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病院あるある

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病棟で働くナースの紆余曲折。
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#日記

永久就職しなくていい①

永久就職しなくていい①

腰が重いナースのドタバタ転職話。
長いので分けて掲載。

看護師、それは私にとって生きていく上でありがたい国家資格だ。

そして仕事の性質上、つい奉仕や犠牲の精神が働きすぎてしまう切ない職業でもある。

専門技術職にありがちな「職場と上司が絶対王政」な雰囲気、まだまだ様々な場所で残っているのではないだろうか。

ホワイトな企業だったら絶対アウトなルールも意外とまかり通っていたりする。
新卒だと「

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働き方は生き方

働き方は生き方

生き方は身近な生活に表れている話。

新卒の時は、タイトルのような考え方はクエスチョンマークしか浮かばなかった。

勤務を続け、たくさんの人と出会い心身不調も乗り越えた時、職場のなかで小さな社会縮図が見えてきた。

そして、仕事に対する姿勢はそのまま人や人生に対する姿勢だということに気がついた。

楽しそうに仕事する人、スタッフや患者さんにたくさん気を配りすぎて疲れてしまう人、自分が少し

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その動悸、命取りにつき

その動悸、命取りにつき

日々命のやり取りに関わるこの仕事。
緊張感をもって従事していると、制服を脱いだ後はゆるっとした話がしたくなります。

今回は急性期病棟にいた頃の話。

みなさん、心電図モニターって見たことありますよね。
ドラマなどでよくピピッピピッと波形と数字を表記する四角いアレです。

簡単にいえば、身体につけると心拍数と心電図波形が子機と親機同時に表示されるものです。
心拍数や不整脈チェックに用いられます。

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もっと!詳しく!

今回は新人の頃のお話。

以前勤めていた病院で大先輩と夜勤を共にした時のこと。

とても真面目で熱心なこの先輩、裏表のない明瞭快活な話し振りが素敵なのです。

「さっラウンドしましょ!」と巡視のためステーションを颯爽と立ち去る先輩、モタモタ慌てて追いかける私。

まだ夜勤も不慣れかつ、照明を落とした病室やカーテンの閉まった患者さんのベッドって新人の時は結構怖かったりします。

そっとカーテンの内側

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