🗽 今週の相場：7月アノマ ＆ リセッション和らぐ

安部元首相　銃弾に倒れる。

R.I.P Abe Shinzo

 《　まとめ　》

インフレ下落とリバランスの需給でリセッション（景気後退）懸念が和らぎ、加えて7月アノマリーで週通して堅調、安息の一息。
短期では日本株が主要国株価より上昇で有利か。一方長期では劣後か。
中期では、年末から来年にかけてをイメージして浮上高配当、ディフェンス銘柄、グロースを打診を日米で検討。インフレとドル低で新興国を検討。
金 9ヶ月半ぶりの安値.。超短期投資ではなく、超長期としてとらえる。

日本市場は7月に入り日銀ETF買い支え。配当支払いのため換金売りでリバランス（SQ清算,分配再投資）含め、市場に約8,000億円現金化で一時的な売り警戒で変動が大きいが4日連続の陽線、出来高少な目の買い支え。

カラ売り比率と買いが50：50と拮抗。グロースとディフェンスの両方に資金が少しずつ移動中か。

FOMC議事要旨発表

インフレ(90回)継続なら｢抑制的≒75bp複数｣利上げあり得る≒応じて態度🐸
利上げ継続は経済成長を減速させる可能性も≒タカ派、本気
温和ボウマンＦＲＢ理事も75bp支持

FOMC議事要旨　６月14－15両日

FOMC議事要旨の一部抜粋日本語訳はこちら。

Bloomberg

《　強気　》

㌽FOMC : 9月20～21日　水星逆行9月10日～10月2日

☼FOMC議事要旨
☼景気後退の折り込みが6月に急速に早まった。
　ゴールドマンを確率30％。ブルームバーグ・モデルでは38％。
☼インフレピークか？物価上昇を抑えられば、バイデン中間選挙支持率向上
   消費者はモノからサービスにシフトし、全体の需要は鈍化か
☼中国：中国が30兆円規模の景気対策
　「景気対策」 vs 「ゼロコロナ」強弱が入り混じるで上昇トレンド。
☼東証グロースは堅調な銘柄も多い。個人投資家が下値で物色中。
☼ドル高要因は株安・リパトリ（本国への資金還流、海外資産売り）6月はYEN建て、EUR建てを7月初旬売り。年初来USDの3日間連続売りは1回。
☼円高要因は、アノマリで7下旬～8月13日は輸出需給の8月利払で上昇
☼センチメントはFearからやや回復。VIX下げ止まり

《　弱気　》

☔米超短金利差、ダブルボトムで再び0％(逆イールド）へ。
☔5年期待インフレ率BEIが年初来安値を更新。リセッション懸念
☔７月FOMCで50ないし75bpの利上げを議論へ
☔原油先物2％高、主要産油国増産余力乏しい　株式下落
☔米ＣＢ消費者信頼感、6月は物価高で98.7に急落　インフレ懸念が重し
☔小売供給加増がブルウィップ効果。デフレ鼓動。年末にデフレへ急降下か
☔ミシガン大学信頼感指数は依然下落を示す　↓
☔全世界の中合吟が追う金融状況引き締め加速　↓
☔GDP1月以降6カ月マイナス成長　↓
☔米銀行は通過。但し現金比率で自社株買いは控えめか。

《　環境認識　》

6月米国 失業率

3.6％（予想　3.6%・前回　3.6%）
非農業部門雇用者数　+37.2万人（予想　+26.5万人・前回　+39.0万人）

4日連続↑、買い一巡

7日はＳ＆Ｐの主要１１セクターのうち８セクターが上昇。公益事業と情報技術 が主導。
但し先物は、グロース、バリューともに横ばい又は-0.2%前後の下落中。
景気後退への懸念から原油価格が１２週間ぶり安値。

個別銘柄ではウーバーとドアダッシュがそれぞれ４．５％安と７．４％安。アマゾン・ドット・コムが欧州の料理宅配大手ジャスト・イート・テイクアウェー・ドットコム傘下で苦境にあえぐ米同業グラブハブの株式２％を取得合意。
電気自動車のリビアンは、納車台数の増加を好感して１０．４％高。

Global製造業PMIと中国クレジットインパルス

Bloomberg

信用インパルス指数=新規ローン/GDP
市場における信用サイクルを測定します。経済が回復すると、指数は上昇します。

Bloomberg

【速報】ジョンソン首相、辞任へ　ポンドと英国株、ともに上昇

ロックダウン中の首相官邸でのパーティーなど数々のスキャンダルにより、失笑では済まないほど政治不信や党内の反発が強まっていた結果

【速報】ソブリン債売り越しが過去最長、米利上げで売却続くとの声

【中国】2200億ドルの景気刺激策を検討

前例のない国債販売で

【コモディティ】ピークアウトはちかいか？

物流停滞は和らぐ兆しがみえ、需要も鈍化。インフレは局面変化に差し掛かりつつある

《 所感 ㌽❣》

✅今の相場への向き合い方
　 トレンド変換に移行する季節へ。柔軟な頭の切り替えをお忘れなく。
     下落から横這い（ジグザグ・レンジ。但し依然、弱気相場。資産保全。）
✅トレード戦略
　　指数が弱気➡自信に変わるまで、上下両方（売と買）両対応の戦略を
✅トレンド戦略
    FOMC7月前の、11日から15日までは、値動きが激しいか
　下がってもショートカバー買い戻しが入る。上がっても伸びなやむ
✅FOMC通過でドルが売られ、ドル／円相場が円高に振れるとの見方も
 　従い円安効果で日本株がどこまで上昇するかは不透明
✅ベアマーケットを抜けるには、VIX30％前後。S＆Pでもう一段下落も

《マクロ》

✅ようやくインフレピークか？2002年テッククライシスと比較すると9月～12月まで下落か

G4国々のインフレ指数と経済指数の勢いがピークを示す兆候。

物価高と景気悪化が重なる「スタグフレーション」の懸念から、「リセッション」へシフトか？
それとも物価が落ち着つつも景気悪化が重なる「リセッション」は？

《　📢ニュース　》

英国次期首相はだれか？

参院選

新規失業保険申請件数の結果 悪化

📣 ７月7日:　規失業保険申請件数 結果：23.5万件 予想：23.0万件

＜米国＞中間選挙11月8日｜バイデン氏支持率、4週連続低下で36％と過去最低に並ぶ

選挙アノマリーでは、2023年の米国株は好パフォーマンスの期待

中間選挙の年におけるS＆P500指数の平均推移をみると、10月頃までに折込が始まり、底に急反発する傾向

＜中国＞

中国経済、４－６月マイナス成長を高頻度データ示唆－ＧＤＰ発表控え

中国経済が今年４－６月（第２四半期）に2020年以来のマイナス成長に陥る兆候が増している。そのような景気下降を認めることを政府は避けるとアナリストはみており、公式統計にあらためて厳しい目が向けられている。

Bloomberg

メルクがシージェン買収で交渉が進んだ段階、約５兆4300億円－報道

米医薬品メーカーのメルクは、米バイオテクノロジー会社シージェンの買収で交渉が進んだ段階にある。米紙ウォールストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）が事情に詳しい複数の関係者を引用して伝えた。シージェンの価値を１株当たり200ドル超と評価する取引となり得るという。

ニトリと太陽光発電へ、ソフトバンクＧ佐護元副社長出資のベンチャー

ニトリと太陽光発電へ、ソフトバンクＧ佐護元副社長出資のベンチャー

ＥＣＢが初の気候変動ストレステスト結果公表、9.6兆円の損失発生も

ＥＣＢが初の気候変動ストレステスト結果公表、9.6兆円の損失発生も

台湾輸出、6月は過去2番目の高水準 中国向けは減少

台湾輸出、6月は過去2番目の高水準　中国向けは減少

《 日経＆マザーズは堅調 》

ＡＮＡ ＨＤ４－６月利益計画上回る見通し－今期は確実に黒字化

ＡＮＡホールディングスは７日、４－６月期（第１四半期）の業績が計画を上回るとの見通しを明らかにした。国内線、国際線ともに好調に推移していることから、７月は単月で黒字化が可能と見込み、８月以降も力強い需要の回復を想定している。

半導体製造装置の22年度販売予測、初の４兆円超に上方修正－ＳＥＡＪ

日本半導体製造装置協会（ＳＥＡＪ）は７日、2022年度の半導体製造装置（日本製）の販売高が前年度比17％増の４兆283億円になるとの需要予測を発表した。増加は３年連続。今年１月時点の見通し（３兆5500億円）から上方修正し、統計開始以来、初の４兆円台となった。

《　見通し　》

来週の注目すべき3つのポイント：

アジアの一部の国・地域でリセッション入りの確率高まる

アジアの一部の国・地域で物価上昇を受けて中央銀行が利上げのペースを加速する中、リセッション（景気後退）入りのリスクが高まりつつあるとの見方が、ブルームバーグがエコノミストを対象に行った最新の調査で示された。

－ＢＮ調査

Bloomberg

中国：「出せる消費促進策はことごとく出す」

政策支援で恩恵を受けそうなセクターへの物色が引き続き活発。
「恩恵」 vs 「ゼロコロナ」政策と強弱材料が入り混じる中でもみ合う展開。
全世界でも日本市場以上に強い相場か。

波乱相場、究極の「押し目買い」も「リバランス」限定か

旅行関連：

中国経済が今年４－６月（第２四半期）に2020年以来のマイナス成長に陥る兆候が増している。そのような景気下降を認めることを政府は避けるとアナリストはみており、公式統計にあらためて厳しい目が向けられている。

リセッション入りはいつか？

リセッション時のセクターローテーションについては、プライムで。

次回7月のFOMCと参院選に備えよ

バイデン氏がトランプ氏を名指しで非難、中間選挙控え戦略転換か

バイデン米大統領は６日、トランプ前大統領が「支援すると約束した忘れ去られた人々を見捨て、無視している」と非難した。バイデン氏はこれまでトランプ氏の名指し批判を避けてきたが、口頭で異例の直接攻撃を今回行ったことで、バイデン陣営が中間選挙をトランプ氏に対する国民投票に転換させようとしていることが示唆された。

✅🐻ベアマーケットからの回復期間

明確なBearマーケット（弱気）からの回復は6か月程度。
但しやややBearマーケット（やや弱気）からの回復は、例えば1980年代からは早まってして3カ月から5カ月位程度。
年初来半年間での下落は最高。10月～12月クリスマスラリーにかけてどれだけ悲観・投げ売りが出尽くすか？

✅暴落シグナルVIXの歴史

歴史的に見れば、26ポイントはまだまだ低い。45％以上が暴落の予兆。
相場の楽観から悲観、叫び、失望そして静かに。

《　スケジュール　》

【市況】来週の株式相場に向けて＝米ＣＰＩなど焦点、参院選と安倍元首相死去の影響も注視

《　こぼれ話　》

G7の成果

G7での日本の途上国のインフラ整備を支援する
「グローバル・インフラ投資パートナーシップ」
に日本が8兆8,000億円を拠出（拠出額10％）、は今後の対アジアの貿易に有効。

ロシアが失ったものは非常に大きい

ロシアのGDPは現在韓国より少し少ない程度で、4万人の兵員を失い、戦車や航空機もかなり消失。
今後自国内経済復興には半導体が必須だが、制裁。
プーチンの出せるカードは少ない。
「サハリン2（三井物産や三菱商事）」では新しい運営会社で、無償で資産を奪われ、経営権まで失う形。
救いは、顧客としての日本は尊重。産出した資源の買い取り権は残る見通しがある点。

ゴールドと株の相関と分散効果

答えは10から20％程度のポートフォリオ、保有率が分散効果がある。
但しこの20年で鑑みると、株式投資より劣後。

《　気になるセクター　》

ここからプライム投稿でお楽しみください！

長期、中期、短期の所感（個別、指数、目線）

大底探しの終着点

世界のPMI/不動産/GDPの先行指標とは

Good銘柄とチャート分析

では良い一日を！

《  所感　》

変化の兆しとして、ラッセルとS&P500がDOWのパフォーマンスを上回る久しぶりの展開。
米国はEPS 平均17倍（3,500ポイント @S&P500)まであと下落400ポイントまで接近。