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アジア食記帖

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アジアを旅して出会った好奇心くすぐるごはんの話
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2018年2月の記事一覧

ベトナムでフォーを食べながら米粉の可能性にときめいた

ベトナムでフォーを食べながら米粉の可能性にときめいた

それまでフォーといえばあっさり味の優しい麺類というイメージだった。

ベトナム料理のフォーの話。

ところが初めてホーチミンでフォーを食べたとき、スープをひと口飲んだとたんに満足した。「何、この旨味!」って笑った。

スープが濃厚。韓国のコムタンとかソルロンタンのように優しいけど深みのある。そこに生の野菜をのせて柑橘類をぎゅぎゅっとしぼるから、爽やかさもプラスされてね。夏でもどんどん食べられる。暑

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肉骨茶の裏切り

肉骨茶の裏切り

マレーシアのコタキナバルに行こうとなったとき、名物を調べていて出合ったのが肉骨茶だった。
肉骨茶と書いてバクテーと読む。iPhoneにバクテーと入力するとあっさり漢字変換できるので有名な食べ物なんだろう。

時を同じくして、ディーン・フジオカが都内でおいしい肉骨茶を探し回る番組を見た。ディーン・フジオカの好きなものに対するクセのあるこだわりが面白かった。でも肉骨茶は私の心に響かなかった。おディーン

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ついでのはずのチャーハンが。

ついでのはずのチャーハンが。

ごはん粒にそれほど思い入れがない。

ごはんよりも麺のほうが圧倒的に好きだ。

ゆえに旅先でも麺を頼むことのほうが多く、ごはんものを頼むのは「腹持ちがいいものが足りないね」っていうときだけ。旅先では昼間からビールを飲むから、ツマミとしても最適で大好きな海老や空芯菜などの炒めもの。あと一品頼むとしたら、というときに何となくオーダーする。アジア各国、チャーハン的なものはいつもあるので安心だ。

そんな

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