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Malina.
2019年10月29日 23:48
きれいな洋服を着て、大きなお城のような家に住んで王子様のような旦那様がいる。小さい頃は、そんな物語を思い描いていた。少し大人になってからは、スポットライトを浴びながらバリバリ仕事をして有名になって、たくさんお金を稼ぐ。そんな物語を思い描いた。そうやって、何度も思い描いたいくつもの素敵な物語。だけど、その物語の主人公の顔は、なぜかいつもぼやけていた。***今、私が
2019年10月26日 15:51
「世界を変えたい」そんな風に大きな夢を抱いてた。だけど、その夢が現実になることはなくて、いつか抱いた夢は今の私を傷つける鋭いナイフに変わっていた。そうして何年も何年も、自分で作ったナイフで自分自身を切りつけては、ボロボロになった自分を見たとき、ようやく気付いた。「ああ、これは私の夢じゃないんだ」いつか自分の夢だと思って抱いた希望は、私じゃない誰かにとっての大切な夢で、それがあまりに
2019年10月19日 15:51
あの人が 懐かしいあの笑顔で私に笑いかけているその瞬間 夢だと気付き枕元のスマホに手を伸ばす今日こそは 早く起きようと思ったのにいつもと同じ時間を示す時計に うんざりする光の差し込む部屋で 優雅に朝食をなんて 夢のまた夢で鏡と時計を交互に見ながら バタバタと今日も私は 私をつくり上げていくいつも 同じ時間に家を出ていつも 同じ時間に仕事をするそしてまたいつも 同じ