見出し画像

アーティストはハッタリかますのが礼儀

今日は弾き語りから学んだことをひとつ、お話しようと思います。

私が弾き語りを始めて早、4年目です。

え?もうそんなになるん?この前始めたばっかやん?
……正直そんな思いですが、好きなことやってると時間なんてあっという間に過ぎちゃいますねw。noteも気付いたら既に半年以上やってますし。

今度、9月にライブも控えておりますが、ありがたいことに今回も参加させてもらえそうです。


正直、4年目というとまだまだ経験も浅く、実際私の弾き語りのウデもたいしたことございません。
いやいや、謙遜とかではなくて。まじでw。

他のアーティストさんたちはウン十年、何なら半世紀以上wバンドやってる方々ばかりです。
そんな中で、よくもまあ「いけしゃあしゃあ」とパフォーマンスできるもんだと、自分でも思います。

こんなことができるのも、ひとえに私の師匠であるマスターのおかげなんですが、その教えが今回のテーマ「ハッタリ」です。


タイトルに書いていますが、弾き語りにしろ何にしろ、何か人前でパフォーマンスする際、ハッタリかますのはむしろ「礼儀」です。

人前に出る、となると最初は自信もありませんし、ビクビクオドオドするのは当然です。たいした技術もありませんし、それを誤魔化すために「私なんてオーラ」wを全開にして恐る恐るパフォーマンスしてしまいがち。

ギターレッスンを受けて、私が最初に師匠から指摘されたのは技術うんぬんではありませんでした。

「初心者振るの止めろ。」

これだけでした。

とはいえ、そもそも私は初心者ですし、上手くも弾けません。恥ずかしくもあります。
なかなかできませんでした。

ステージが終わる度、何度も何度も注意されました。

「自分のことしか考えてないから、ビクついてしまう。ライブは100%お客さんの為にするもの。お客さんが楽しんでくれるから、やってるこっちもやりがいが生まれる。ライブは『お客がどう思うか』が全てだ。」

確かにそうだなぁ、と思いました。
自分のことばっかり考えていたなぁ、と。

ちょっと身も蓋もない言い方になりますが、お客さんからしたら奏者自身に自信があるかどうかなんて、どうでもいいことです。
ビクついたパフォーマンスを見たい人なんて皆無でしょう。はっきり言って、場もシラけます。

そう。
自信の無いパフォーマンスはお客に対してとても失礼な行為と言えるのです。

たとえそのライブが無料ライブだったとしても、お客は時間を費やして聴きにきてくれています。
お客の大切なお金や時間を頂戴している以上、アーティストは最低限のパフォーマンスをして当然。
その「最低限」が、「ハッタリ」というわけです。


この理屈は生活のいろいろなシーンでも同様に言えることではないか、と最近思います。(もちろんすべてとは言いませんがw)
仕事はもちろん、家族や友人関係なども然り。

日本人は謙遜するのが美徳と感じる文化があるため、一概に言えないこともあります。
ただ、変に謙遜しへりくだり過ぎると、私は「ウラ」を感じますw。

恐いままでもいい。自信が無くてもいい。実は足がガグガク震えていてもいいんです。
自分を見てくれる方たちへの「礼儀」として、最低限のハッタリはかますべきだなぁ。

私はそういうスタンスです。


「まいける、今度のライブ、トップバッター頼むわ。」

「ありがとうございまーす。お任せください。」

最近やっと、マスターとこんな会話ができるようになりましたw。
ハッタリ様々です。

今回もお付き合いいただき、ありがとうございました!まいけるでした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?