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一流店なのに不愉快な思いをする原因とは

こんにちは。

牧 菜々子です。

サービスも、おもてなしも、最高級。

そんな、一流店でも、不愉快な思いをする場合があります。

一流店なのに、どうして不愉快な思いをするような事が起こるのでしょうか?

その原因は、「人を、物として見ている」ことにあります。

スタッフさんが、お客を「お金」としか見ていない場合。

そして、お客のほうが、スタッフさんを、人として尊重していない場合です。

人を物としか見ていないから

ここ数年で、「人を物としか見ない態度」への非難の声が高まっていることに、お気づきでしょうか。

ハラスメントや、差別、誹謗中傷に対して、かつてないほどの批判が集まっています。

では、どうして最近、「人を物としか見ない態度」への批判が、これほどまでに高まっているのでしょうか?

それは、「本当は、人は物に過ぎないのではないか」ということに、人々が気づき始めたからです。

人だけが、特別なのか?

命あるものだけが、優先されるのか?

自然は?

生態系は?

地球は?

人が、AIよりもえらいことにこだわるのは、本当に生産的なのか?

人も、物に過ぎないのではないか?

そう気づき始めてしまうと、疑心暗鬼になってくる。

「そんなはずはない!」

「人を、物扱いするなんて、許せない!」

そういう風潮が、高まるのです。

一流店でも不愉快な事態が起こりやすくなる

そうなると、どうなるのかというと…。

少しでも自分が物扱いされると、我慢ができなくなるのです。

されたことと帳尻を合わせようという意識が働いて、態度に出したり、相手を攻撃したりする。

そうやって、不愉快な事態が起こりやすくなるのです。

一流店なのに、不愉快な思いをすることが決して少なくないのには、こういった理由があるのです。

相手を人として尊重していない時に不愉快な事態は起こる

たしかに、一流店では、サービスもおもてなしもハイレベルです。

ただ、それは、お金を払っている範囲での話。

その外側の部分については、「人と人との関係」がすべてです。

そして、その「人と人との関係」の部分で、相手を人として尊重していない場合、不愉快な事態が起こるのです。

スタッフさんが、お客をお金としか見ていない場合には、「注文しない」「買わない」とわかった途端に態度が変わり、不愉快な思いをすることもあるかもしれません。

逆に、お客がスタッフさんを下に見て、「あいさつを返さない」などの態度をとっていれば、スタッフさんは通り一辺倒のことはしてくれますが、それ以上のことは意地でもしないでしょう。

一流店なのに、不愉快な思いをするという事態は、こういう時に起こるのです。

背景をわかっていない人は知らず知らずのうちに相手を逆撫でしている

今は、人々が「人を物としてしか見ない」ことに敏感になっている。

その理由は、人々がうすうす「人は本当は物と変わりがないのではないか」と気づき始めているから。

そういう背景をわかっていない人は、知らず知らずのうちに相手を逆撫でしています。

危機感のレベルが、わずかに足りていないからです。

スタッフ側であれ、お客側であれ、「人と人との関係」の領域では、相手を人として尊重することが、今まで以上に大事になってきています。

一流店なのに不愉快な思いをすることがある背景には、こういう事情があるのです。


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