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弱者のための【仕事選び戦略】
こんにちは。みもり🥦です。今回は↓の記事の続編です。
この記事では仕事選びのやり方について、私の経験を踏まえて考えをまとめています。
学生の就職活動だけでなく、中途転職の場合でも応用できる考え方かと思いますので、以下のような方はぜひご一読ください。
【この記事の想定読者】
・就活or転職活動始めてみたけど正直何が大事か分からんって人
・就活or転職活動やってるけどイマイチしっくりこないって人
・特別な実績なんてないけど就活or転職を成功させたいって人
わたしについて
会社員としてベンチャー企業でWebマーケターとして働きながら、株式会社奇人変人の代表をしています。
▼私が就活生だったときのプロフィール
・GPAは1.8(常に留年ギリギリ状態の不真面目大学生)
・ガクチカ?何それ美味しいの?状態(特別な功績は一切ナシ)
・4年間の思い出はサークル(週2で草野球)とアルバイト(塾講師)だけ
▼私が第二新卒転職したときのプロフィール
・新卒入社したのは東証一部上場の大手人材会社
・仕事内容がニッチすぎて大抵の人には伝わらない
・輝かしい功績は特にナシ、手取りは20万以下、ボーナスも雀の涙
上記をご覧いただければわかると思うのですが、就活でも転職でも「弱者側」の人間だったと思います。
あんまり表現として適切ではない気もしますが、この表現の方が伝わりやすいのであえて「弱者」と表現しています。
そんな私がなぜ今回仕事選びに関する記事を書いているのかというと、「弱者の気持ちは弱者にしか分からない」と考えているからです。
一つだけ運が良かったことがあるとしたら、就活でも転職でも「学歴&職歴フィルター」に引っかかることがなかったことだと思います。
第二新卒転職の場合でもある程度は前職のネームバリューが影響しますし、書類の段階で門戸を狭められなかったのが唯一の救いだと思ってます。
なので、今回の記事が一番刺さる対象としては、「一定程度の学歴や職歴はあるけれど、就活や転職活動がしっくりきていない」と感じている方になるかと思います。
わたしが就活or転職活動するとしたら?
一応前職は人材会社の人間ですし、学生時代は就活支援のボランティアをやっていたので、かれこれ1000人近くの人のキャリアを見てきました。
今回記載する就活or転職ナレッジは、私の経験をもとにして書いているので、あなたの考え方とそぐわない部分もあるかもしれません。
ここで書かれてることはあくまでN1の意見でしかないので、あなたが「これ使えるかも!」と思える部分だけつまみ食いする気持ちで読んでみてください。
では、本題です。
【ゲームルールを知る】
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ゲームルールとは、そのゲームの勝敗を決める仕組みのことです。
スポーツの試合や携帯ゲームにも勝敗を決めるロジックがあるように、就活や転職にも勝敗を決めるゲームルールが存在します。
もちろん業界や職種によって求められる資質が違うので一概には言えないのですが、巷で言われている「顔採用」や「学歴フィルター」は存在します。残念ながら。
ゲームルールを理解するには、ゲームを作った側の理屈を考えればある程度本質を掴むことができるのではないかと思ってまして、就活や転職の場合は採用側の企業視点、もっといえばあなたに仕事を斡旋している人材会社の視点を勉強することをオススメします。
▼採用側の視点
・採用費と工数をかけるのであれば、会社に長く定着してくれて安定的にパフォーマンスを上げてくれる人材を採用したい
・応募者がたくさん集まる人気企業であればあるほど、毎日のように履歴書が送られてくるので正直中身をじっくり精査する時間がない→工数の観点で学歴や職歴など分かりやすい指標で足切りせざるを得ない
・採用担当者も会社から「今期は何名採用してね」と目標背負わされてるので、できるだけ内定辞退はしてほしくない
▼人材会社の視点
・求人サイトもエージェントも、利益を最大化する観点から①1人でも多くの人に就活or転職をしてほしい②利益率が高い=年収が高いポジションの支援に時間を割きたいと考えている
・有効求人倍率が高い求人であればあるほど応募者が少ないので採用成功までのハードルが低い→できれば採用難易度の低い求人に応募してさっさと内定承諾してほしい
・エージェントも人間なので、とっつきにくい候補者よりは、話しやすくて好感が持てる候補者のほうに肩入れする
上記は全ての会社に当てはまるわけではないと思いますが、ある程度本質はついていると思います。
ゲームルールを知らないまま就活or転職活動を進めるとかなり非効率な動き方をしてしまう可能性が高いので、まずは就活or転職のゲームルールについてリサーチすることをオススメします。
【今あるカードが何か把握する】
いわゆる現状把握ですね。
婚活でも高望みしすぎて失敗する人がたくさんいますが、就活or転職活動もマッチングの一種なので高望みはやめましょう。
行きたい会社があるのはとても素晴らしいことなのでその気持ちは大事にしてほしいのですが、一方で「あなたが今持っているカード」でその会社に入れるのか現実的に考えてほしいです。
次の項で詳しく記載しますが、もし今あなたが持っているカードだけで勝負するのが難しいのであれば、頑張ってカードを集める努力をするか、諦めて他の会社を探すかした方が合理的です。
スヌーピーも「配られたカードで勝負するっきゃないのさ」って言ってます。高望みはせずに、現実的に勝負をしましょう。
【ゴールを先延ばしにする】
一般的には先延ばしにすることってあまり良くないことだと認知されていますが、就活or転職でゴールを先延ばしにするのは全然問題ないと思ってます。
これは前項で書いた話の続きなのですが、今あなたが持っているカードで行きたい会社に入れないのであれば、カードを増やしにいくための時間が必要です。
1回の転職で行きたい会社に行くのではなく、2回、3回と段階的にキャリアチェンジをしていって、最終的に行きたい会社に入れるようにポートフォリオを組むのです。
仮に、あなたがデータサイエンティストという職種に興味を持ったとしましょう。
データサイエンティストは人材も枯渇しており今激アツの職種の一つではありますが、専門性が非常に高く門戸も狭い求人です。
新卒の場合でも統計学の学位を取得しているとか、SQLやPythonなどのプログラミング言語を使ってデータ解析の経験があるとかじゃないと採用が難しい職種。
たまに未経験で「データサイエンティストになれる!」みたいな第二新卒求人を見かけますが、その場合でも前職でデータ解析関連の職種についていたとか、プログラミングの専門技術があるなどの応募要件がついてたりします。
もちろんタイムリミットはありますが、今のあなたが上記のカードを持ち合わせていないのであれば、それを取得できる環境に移ることをオススメします。
【大企業以外も検討してみる】
最近は東大生とかでも新卒でスタートアップに入社するケースが増えていると聞きますが、それでも大企業に入りたい!と考えている方も多いんじゃないでしょうか。
これも次の項でお話しすることに繋がるんですが、そもそも大企業に入るメリットってなんでしょうか?
・ネームバリューが使えるため、技術や経験が浅くても一定程度の「信用の入口」を作ることができる
・年次や役職が上がっていけば高給取りになれるポテンシャルがある
・家族や友達から「あいつは○○に勤めてるらしいよ」と噂されて優越感に浸れる
ざっと考えるとこんなもんでしょうか。
でも、上記のようなメリットに関して「でも、私には関係ない!」と考える方は無理して大企業を目指す必要はないと思います。
そもそも新卒で入社した会社で一生勤め上げる人の方が少ないですし、大企業で採用枠が多い職種は中途採用の門戸がわりと広かったりします。
「憧れの会社はあるけど新卒だと入れないかもなぁ〜」と感じている方は、その企業の中途採用の求人要項をご一読ください。
毎年どれくらいの人数をどのポジションで採用しているのか、その会社に中途入社する人はどんなキャリアの人が多いのか、ざっとリサーチすればある程度の肌感は掴めるはずです。
例外として、キー○ンスの営業職など公開求人で中途採用を行っていないポジションもありますので、その点はご注意ください。
【もし○○だったら?という楽観的な考えを排除する】
私は妄想大好きなので、よく「自分が○○だったら?」という仮定条件を置いて考えることが多いのですが、就活or転職でこれをやってはいけません。
ありがちなケースとしては、「自分が活躍する前提でポートフォリオを組んでしまっている」というケース。
求人サイトに記載されているモデル年収もそうなのですが、そもそも何の挫折もなく階段上にキャリアアップしていく人は全体の数%程度です。
特に注意が必要なのは年収に対してボーナスの比率が多いフルコミ型の営業職。
運よく成果が出せれば常人の数倍〜数十倍のボーナスがもらえますが、万が一活躍できなかった場合はかなり悲惨です。
そういう会社はだいたい基本給の比率を低く設定しているので、生活に必要な最低限のお金は保障されるかもしれませんが、豊かな生活をするのはごく一部の金払いが良い会社に入らないと難しいでしょう。
就活or転職では基本的に楽観的なストーリーで考えるのはやめて、考えうる最悪のケースになった場合でもある程度の生活はできるくらいじゃないと、結構精神病みますよ。
最後に
いかがだったでしょうか。
就活や転職に関する記事は以下にリストアップしてますので、もしこの記事を読んで心が動くポイントが一つでもあったなら、お時間のあるときに読んでみてください。
余談:
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