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哲学論考

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#概念

分かるとは何か。(無経験的純粋性における)

分かるとは何か。(無経験的純粋性における)

 人間は偶然性を必然性へと移行させることで分かるのである。詳しくは人間には生来万物に対する概念(無経験的)というのがあって、(根拠として、仮に人間が全てを経験によって認識または形作っているのであれば、経験とは疑いようなくそれでない何かを最初は必ず用いているはずであるからつまりは、そもそも経験するためには経験以外の何かしらがなくてはいけないからであるから、人間はアプリオリ的概念及び認識を元来有してい

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(その2)論理性序論(思い込みについて)

(その2)論理性序論(思い込みについて)

 例えば、論理的に読解しようとする場合において、どうして我々は間違えることがあるのだろうか。それはずばり、「思い込むから」である。
  例えばカントの純粋理性批判の、「Aという主語概念に結びついているものとしてのBという概念を認識するためにAなる概念の外へ出る場合に、私が自分の支えとするところのものはなんであるか。」という一文を取り上げる。
 すなわちこれは、(後の展開から察するに)特定のAという

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(その2)知性改善論(知性の役割について)

(その2)知性改善論(知性の役割について)

 明らかに知性が働いて為されていることの一つとして「正解を導き出すこと」を引き合いに出し、「知性の活躍を明るみに出そう」と思う。
 すなわち、問題を解くにあたって我々はまず命題を理解することから始める。(いやそうしなくてはいけない)つまり、その正解に行き着くための足りない何かしらを補うことにおいて、その命題の方向及びおおよその距離を命題は示しているということを我々はまず何よりも先にそれを理解しなく

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