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『異端反駁』第5巻 第30章(エイレナイオス)
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そうなっており、そしてこの数字[黙示録13:18]は最も認められ古代のものである[黙示録の]写本群からも見つかっており、またヨハネを顔と顔を合わせて見た人たちも[それについて]証言を持っているからには、そして理性で考えても、このように結論できる。つまり獣の名の数字は、[名が]含む諸々の文字をギリシア語の計算方法に従えば、六百六十六になるのである。これは、十の個数が百の[個数]に等しく、百の個
抄訳『諸原理について』序文(オリゲネス)
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祝福の人生へと導く善い知識を得ようとする時、人はそれをどこから引き出すでしょうか。恵みと真理はイエス・キリストによって成ったと固く信じる人たちは、その知識を、他の何からでもなく、キリストの言葉と教えから引き出します。つまり、「私が真理である」[ヨハネ14:6]という言葉をその通り認めているのです。
ここで「キリストの言葉」とは、キリストが肉体をまとい、人となっていた時に話した言葉のことだけ
『マタイによる福音書注解』第十巻 第十七章 イエスの兄弟たち(オリゲネス)
http://www.newadvent.org/fathers/101610.htm
「どこでこの人はこの知恵を…」[マタイ13:54]との言葉は、イエスの諸々の言葉のうちに大いなる卓越した知恵があったことを明白に示唆する。それは以下の言葉に値するものである。「見よ、ここにソロモンより大いなるものがある。」[マタイ12:42]そして彼はエリヤとエリシャを通して遂行された諸々のことよりも、また更
『ヨハネによる福音書注解』第一巻 第七章 福音において告知された良いこと(オリゲネス)
さて福音との名称の意味が何であるか、そしてこれらの書がなぜこの題を持つのかについて調査すべき時だろう。ここで福音とはあることについての約束を含む談話であり、それは自然と、またそれらのもたらす諸々の益のために、その約束を聞いて信じるならすぐに聞き手を喜ばせるものである。さもなくばその談話は、我々が聞き手の立場についての言及によって定義した福音では全くない。福音は何か良いものの実際の現れを信じるものた
もっとみる『ヨハネによる福音書注解』第一巻 第十章 イエス自身が福音である次第(オリゲネス)
http://www.newadvent.org/fathers/101501.htm
福音の性質に関する先立つ調査は無益なものと見なされえない。知覚的な福音と、知性的な、また霊的な[福音]の間にあるどんな区別があるかを我々に分からせる。知覚的な福音から霊的なものに変化させることが今我々がしなけらばならないことである。
というのも、もし霊的なものに発展させられなければ、知覚的な福音の物語は何に
『ナザレ人福音書』 断片
より。英語訳からの重訳。
正典に収められず失われた福音書型文書がいくつか存在する。その一つに、紀元2世紀から4世紀までの頃、主にシリア・パレスチナやエジプトの、ユダヤ人を多く含むキリスト教セクトにおいて重視されていた福音書(Jewish-Christian Gospel(s))があり、教会教父らの著作に断片的な引用が残っている。教父たちは明確な分類をしていないが、現代はこのユダヤ人の福音書を以下
『ヘブライ人福音書』断片
:::::以下訳文:::::
ヘブライ人の福音書のうちにはこう書かれている。
「キリストが地に臨んで人々のところに来たいと望んだ時、善き父は天における力強い権能を呼び出した。それはミカエルと呼ばれた。そして[父は]その保護のもとにキリストを託した。そしてその権能は世界のうちに来て、マリアと呼ばれた。そしてキリストは彼女の胎内に七ヶ月あった。」
(エルサレムのキュリロス Discourse on
『エビオン派福音書』断片
より。英語訳からの重訳。
紀元2世紀から4世紀ころまで教父たちが言及しているパレスチナの派閥であるエビオン派は、独自の福音書を持っていたと言われ、サラミスのエピファニオスによって数節の引用が残されている。
エビオン派は菜食主義であったため、洗礼者ヨハネがいなごを食べていたという記述を改変したとされる。
また、処女懐胎を否定するため、該当箇所が無く、洗礼者ヨハネの活動から始まっている。
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旧約リスト オリゲネス(c. AD 230)
http://www.newadvent.org/fathers/250106.htm
より。英訳からの重訳。
アレクサンドリアのオリゲネスは、アレクサンドリア学派の源流とも言える神学者であり、前ニケーア教父の最重要人物の一人である。
彼の旧約聖書リストが、カイサリアのエウセビオスの引用によって残されている。(『教会史』ⅵ.25)
ネヘミヤ書はエズラ書の第二に対応すると思われる。
なぜか十