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上司が部下にやりがちなこと

今日は、部下と話していた時に気づいたことがあったので
書いておきます。

自分の勤務先はインターンシップ事業をメイン事業としているので
学生さんのマネジメントをする機会が多いんですよね。

今日、自分の部下がこんなことを言ってました。

「今日、学生さんから相談があって。
自分なりに正しい答えは出しているんですけど、
さらに正しい答えを言われるから、自分が否定されているような感じがする。って言われたんですよね。
これってなんでですかね?ちゃんと話は聞いているんですけど。。。」

でも聞いてて思ったんですよね。なんとなく自分なりに会話を想像してみました。


学生「こう思うんですけどどう思いますか。」
社員「ふむふむ。そうだよね。確かにその通りだね。なんでそう思ったの?」
学生「こういうことがあってこう思ったからです。」
社員「なるほど。それだったらこういう風にやってこうやったらいいんじゃない?」

確かに、話の中で、否定はしていないですし、なんで否定される気分になるのでしょうか。
きっと学生はこう考えたのかなと思います。
「私の答えよりもっと正しい答えだ。私は正解を出せない子なのかな。」
多分こういうことなんじゃないかと思います。

上司はどういう気持ちなのだろう

きっとこの記事を読んでいる方の中にはマネジメントに長けている方が
多いかと思います。
マネジメントをする時に、以下のことは気をつけていらっしゃるのでしょうか。
・部下の話の腰を折らない。
・「でも」とか否定を匂わす言葉は使わない。
最低限この辺は気をつけてらっしゃるではないでしょうか。
ここをある程度、押さえておけば、相手の話を引き出すことが出来て、
相手の本心と対話ができてマネジメントができると。

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正しいことを言い続けることがどういう影響を与えるか

マネジメントをしていく上で、上司の大事なミッションは何か。
前の記事にも書きましたが、
「自立させる」
これを一旦仮定します。

そのなかで、必要なことは
自立していく仮定の中で、成長を実感させること
これだと思うですよね。
自立と言ってもその中には成長の仮定があるわけで。
その過程を一個ずつ越えていかないと成長できないんですよ。

言葉を知らない赤ちゃんが辞書を読めますか?という話です。
言葉の意味を知らないと辞書は読めないですよね。
いきなり辞書が読める赤ちゃんなんていないわけです。
言葉を覚えて、辞書が読めるようになる、そう言ったプロセスを踏んで
成長していくわけです。

とすれば、いくら成長できていても、成長の自覚がないと人は成長できないわけですよ。

では今回の事例では、どうなるでしょうか。
今日、学生さんから相談があって。
自分なりに正しい答えは出しているんですけど、
さらに正しい答えを言われるから、自分が否定されているような感じがする。

否定をされているのできっと成長を自覚できないですよね。
正しい答え・正しい考え方を身につけるという考えにおいては
本人の知らないところで成長はしているかもしれないですが、
成長の自覚はきっと出来ていなんですよね。

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最後に

これって正しいことを言っているので、考え方を教えるという観点では間違いではないんですよ。
自分の考えが正しいということを強く
自覚させてあげることが大事なのかなと思ってます。
それこそが成長に一番繋がるのではと思ってます。

・正しいことをいうことが本人の成長になるのか。
・本人の考えていることが正しいという自覚をつけることが成長なのか。


これをマネジメントする側としては、意識においてくおくべきだなと思いました。


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