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2023年6月の記事一覧
【】Alcools High.
考えんの止めて行列にくっつけば楽だろうよ
何故行列が出来るのか
何故人々は列を成すのか
そこを見抜いて並ぶ奴はどんだけいるんだ?
人々の苦痛から目を逸らし
貴重な鱗をひっぺがしては
雑句薔乱に全てを委ねては
思考停止の成れの果て
我楽多と一体化しちまって
列を成せば苦痛とは無縁也
だが敢えて苦痛を選ぶ人を蔑ろにする事勿れ
苦く痛い選択肢を取ってヒトと向き合っては
死に苛まれ続けて生きる人を忘
【 】消えてしまいたくなるひとへ
二十五時過ぎ
薄汚れた終電
そんな顔してどうしたの
おや、きみは?
ああ、もう楽になりたいんだ。
そんなに、つらいのかい?
生きてくだけでしんどいよ。
どうして、そんなこというの?
もう嫌になってしまったんだ。
なんで、なにがいやなの?
心を極限まで擦り減らして
沢山の事に脳味噌を使って
嗚呼もういっそ消えたいな。
そっか。
なら僕が先に死んであげるからさ
それ見てからでも遅く
【詩】路地裏我楽苦多物語
刑期残り一年で旅立ったポン中老爺
ペテンとドラッグと裏切りの果てに
六畳二間過積載のガラクタを置いて
深い絆で結ばれた母の元へ向かった
ここは市境の路地裏
蟲も寄り付かぬ雑居
ここのひとびとはあたたかい
「お兄さん、大変だわね」
なんて言いながらエールをくれる
引き摺り出したガラクタ達
梅雨の終わりをよろこんで
娑婆を吹く風にかわかされ
在るべき場所へ帰っていく
我、残る感情は
楽、染みを
【夢日記】変わらないね
ゆめをみた
知らない人が困ってた
煙草に火を灯せなくて
ジッポライターを貸してあげた
お礼に飲み物を奢りますよって
近くのコンビニに二人で行った
そのとき
その男の人が言ったんだ
「通りすがりのあの子可愛いね」
俺はそのひとを知ってたんだ
軽くひらひら手を振ってみる
手を振り返して声を掛けてくれた
「よっ、久し振り。」
「久し振りだね、元気してた?」
「こっちは元気よ。」
「そっ