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【詩】

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心に浮かんだまま書き殴られたものたち。
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2023年6月の記事一覧

【詩】Collaboration~Suicide~

【詩】Collaboration~Suicide~

Thank you Mr. !

 またもコラボのお誘いを頂きました。幹事とか誘うのとか苦手な私にとっては有難い限りです。
 記事にするのが遅くなったのは純粋にバタバタしてたり睡魔に負けたりしてたからですごめんなさい🥺

 テーマの方は私で決めました。私が長いことずっと隣り合わせで過ごしている言葉。英単語の方が鋭いイメージだったのと、身近でありながら「我関せず」な人が大半だろうと思い、敢えて日本

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【】Alcools High.

【】Alcools High.

考えんの止めて行列にくっつけば楽だろうよ

何故行列が出来るのか
何故人々は列を成すのか
そこを見抜いて並ぶ奴はどんだけいるんだ?

人々の苦痛から目を逸らし
貴重な鱗をひっぺがしては
雑句薔乱に全てを委ねては
思考停止の成れの果て
我楽多と一体化しちまって
列を成せば苦痛とは無縁也

だが敢えて苦痛を選ぶ人を蔑ろにする事勿れ
苦く痛い選択肢を取ってヒトと向き合っては
死に苛まれ続けて生きる人を忘

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【 】消えてしまいたくなるひとへ

【 】消えてしまいたくなるひとへ

二十五時過ぎ
薄汚れた終電
そんな顔してどうしたの

おや、きみは?

ああ、もう楽になりたいんだ。

そんなに、つらいのかい?

生きてくだけでしんどいよ。

どうして、そんなこというの?

もう嫌になってしまったんだ。

なんで、なにがいやなの?

心を極限まで擦り減らして
沢山の事に脳味噌を使って
嗚呼もういっそ消えたいな。

そっか。

なら僕が先に死んであげるからさ
それ見てからでも遅く

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【詩】Collaboration~燻る暁~

【詩】Collaboration~燻る暁~

 ありがたきことに、Seijiさんよりコラボのお誘いを頂きました。お2人の斬り込み口には相変わらず「すごいなぁ……」と思うばかりです。(語彙力)

 スランプというか、書くモチベーションを保つのがしんどい時期が数日ありました。なんとか払拭できたタイミングでしたので本当に感謝です。

 あちきは「チャカ」のイメージで書かせて頂きました。弾丸1発、一言で〆よう、みたいな…。また是非コラボしたいです☺️

【詩】路地裏我楽苦多物語

【詩】路地裏我楽苦多物語

刑期残り一年で旅立ったポン中老爺
ペテンとドラッグと裏切りの果てに
六畳二間過積載のガラクタを置いて
深い絆で結ばれた母の元へ向かった

ここは市境の路地裏
蟲も寄り付かぬ雑居

ここのひとびとはあたたかい
「お兄さん、大変だわね」
なんて言いながらエールをくれる

引き摺り出したガラクタ達
梅雨の終わりをよろこんで
娑婆を吹く風にかわかされ
在るべき場所へ帰っていく

我、残る感情は
楽、染みを

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【詩】くらいむ

【詩】くらいむ

Cry Moon.

月夜を見上げて慟哭する人狼
その輝きは本心を曝け出して
醜い己を映す水面にまた叫ぶ

暗い 夢。

眼を閉じた漆黒の闇の中で
脳髄が儚き思いを映し出す
刹那に瞬く己の麗しい理想

喰らい 無。

五月雨の後に咲く紫陽花も
梅雨を終えれば陽に灼かれ
長い時を経て謳う夏の蝉も
七日後には再び大地に還り
命は始まった時から食われ
終焉のひと時は絶対的な無

Crime.

貴重な酸

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【夢日記】変わらないね

【夢日記】変わらないね

ゆめをみた

知らない人が困ってた
煙草に火を灯せなくて

ジッポライターを貸してあげた
お礼に飲み物を奢りますよって
近くのコンビニに二人で行った

そのとき

その男の人が言ったんだ
「通りすがりのあの子可愛いね」
俺はそのひとを知ってたんだ

軽くひらひら手を振ってみる

手を振り返して声を掛けてくれた
「よっ、久し振り。」

「久し振りだね、元気してた?」

「こっちは元気よ。」

「そっ

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【詩】怪談

【詩】怪談

現代日本に蔓延る魑魅魍魎
知らぬが幸せなこともある

四本脚の頭蓋骨

古来掬われなかった魂達よ
今更救われたとて何になる

八ツ手の肺胞

根性で片付けられた方が良かったのか?
貴方の嘘は世界の真になっちゃうんだよ

中指だけ残る膝

奇々怪々ひとつひとつに名前がついて
病名通りに離脱を強いられるこの世界

ハートマークの細胞

言伝はいつしか液晶画面に封じられ
いつか機械に支配される脳味噌達よ

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【詩】脳髄NeckDollars!

【詩】脳髄NeckDollars!

180度痛む首
18度くらいのレモンティー
まろやかに蕩ける18時半の3時間後

脳髄の本能に従え!

やりたきゃあやっちまえ
踊りたきゃ踊っちまえよ
振り回したいなら存分に

手前にくれぇ正直になれよ!

腐敗した血液を垂れ流すような欠陥なんて
叩き斬ってその臭いヘドロを捨てちまえよ
RESETキメて綺麗になれれば上等じゃんか!!

どうせ人生1度っきりなんだから!

始まりの瞬間に終わりがある

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【詩】Tokyo elegy.

【詩】Tokyo elegy.

銀色の喧騒
愉快な会話

総武緩行線と中央線のクロスチェイス
風に揺れるベルモット・アールグレイ

「当店は喫煙可能です」

煙たい邪魔者はちりとりで集めて
毟れるだけ毟り取って捨てようか
手前らの税金がぐるりぐるり焼け
肺をドス黒く染めてしまいませう

「愛されるために無風帯の空へ唾を吐く」

手前を汚しちまえばその辺の
小綺麗な人より同情されるね
尤も同情が欲しいのではなく
純粋で透明で綺麗で

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【詩】Collaboration~Senkou~

【詩】Collaboration~Senkou~

 この度もコラボレーションありがとうございました。
 今回は私が「せんこう」という題を決めさせて頂きました。私自身の中に一番多彩な言葉が浮かび、尚且つ素敵な感性を持つ皆様がどんなものを創り上げてくれるか楽しみだったからです。

 名も無き物書きに手を差し伸べてくれたこと、本当に感謝しています。

【詩】Collaboration ~エロス~

【詩】Collaboration ~エロス~

 この度もありがとうございました。
 テーマは「エロス」。未踏のジャンルでしたので、脳味噌の隅っこまで自分の記憶を遡りました。やはり短詩はあまり得意とは言えないですが、書きたいことは書けたかな?って感じに仕上げられました。

 皆さんの素晴らしい感性に負けぬよう、日々精進。

【詩】五葉

【詩】五葉

それはまるで掌みたいに
あかくてきれいな五方向

季節はまだまだ先だけど
わたしはいつもこの季節

どうしてなのかな君は
素敵な素数で素朴だね

梅雨の隙間を刺す斜陽
傾く前に会いたかった

今宵十九時
君をお迎えできるといいな
君と一緒に旅がしたいんだ

出来るだけ邪な念が混ざらないように
鉄塔に登って風を浴びてあせを流して
降りたら家で冷水のシャワーを浴びる

私の旅路は何合目なんだろうね

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