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[メモ]黙示録と小黙示録の対応づけを考える。
前の記事: https://note.com/makojosiah/n/n81edd7efb952 「キリストの再臨」をテーマに黙示録全体を概観すると、以下のようになっています。 ●1章 「再臨」?の予告 "…
『ティマイオス』27-29 (プラトン)
より。英訳からの重訳。適宜以下のギリシア語を参照。
:::::以下訳文:::::
[27]
クリティアス:
ソクラテスよ、我々が準備した通りに、宴の順序を考えよう。ティマイオスが我らのうちで最良の天文学者であり、この万物の性質について学ぶべく、それを自分の特別な仕事としているのだから、この宇宙の起源から始まって人類の産生に至るまで、彼がまず話すのが、我々にとって良いと思われる。彼の後で、彼
『教会史』第3巻 第11章 シメオンがエルサレム教会をヤコブの後に統治したこと
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ヤコブの殉教と、それに直ちに続いたエルサレムの征服の後で、まだ生きていた使徒たちと主の弟子たちは全ての方角から、肉において主の親族である者たち(まだ彼らの大部分も生きていた)と共に集まり来て、ヤコブを継承するに相応しい者が誰かについて合議した。
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彼ら全ては一致を以て、シメオン、クロパの息子なる者(彼[クロパ?]についてはかの福音[書]も言及を為している)をその[エルサレム]管区の監督
黙示録の執筆年代はいつか:『ヨハネの黙示録』が紀元54年以前に書かれた可能性について
"わたしはキリストにあるひとりの人を知っている。この人は十四年前に第三の天にまで引き上げられた――それが、からだのままであったか、わたしは知らない。からだを離れてであったか、それも知らない。神がご存じである。
この人が――それが、からだのままであったか、からだを離れてであったか、わたしは知らない。神がご存じである――パラダイスに引き上げられ、そして口に言い表わせない、人間が語ってはならない言葉を聞
『異端反駁』第5巻 第30章(エイレナイオス)
1
そうなっており、そしてこの数字[黙示録13:18]は最も認められ古代のものである[黙示録の]写本群からも見つかっており、またヨハネを顔と顔を合わせて見た人たちも[それについて]証言を持っているからには、そして理性で考えても、このように結論できる。つまり獣の名の数字は、[名が]含む諸々の文字をギリシア語の計算方法に従えば、六百六十六になるのである。これは、十の個数が百の[個数]に等しく、百の個
黙示録解釈…「女」の逃避
◼︎12章 … 「女」の逃避 12章では「女」が「龍」(「サタン」の象徴として説明される)から逃れて荒れ野で千二百六十日間の間、匿われるということが語られている。
"また、大いなるしるしが天に現れた。ひとりの女が太陽を着て、足の下に月を踏み、その頭に十二の星の冠をかぶっていた。この女は子を宿しており、産みの苦しみと悩みとのために、泣き叫んでいた。また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、大きな、
黙示録解釈…「鉄の杖で治める者」
◼︎12章、17章…鉄の杖で治める者 "また、大いなるしるしが天に現れた。ひとりの女が太陽を着て、足の下に月を踏み、その頭に十二の星の冠をかぶっていた。この女は子を宿しており、産みの苦しみと悩みとのために、泣き叫んでいた。また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、大きな、赤い龍がいた。それに七つの頭と十の角とがあり、その頭に七つの冠をかぶっていた。その尾は天の星の三分の一を掃き寄せ、それらを地に投
もっとみる黙示録解釈…「七つの頭と十の角を持った獣」
◼︎17章「七つの頭と十の角を持った獣」 大淫婦がエルサレムを意味するとすると、この大淫婦が乗っている「七つの頭と十の角を持った獣」とはなんだろうか。これについては、御使さんによる解説が黙示録に付けられている。
"すると、御使はわたしに言った、「なぜそんなに驚くのか。この女の奥義と、女を乗せている七つの頭と十の角のある獣の奥義とを、話してあげよう。あなたの見た獣は、昔はいたが、今はおらず、そし
黙示録解釈…「大いなる都、大淫婦バビロン」
◼︎**17-19章 … 「大いなる都、大淫婦バビロン」 **"御使は、わたしを御霊に感じたまま、荒野へ連れて行った。わたしは、そこでひとりの女が赤い獣に乗っているのを見た。その獣は神を汚すかずかずの名でおおわれ、また、それに七つの頭と十の角とがあった。この女は紫と赤の衣をまとい、金と宝石と真珠とで身を飾り、憎むべきものと自分の姦淫の汚れとで満ちている金の杯を手に持ち、その額には、一つの名がしるさ
もっとみる黙示録と紀元70年の神殿崩壊までに起こった出来事
上記メモでみたように、『ヨハネの黙示録』が福音書中の「小黙示録」と呼ばれるイエスの神殿崩壊の予告のいわば説明・解説書であると考えた時、またイエスの予告した神殿崩壊が紀元70年のユダヤ・ローマ戦争による神殿崩壊であると考えた時、ではそれらの予兆として語られる福音書中の諸々の出来事や『ヨハネの黙示録』で予告される出来事は、歴史的にはどのようなできごとと対応するのだろうか。随時考えていく。
鍵となる概
[メモ]黙示録と小黙示録の対応づけを考える。
前の記事:
https://note.com/makojosiah/n/n81edd7efb952
「キリストの再臨」をテーマに黙示録全体を概観すると、以下のようになっています。
●1章 「再臨」?の予告
"見よ、彼は、雲に乗ってこられる。すべての人の目、ことに、彼を刺しとおした者たちは、彼を仰ぎ見るであろう。また地上の諸族はみな、彼のゆえに胸を打って嘆くであろう。しかり、アァメン。"
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