山本倫生

福井県在住の日本人です。人生迷ってばかりですが、今日もなんとか生きています。おかげさま…

山本倫生

福井県在住の日本人です。人生迷ってばかりですが、今日もなんとか生きています。おかげさま、おかげさま。

マガジン

  • 140字で映画はどこまでかたれるか。

    タイトルの通り、筆者が観た映画の回想録です。鑑賞環境は映画館の新作を中心にしていますが、基本的にはあまり拘りません。字数制限の都合上、警告なしでネタバレとなる場合もあるので注意。

  • テレビアニメの深い深い杜(もり)

    1年間に見たテレビアニメの視聴記録をまとめたものです。アニメを見ている暇がないアニメファン向けのマガジンとして編集しました。

  • 日々のつぶやき

    1行日記みたいなもの。

  • 健康は財産

    苦しみ 悶え 痛み〜それらを愛せ。(FBIアカデミーの信条より)痛みを感じてはじめて知る、肉体や精神の在り方についての雑文集。医療的価値は、多分ないです。

記事一覧

「エイリアン:ロムルス」(2024年)は、究極の宇宙生命体と人間の攻防を描くSFホラー映画。「エイリアン」(1979年)と「同2」(1986年)の空白期間(57年!)に材をとった全く新しい物語を作り上げる意図が全くわからない。というか何故作ったのか小一時間は問い詰めたい“続編”だ

山本倫生
13時間前
4

「きみの色」(2024年)は、偶然知り合った男女3人の日常を描く長編アニメ映画。絆や友情はもちろん仲間かどうか分からない少年少女のかけがえの無い日々には「奇跡」の入る余地もなく。刺激や感動を求める観客向けに作られた映画ではないので鑑賞には注意が必要である。水金地火木土天アーメン♪

山本倫生
7日前
1

「ビートルジュース」(1988年)は、迷惑人間に悩まされる幽霊夫婦の奮戦を描くホラーコメディ映画。タイトルロールの彼は実は主人公ではないという感じで全体的にツボを少しだけズラす意地悪な内容ながら、全体を通して見ると面白く感じるという映画のマジックがかかったような一作だ。

山本倫生
2週間前

第3四半期のテレビアニメの最終回をほとんど見終えて、これから記事にまとめる予定だが、今期(夏季)は低調だったというのが偽らざる感想なのがチト辛い。特にオリジナルがダメな時はダメージが大きいなということで……。

山本倫生
2週間前
3

「ツイスターズ」(2024年)は、竜巻に取り憑かれた主人公の無謀すぎる挑戦を描いたパニック映画である。「ツイスター」(1996年)の続編のように見えて実は別物だが無関係というわけでもない微妙な物語ではあるが、暑すぎる夏の暑気払いにはうってつけのイベント映画としてそれなりに楽しめる

山本倫生
3週間前

「マッドマックス2」(1982年)は、秩序が崩壊した世界で起こる無法者同士の血みどろの戦いを描くアクション映画。みんな大好きマッドマックスの原典ともいうべき大傑作だが、今見るとしっかり舗装された道路で珍奇な格好をしたオッさんたちが遊んでいる感じが妙に微笑しかったりして……

山本倫生
3週間前

「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re;Re;」(2024年)は、6月公開の前編に続く総集編の完結編にあたる中編アニメ映画。テレビシリーズ後半4話分を再編集しているためボリューム不足の感は否めないが、喜多ちゃん(キャラ名)ファンにはたまらない構成がそれはそれでまた良いかもと思ったり

山本倫生
4週間前
1

「インサイド・ヘッド2」(2024年)は、2015年公開作品の続編となる長編アニメ映画。人間の感情を擬人化したキャラクターたちの活動が「自分自身の成長」に資しないという構造的欠陥をどうするのかと思っていたが、人数が増えただけで特に何の工夫もない心のこもらぬ凡作となってしまった。

山本倫生
1か月前
2

「デューン砂の惑星」(1984年)は、同名小説を原作としたSF映画。公開当時非難轟々だったデヴィッド・リンチの演出も現在の目で見れば、独自の美意識を優先した画つくりがむしろ新鮮に映る堂々たる映画であった。完成しなかったDUNEの監督に笑われる謂れはまったく無いと思いますね!

山本倫生
1か月前
2

「マッドマックス」(1979年)は、極悪暴走バイカー集団と道路警備隊員の闘争を描くバイオレンスアクション映画である。「エイリアン」と並んで類似作が数多作られた名作中の名作だが、主人公が警備隊員ではなく暴走集団のリーダーだったのが意外な発見かもと。世紀末感が控えめな所が微笑ましい。

山本倫生
1か月前

「カミノフデ〜怪獣たちのいる島」(2024年)は、特殊美術造形家の孫娘が体験する摩訶不思議な冒険を描くファンタジー映画。虚構の中に横溢する「怪獣」への憧憬や郷愁にどれだけ共感できるかというタイプの作品なので、間違っても物語がつまらないとか役者が魅力的でないとか言ってはいけない。

山本倫生
1か月前
2

「化け猫あんずちゃん」(2024年)は、同名マンガを原作とした長編アニメ映画。訳あり小学生と妖怪(化け猫)のひと夏の交流を描くといえば100人中105人くらいは「となりのトト◻︎」と言うだろうが、全然可愛くない子供とか地獄の描写とか妙にリアルな作劇に気分が滅入る、実に困った一本だ。

山本倫生
2か月前

「ユニコーン・ウォーズ」(2022年)は、テディベアとユニコーンという幻獣同士の不毛な戦争の果てを描く長編アニメ映画。可愛らしいぬいぐるみたちがグチャグチャのドロドロになっていくインパクトは相当なものだが、それを受けたオチは割とありがちという感じで二度見するほどではなく。

山本倫生
2か月前

「ルックバック」(2024年)二人の女の子の友情と別離を描くアニメ中編映画である。自己弁護にかこつけてフィクションをでっち上げる主人公の無神経ぶりに驚き呆れた。人の不幸は蜜の味とはよく言ったものだがこれは少々いただけない。超一級の作画アニメが堪能できる分なおさら……という感じで。

山本倫生
2か月前

プリキュア友の会「2024年(令和6)第3四半期(夏)」(仮題)

このテキストは ABC朝日放送・テレビ朝日系列にて放送中の30分連続テレビアニメーション「プリキュア」シリーズの個人的なエピソードガイド+αを企図するものである。 …

山本倫生
2か月前
1

「数分間のエールを」(2024年)は、映像クリエーター気取りの高校生の日常を描く中編アニメ映画である。心身を削り血を流しながらそれでも報われない創作者に「応援してる」「負けるなよ」とあくまで上から目線の主人公のメッセージがどこまで観客の心に響くのか。興味深いところではある。

山本倫生
2か月前
3

「エイリアン:ロムルス」(2024年)は、究極の宇宙生命体と人間の攻防を描くSFホラー映画。「エイリアン」(1979年)と「同2」(1986年)の空白期間(57年!)に材をとった全く新しい物語を作り上げる意図が全くわからない。というか何故作ったのか小一時間は問い詰めたい“続編”だ

「きみの色」(2024年)は、偶然知り合った男女3人の日常を描く長編アニメ映画。絆や友情はもちろん仲間かどうか分からない少年少女のかけがえの無い日々には「奇跡」の入る余地もなく。刺激や感動を求める観客向けに作られた映画ではないので鑑賞には注意が必要である。水金地火木土天アーメン♪

「ビートルジュース」(1988年)は、迷惑人間に悩まされる幽霊夫婦の奮戦を描くホラーコメディ映画。タイトルロールの彼は実は主人公ではないという感じで全体的にツボを少しだけズラす意地悪な内容ながら、全体を通して見ると面白く感じるという映画のマジックがかかったような一作だ。

第3四半期のテレビアニメの最終回をほとんど見終えて、これから記事にまとめる予定だが、今期(夏季)は低調だったというのが偽らざる感想なのがチト辛い。特にオリジナルがダメな時はダメージが大きいなということで……。

「ツイスターズ」(2024年)は、竜巻に取り憑かれた主人公の無謀すぎる挑戦を描いたパニック映画である。「ツイスター」(1996年)の続編のように見えて実は別物だが無関係というわけでもない微妙な物語ではあるが、暑すぎる夏の暑気払いにはうってつけのイベント映画としてそれなりに楽しめる

「マッドマックス2」(1982年)は、秩序が崩壊した世界で起こる無法者同士の血みどろの戦いを描くアクション映画。みんな大好きマッドマックスの原典ともいうべき大傑作だが、今見るとしっかり舗装された道路で珍奇な格好をしたオッさんたちが遊んでいる感じが妙に微笑しかったりして……

「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re;Re;」(2024年)は、6月公開の前編に続く総集編の完結編にあたる中編アニメ映画。テレビシリーズ後半4話分を再編集しているためボリューム不足の感は否めないが、喜多ちゃん(キャラ名)ファンにはたまらない構成がそれはそれでまた良いかもと思ったり

「インサイド・ヘッド2」(2024年)は、2015年公開作品の続編となる長編アニメ映画。人間の感情を擬人化したキャラクターたちの活動が「自分自身の成長」に資しないという構造的欠陥をどうするのかと思っていたが、人数が増えただけで特に何の工夫もない心のこもらぬ凡作となってしまった。

「デューン砂の惑星」(1984年)は、同名小説を原作としたSF映画。公開当時非難轟々だったデヴィッド・リンチの演出も現在の目で見れば、独自の美意識を優先した画つくりがむしろ新鮮に映る堂々たる映画であった。完成しなかったDUNEの監督に笑われる謂れはまったく無いと思いますね!

「マッドマックス」(1979年)は、極悪暴走バイカー集団と道路警備隊員の闘争を描くバイオレンスアクション映画である。「エイリアン」と並んで類似作が数多作られた名作中の名作だが、主人公が警備隊員ではなく暴走集団のリーダーだったのが意外な発見かもと。世紀末感が控えめな所が微笑ましい。

「カミノフデ〜怪獣たちのいる島」(2024年)は、特殊美術造形家の孫娘が体験する摩訶不思議な冒険を描くファンタジー映画。虚構の中に横溢する「怪獣」への憧憬や郷愁にどれだけ共感できるかというタイプの作品なので、間違っても物語がつまらないとか役者が魅力的でないとか言ってはいけない。

「化け猫あんずちゃん」(2024年)は、同名マンガを原作とした長編アニメ映画。訳あり小学生と妖怪(化け猫)のひと夏の交流を描くといえば100人中105人くらいは「となりのトト◻︎」と言うだろうが、全然可愛くない子供とか地獄の描写とか妙にリアルな作劇に気分が滅入る、実に困った一本だ。

「ユニコーン・ウォーズ」(2022年)は、テディベアとユニコーンという幻獣同士の不毛な戦争の果てを描く長編アニメ映画。可愛らしいぬいぐるみたちがグチャグチャのドロドロになっていくインパクトは相当なものだが、それを受けたオチは割とありがちという感じで二度見するほどではなく。

「ルックバック」(2024年)二人の女の子の友情と別離を描くアニメ中編映画である。自己弁護にかこつけてフィクションをでっち上げる主人公の無神経ぶりに驚き呆れた。人の不幸は蜜の味とはよく言ったものだがこれは少々いただけない。超一級の作画アニメが堪能できる分なおさら……という感じで。

プリキュア友の会「2024年(令和6)第3四半期(夏)」(仮題)

プリキュア友の会「2024年(令和6)第3四半期(夏)」(仮題)

このテキストは ABC朝日放送・テレビ朝日系列にて放送中の30分連続テレビアニメーション「プリキュア」シリーズの個人的なエピソードガイド+αを企図するものである。

 筆者がここ数年間、個人的に記録・公開していた「テレビアニメ視聴記録」記事からプリキュアシリーズを独立させて執筆している。

編集方針(注意事項など)

 筆者が視聴したエピソード順にあらすじや所感などを加筆していく「ほぼリアルタイム

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「数分間のエールを」(2024年)は、映像クリエーター気取りの高校生の日常を描く中編アニメ映画である。心身を削り血を流しながらそれでも報われない創作者に「応援してる」「負けるなよ」とあくまで上から目線の主人公のメッセージがどこまで観客の心に響くのか。興味深いところではある。