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明石家さんまの「怒りを手放す哲学」とその応用

先日、明石家さんま氏が「私はこれまで怒ったことがない」と明言しました。

お笑い界の巨星であるさんま氏の言動を我々の生活の指標にすることは一見異端かもしれませんが、さんま氏流の「怒りのマネジメント」、つまりアンガーマネジメントは有益な知識となること間違いなしです。

そこで私たちは疑問に思います、なぜさんま氏は怒らないのでしょうか?

答えは、その思考法にあります。

さんま氏が他人にイライラを覚えたとき、彼の心の中では次のようなプロセスが行われているのです。

①まず、「私をイラつかせる人間は=理解が足りない人物」と認識します。
②その後、「実際、自分自身が他人に怒りを向けるほどの立場にいるのだろうか?」と自己反省します。
③そして、結論として「自分はそんなに優れているわけではない」と認識し、怒りを抑えます。

他人の行動に対して怒るのは無駄なエネルギーの消耗と考える「余裕」、そして自分自身が他人に怒るほどの立場でないと自覚する「自己制御」。

この二つの手法は、仕事場や芸人の養成所などでも有用性を発揮しました。

しかし、「一度も怒らない」というのは至高の業であり、リーダーとして、あるいは指導者として、また、親として、時として怒ることが必要となる場面が訪れます。

しかし、怒りの表現や叱り方にはテクニックと感性が求められます。

私自身、以前は短気な性格で、何も考えずに大声で叱ることがありました。しかし、その結果は場の雰囲気を悪化させ、生徒たちはただ怯えてしまうだけで、私は決して人気のある教師ではありませんでした。

私が誤解していたのは、「大声を上げれば人々は従うだろう」ということでした。

だが、音が大きくても本人が起きる意思がなければ意味がない目覚まし時計のように、どれだけ大声で叱っても、相手がそれを受け入れる気がなければ効果は無いのです。

そして私が他人を叱る際に心がけていることは以下の5つです。

①時間をあけずに対応する
→間が空くと怒りがエスカレートするので、直ちに伝えます。

②1対1で行う
→大勢の前で叱ると「人前で恥をかかせる」になるだけで、叱られる側も人前だと防衛的になります。

③過去の事例を挙げない
→指摘するべきは「今起こった出来事だけ」であり、「君は前も同じ失敗をしていたね」というような過去の事例を掘り返して叱ることは避けます。

④自分の感情を交えない
→たとえば、部下や子供が約束を破ったとき。「約束を破ったから叱る」は問題ないが、「約束を破られたことで自分が恥ずかしいから叱る」は感情の介入。あなたのプライドを引き金にするべきではありません。

⑤怒るときは許すとき
→怒る行為は「二度と怒らなくてもいい状態を作るため」のアクションであるべき。しかし、怒った後も機嫌が悪い人や、陰口を言い続ける人、怒った相手にレッテルを貼る人、自分の怒りを「君も同じことを思わないか?」と無理に共有しようとする人。あなたの周りにはそうした大人はいませんか?

そんな人はただ「次に怒るための準備運動」をしているだけです。また、彼らは短気になったり、次の火種を探す人間になるでしょう。

私自身、生徒に対しては「怒るとき=許すとき」と定めています。許すということは、忘れるということ。「それまで」という一線を引いて、その瞬間、相手のミスや不手際は全て忘れ、叱る前のイメージ"素晴らしい人物"に戻すのです。

最後に私たちは自分自身に問いかけるべきです。

「怒るときは許すとき」、これを心に留め、相手を叱るときには感情を交えず、対人関係を改善するための行動をとることができるでしょうか?

怒りは自分自身だけでなく、周囲をも苦しめます。

しかし、この怒りを手放し、相手を理解し、そして許す。

これこそが真のリーダーシップであり、そして人間関係をスムーズに運ぶための秘訣と言えるでしょう。

さんま氏の哲学を参考に、怒りを手放すことで人間関係を良好に保つ、そんなスキルを身につけてみてはいかがでしょうか。

人間関係を改善することは、自分自身の成長にも繋がるはずです。

そして、きっとこれからの人生はさらに明るく、豊かになるでしょう。

私たちが怒りを手放し、相手を理解し、許すことができれば、怒りを抑えるためのパワーを、何か他の有意義な活動、たとえば新しいスキルを学ぶためや、目標達成のためのエネルギーとして使うことができます。

私たち自身が怒りを手放すことで、私たちの周りの人々もまた怒りを手放す勇気を得ることでしょう。

そして、私たちの社会全体がより平和で、理解し合うことのできる社会へと変わることを願っています。

皆さんも、明石家さんま氏の「怒りを手放す哲学」を試してみてはいかがでしょうか?

皆さんの人生がより良いものになることを心から願っています。

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