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夫アディ号

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夫アディの物語をまとめたもの。パートナーシップの物語としても。夫の仕事観・家族観のほか、私は夫から子どもの頃の話をきくのが好き。
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記事一覧

パパのウキウキ看病

パパのウキウキ看病

金曜の晩、夫が買ってきてくれたハンバーガーを食べた後あたりから、吐き気がしはじめた。

ハンバーガーと一緒にフライドポテトも食べたのだけど、古い油でも使っていたのだろうか。でも、同じものを食べた娘や夫は元気そうだ。腰と肩がいつもよりも痛む。うーん。調子悪いのかな。とにかくさっさと寝よう。

翌朝、起床。お湯を沸かして、洗濯をして…と一通りの家事をするも、なぜか食欲がわかない。相変わらずうっすら吐き

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ダーリンに火がついた

ダーリンに火がついた

久しぶりに家族でシラ海岸 (Sira beach)へ。
海外ではパールビーチとも呼ばれている、美しい白砂の海岸だ。

今日は、海へ行くのが当初の目的ではなかった。

もとのお目当てはオゴオゴ・パレード。
オゴオゴとはバリ・ヒンドゥー教のお正月(ニュピという)の前日に、悪霊を追い払うためにつくるこわーい生き物の人形だ。バリ・ヒンドゥー教徒は村ごとにその人形を作って、お神輿のように担いでパレードをする

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夫と一緒に仕事をしないことにした

いつだったか正確な日付は忘れたが、1~2か月ほど前、夫・アディと仕事のことで喧嘩をした。いや、私が一方的に怒った。

我が家は夫が観光業に携わっていて、私がいくつかのサポートをしている。

しかし、報・連・相のなさ、お金や時間のいい加減さなど、夫と仕事をしているとイライラすることが多々あった。

反省してほしかったにもかかわらず、アディはそこでこう言った。

「みどり、怒ってばかり」

はぁぁぁ?

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パパのドーナツ

夫・アディが仕事から帰ってきた。

大きな袋を手に提げている。

ドーナツやポテトチップス、牛乳などの娘プーちゃんや私の好きなお菓子や飲み物が入っていた。

「も~、これから晩ごはんなのに、こんなもの買ってきて今渡さないでよ~(ごはんより先にお菓子を食べちゃうから)」と思ったけど、言わなかった。

アディの顔色があまりよくなかったからだ。

今日アディはお腹の調子が悪くて、昼間にお手洗いにこもるた

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吸い殻のお片付け問題

夫・アディは喫煙者だ。

私はタバコを吸わないが、アディがタバコを吸うのは構わない。
マナーを守って自由に吸っていればよいと思う。
が、私や娘を煙に巻き込んでほしくない。

妊娠時にそう伝えてから、アディは私の前ではタバコを吸わないようになった。もちろん、娘が生まれてからは娘の前でも吸わない。

家の中でも、基本的には吸わない。吸うのはお手洗いのみ。
換気扇がついているからなのか、それとも長い手洗

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殴ってでも娘を幼稚園へ行かせたいパパの葛藤

娘・プーちゃん(以下、プーちゃん)、今日は起き抜けに「幼稚園にいかない」と言った。

私は娘が幼稚園に行かないことは特に問題視していない。

確認程度に「あらそう。なんで行きたくないの?」と尋ねる。

別になんと言っても怒ったりはしない。
単にプーちゃんの気持ちを知りたいだけだ。

が、夫は違う。夫は私のこのやり方があまり好きではなかった。
甘やかしすぎ、(娘に対して)物分りが良すぎ、というのだ。

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語らない夫

今、家に夫・アディ(以下、アディ)の友人が二人来ている。

釣り仲間でアディの船のキャプテンを任せているAと、幼馴染で近所に住むBだ。

Aは超のつく恥ずかしがり屋で、いつもニコニコとはにかんでいる。
私とは会釈するだけでほとんど話さない。

Bは耳が聞こえないので、身振り手振りで話す。

アディもどちらかというと静かにリラックスして過ごしたいタイプで、にぎやかに話すことはない。

今日も三人は、

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夫に子守りを任せたら娘がギャン泣きした話

昨日は我が家のお向かいのナイラちゃんの誕生日会だった。

娘・プーちゃん(以下、プーちゃん)への招待状には17時~とあったので、娘とプレゼントを用意して服を着替えて待機していた。

が、17時になっても始まる様子がまったくない。

おかしいなと招待状をよくみたら、17時の7の字を上から9に訂正してあった。19時からなのか!(ちなみに、夜からのお誕生日会はよくある)

私は18時からオンラインの勉強

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夫とその父親との思い出

昨夕、夫・アディ(以下、アディ)が娘を頭ごなしに否定した。

「そんな怒り方やめてよ」と言いそうになって、これこそ頭ごなしの否定ではないかと思い留まった。

私は神様でもなんでもないのに、あなたのその怒り方は父親として間違っている(そして、私のやり方が正しい)と、どうして言えようか。

「そんなふうに言われたら怖いよ」と私の気持ちだけ伝えた。
アディは口を少しへの字に曲げて(「わかりましたよーだ」

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銀行口座をもったことのなかった夫の話

私の夫・アディ(以下、アディ)は、私と結婚した2012年、自分の銀行口座をもっていなかった。
アディだけではなく、村の中で銀行口座をもっている人は少数だった。

そもそも銀行が近くになかったし、銀行口座などなくても困らなかった。

結婚した翌年、近くの交差点に一軒、某銀行の支店ができた。
私は速攻で口座を開設しにいった。
外国人である私はインドネシア人のアディがいないと口座開設できず、アディにも銀

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