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3.11 異国で支えられたのは。

2011.3.11

わたしがドイツに1ヶ月行っていたのは、2011年の3月だった。

朝起きたら、ニュースで大きな波の映像。
TV画面上には「Japan」の文字。

え、なんだろう?波が、、映画かな?

見た瞬間に思ったのは、そんなこと。非現実のものだとおもった。


事情を知って慌てて日本の家族や友人の安否確認。

わたしたちの予定していた帰国もスケジュール通りにはいかないかもしれないとか言われたけど
ドイツという場所でなんだか隔離されたような不思議な感覚で。

街で現地の知らないドイツ人に
「日本の人?君の家族は平気?」
って何度も聞かれた。

ランドリーでおなじアパートの中国人のひとにも
「大丈夫?」と声をかけられた。

どうなるかわからない不安とか、
祈るしかできないもどかしさの中

見知らぬひとが自分の家族のことまで心配して、
わざわざ話しかけてくれることに
なんだかとても支えられてた。
あのときはありがとうって、今でもすごく覚えてる。
日本じゃなかなか、そんなことなくない?


わたしもそういうときに、ためらわずに声をかけられるひとになりたいなあ。

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