が上手くいかず、不良の道へ進んでしまう。そんな現場を上井が目撃し、更生させようと手を尽くす。

・竹吉 洋
 = 上井達の中学校時代の教師。音楽教師であり、吹奏楽部顧問だった。また上井と神戸の3年の時の担任でもあり、常に生徒のことを第一に考える兄貴分的存在。

・武田 美香
 = 上井達と同じ中学出身で、中学の時も吹奏楽部だった。高校は別の高校に進み、吹奏楽を続けているが、コンクール金賞至上主義的な部の体質に疑問を持っている。上井と神戸の和解の際も手助けする。

・佐々木京子
 = 2年生に上がる際のクラス替えで上井と同じクラスになった女子。最初は上井のことは特に気になる存在ではなかったが、高3の文化祭で忙しく色んな仕事を掛け持ちする上井を見て気になる存在になり、吹奏楽部のステージを見て、密かに上井に片思いするようになった。

※ 今後新たに登場する人物もいますが、今明かすとネタバレになるので、差し控えております。


現時点では、せっかく付き合い始めた上井と森川に、早くも暗雲が垂れ込めております💦

一方では体育の授業中に目眩で倒れた上井を、同じクラスの佐々木京子が献身的に世話をし、新たな火種がもしかしたら?という状態です。

時代背景は昭和63年9月まで進んできましたが、虚々実々書いていますとつい長くなってしまいまして…😅

まだ終点に到着するまで時間が掛かりそうですが、どうぞ末長く見守ってやってください🙇

サポートして頂けるなんて、心からお礼申し上げます。ご支援頂けた分は、世の中のために使わせて頂きます。