2024年3月
今月もkindleで読んだ英語の本の話から。今月はJeremy Rifkin "THE AGE OF RESILIENCE"を読みました。不明を恥じますが、リフキンという名前は昨年初めて知りました。もう80歳に近い国際的にも著名な社会思想家で、西欧各国の政策にも影響力を持つ人物のようです。地球温暖化などの環境問題に対処するためには、現代の資本主義社会の根本からの変革が必要だという事は今では半ば常識になっていますが、その大元は、たぶん、この人あたりにあるので
2023年12月
今年最後になる今月もkindleでの読書の話から始めます。今月読んだのは、KARIN SMIRNOFF というスウェーデン作家の"THE GIRL IN THE EAGLE'S TALONS"でした。日本ではまだ無名の女性作家によるアクション・エンタテインメント作品ですが、どうして私がこの本を選んだかというと、これが「ミレニアム」シリーズの最新作だったからなんですね。「ドラゴン・タトゥーの女」「火と戯れる女」「眠れる女と狂卓の騎士」からなる「ミレニアム」
2023年11月
今月もいつも通り、kindleでの英語の本の読書から。今月は、DAVID GRAEVER+DAVID WENGROW"THE DAWN OF EVERYTHING"を読みました。共著ではあるけれど、あの「ブルシットジョブ」のグレーバーの遺作、従来の先史時代のイメージを書き換えた傑作、アメリカでベストセラーなどという諸情報を目にすれば、誰もが一刻も早く読みたくなりますね。私もまさにそうでした。でも、日本語で「万物の黎明」として刊行された書籍はなんと5,50