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全治1年のケガを経験し感じた、外出移動の大変さ

2022年、全治1年のケガで、入院・手術をしました
手術後から2ヶ月ほど、車椅子を使い
残りの期間を、松葉杖と、膝関節を保護する装具を
着けていました。
正直言って、車椅子などを使って外出することは

想像以上に大変です

そして、車椅子等の福祉用具を使い
一人で利用できる場所は、限られていることを
肌身を持って感じました。

地域によりますが
道路上の段差、バスや電車、エレベーターのない
場所での階段移動。
コメダ珈琲、狭い建物の雑貨屋さん
通路幅が狭い書店etc…
周囲が忙しそうだと、移動の手伝いは
他者に頼みづらかったです。

当事者にならないと、分からないことが
たくさんありました。



介助する側も、大変です

4年位前に、県の福祉事業で
「介護に関する入門的研修」を受講しました。

受講のきっかけは、当時、B型事業所に
通っていたことや
介助が必要な、知的障害者入所施設にボランティアに行っていたからです。

介護制度全般を教わり、車椅子介助や杖歩行の介助視覚障害者のアイマスク、白杖体験をしました。

相手を、安全に介助することも大切ですが
それ以上に

・周囲の状況を、よく把握すること
・介助で自分もケガしたら、元も子もないこと
・車椅子が重い

当時の私は、そう感じました。

※この時の経験が、大学の勉強や実生活で役に立つ
とは、夢にも思いませんでした。



最近、ある女性車椅子ユーザーが、映画館の対応を
SNSで発信しました。
この投稿に、批判が殺到してます。

本当に、介助が必要な当事者や家族にとっては
いい迷惑です

色んな性格の人がいますが

全ての障害者が、ワガママではありません。

中には、周囲に介助を頼むことや
誰かに尋ねることが苦手な人もいます。
怖くなって、一人での外出ができなくなったり
どうしていいか分からなくなって
外出移動を諦めてしまう人もいます。

障害者全員ワガママだと、思ってほしくないです

生きていれば、誰もが誰かに介助を受け
介助をする機会が、あるかもしれません。
批判のしあいは、してほしくないです。

批判をすればするほど
健常者と障害者の溝は深くなります。
溝が少しでも埋まるよう
双方が思いやれるために、どうすればいいのか
自分自身も考えていきたいです。





















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