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【転職活動中の人に告ぐ」「モデル年収」に騙されるな

こんにちは。めんたるよわよわです。
今回はタイトル通り、モデル年収の罠について書いていきたいと思います。

少し挑戦的なタイトルになってしまいましたが、過去の私がよく調べもせずにモデル年収を盲信していたことで色々と公開をした経験があるため、これから転職活動を始める方(または既に始めている方)に向けて少しでも参考になる情報をお届けできれば幸いです。

1.モデル年収とは?

その名の通り「年収のモデル(参考例)」です。
モデル年収の書き方は企業によって様々ですが、一般的には以下のように年齢別で年収を記載することが多いですね。

<モデル年収の例>
25歳 3年目  :年収400万円
30歳 8年目課長:年収600万円
35歳 13年目部長:年収800万円

ここで注意が必要なのが、モデル年収をどのように記載するかは企業次第だということです。
全社員の平均年収を記載する企業もあれば、一部の優秀な社員の年収を記載する企業もあります。

優秀な候補者を集めるには年収を高く記載して魅力付けをするという手法も存在するため、モデル年収を盲信することはやめた方が良いでしょう。

2.モデル年収の罠

モデル年収に関して、特に確認すべき事項は以下の項目です。

⑴モデル年収の算出方法

モデル年収を算出する際に使用したサンプル(社員の給与情報)はどの程度あるのか。
モデル年収は平均値で計算しているか、中央値で計算しているのか等々。

⑵モデル年収と同額以上の年収をもらっている社員は何割ほどいるのか

モデル年収では魅力的な給与条件に見えたとしても、実際に同額以上の給与をもらっている社員が全体の1割ほどと言ったケースも多々あります。

あなたが仮にその企業に入社した場合、どの程度の給与レンジになるのか質問するのもありだと思います。

⑶モデル年収の内訳

モデル年収は「年収」なので、基本給以外に様々な手当ても含んでいる可能性があります。
インセンティブ、住宅手当、リモート補助費など、モデル年収の内訳は詳細に把握しておくと入社後のギャップが少ないでしょう。

中途の場合は心配ないかと思いますが、新卒入社の方などは「額面」「手取り」の違いについても把握しておくべきです。

あなたが実際に受け取るお金は額面給与から税金や社会保険料が引かれた額になるため、一般的には額面の8割程度が手元にのこる金額です。

以下のサイトで手取り計算ができるので、お時間のある方はやってみてください。

3.転職活動で注意すべきこと

上記においてモデル年収の罠について書いていきましたが、転職活動は相互理解が何より重要です。

提示された情報の出所やロジックを明らかにし、会社について理解を深めた上で入社することが何より大事です。

明らかに虚偽の情報を記載して候補者を集める企業は淘汰されるべきですが、情報を盲信し、必要な確認作業を怠ることは候補者側の落ち度でもあります。

内定をもらうと気分が高揚する方もいらっしゃると思いますが、仕事は人生で1/3以上の時間を捧げる対象でもあります。

慎重すぎるくらい慎重に検討しましょう。

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