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思い出を結晶化していたのと同じことだ。 『琥珀の夏』辻村深月

思い出を結晶化していたのと同じことだ。 『琥珀の夏』辻村深月

皆さまこんにちは。
今回も大好きな辻村深月先生の作品を読了したので感想や考察など書いていきます。
またもや読みやすさ重視ではなく、つらつらと思ったことを書きしたためるスタイルとなりますm(__)m

あらすじはamazonから引用させていただきます。

ミライの学校という宗教的な組織に子供の頃からいるミカと、そこに夏合宿としてやってきたノリコの物語です。

印象に残った点今回は印象に残った点につい

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正直にやっていれば、ちゃんとどうにかなるんです。 『かもめ食堂』 群ようこ

正直にやっていれば、ちゃんとどうにかなるんです。 『かもめ食堂』 群ようこ

この記事はスタエフで語ったことを編集したものになります。
占いやカウンセリングはStoresで行っております。

先日映画の方を見てから、原作も読んでみたい衝動に駆られ…
いつも読むのが遅い私がたった2日間で読み終えてしまいました。

あらすじはAmazonから引用。

ヘルシンキの街角にある「かもめ食堂」。日本人女性のサチエが店主をつとめるその食堂の看板メニューは、彼女が心をこめて握る「おにぎり

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「やる」か「やらない」かの決断は、コインで決めても一緒 『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』堀田秀吾

「やる」か「やらない」かの決断は、コインで決めても一緒 『最先端研究で導きだされた「考えすぎない」人の考え方』堀田秀吾

こちらはYouTubeの本要約で聞いてから特に気になって購入した一冊になります📖

あらすじはAmazonから引用させていただきます。

「考える力」は、人間にとっての大きな武器です。
人類は考える力を手に入れることで高度な文明を築くことに成功しました。
……ですが、この考える力にも弱点があります。
それは、「考えすぎてしまう」ことです。
考えすぎると迷いが生まれ、行動が遅くなり、ネガティブな思

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傲慢さと善良さが矛盾なく同じ人に存在してしまう不思議な時代  『傲慢と善良』辻村深月

傲慢さと善良さが矛盾なく同じ人に存在してしまう不思議な時代 『傲慢と善良』辻村深月

あらすじはAmazonから引用。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。生きていく痛みと苦しさ。その先にあるはずの幸せ──。2018年本屋大賞『かがみの孤城』の著者が贈る、圧倒的な恋愛小説。

総評としては大恋愛のストーリーで、最後には涙を流しました。

そして、色々と考えさせるシーンが多かったです。
その中でも結婚相談所の方の言

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罪と罰の問題はとても難しくて、簡単に答えを出せるものじゃない。 『白鳥とコウモリ』東野圭吾

罪と罰の問題はとても難しくて、簡単に答えを出せるものじゃない。 『白鳥とコウモリ』東野圭吾

今回も過去に読んでInstagramに投稿したものをご紹介。

あらすじはAmazonから引用させていただきます。

幸せな日々は、もう手放さなければならない。
遺体で発見された善良な弁護士。
一人の男が殺害を自供し事件は解決――のはずだった。
「すべて、私がやりました。すべての事件の犯人は私です」
2017年東京、1984年愛知を繋ぐ、ある男の"告白"、その絶望――そして希望。
「罪と罰の問題は

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バカと言われて傷つくのは、あなたがバカだから。 『神様とのおしゃべり』さとうみつろう

バカと言われて傷つくのは、あなたがバカだから。 『神様とのおしゃべり』さとうみつろう

『神様とのおしゃべり』さとうみつろう

待ってました! ネットで話題騒然の大人気自己啓発系ブログ『笑えるスピリチュアル』のさとうみつろう氏による初著書がついに発売!
「対人関係」、「お金」、「仕事」など、あなたの人生観を180°ぐるりと変える、魔法のような実用エンタメ小説。
「幸せになりたいんじゃろ?  だったら、叶えてやるよ」
ダメダメサラリーマンだった主人公は、ある日突然おしゃべりな神さまと出

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「正しさ」こそ人をダメにしている。 『悪魔とのおしゃべり』さとうみつろう

「正しさ」こそ人をダメにしている。 『悪魔とのおしゃべり』さとうみつろう

今回も過去に読んで、Instagramに投稿していたものを。

20万部突破! 大ベストセラーとなった『神さまとのおしゃべり』発売から早3年――。
世界にある「ありきたりな教え」や「道徳的な成功法則」に飽ききっていた主人公の目の前に、突如おしゃべりな悪魔が現れた! そして、みつろうに問うのだった。
「“善い行い"をし続けて、幸せになれた奴はいるか?
親や、学校や、道徳の教えのほうが、まちがっていた

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一文字ずつ消えていく世界でも、割となんとかなる 『残像に口紅を』

一文字ずつ消えていく世界でも、割となんとかなる 『残像に口紅を』

『残像に口紅を』筒井康隆

「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまった。世界からひとつ、またひとつと、ことばが消えてゆく。愛するものを失うことは、とても哀しい…。言語が消滅するなかで、執筆し、飲食し、講演し、交情する小説家を描き、その後の著者自身の断筆状況を予感させる、究極の実験的長篇小説。

五十音の一文字ずつなくなっていき、その一文字が使われている名前のものも消えていく世界のお

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『推し、燃ゆ』宇佐美りん を読んで思ったこと

『推し、燃ゆ』宇佐美りん を読んで思ったこと

インスタのストーリーにて、皆さんに紙の本をおすすめして頂いて久々に購入✨

『推し、燃ゆ』宇佐美りん

逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を“解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上し――。

折角なので、これから書評(感想?)も投稿していけたらいいなと思います📚

話題の推し本。
今時の女の子がアイドルに熱中して居る様子が描かれています。

私自身もジャニ

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