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【詩】五葉

それはまるで掌みたいに
あかくてきれいな五方向

季節はまだまだ先だけど
わたしはいつもこの季節

どうしてなのかな君は
素敵な素数で素朴だね

梅雨の隙間を刺す斜陽
傾く前に会いたかった

今宵十九時
君をお迎えできるといいな
君と一緒に旅がしたいんだ

出来るだけ邪な念が混ざらないように
鉄塔に登って風を浴びてあせを流して
降りたら家で冷水のシャワーを浴びる

私の旅路は何合目なんだろうね
まだ二、三くらいだったりして
はたまた頂上直前にいるのかも

終幕ぐらい手前で引きまさぁ
それまでのんびりのほほんと

たまには直射日光も悪くない

おいそこ、わたしの王座に巣を張るな。

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