見出し画像

働き方は生き方

生き方は身近な生活に表れている話。

新卒の時は、タイトルのような考え方はクエスチョンマークしか浮かばなかった。

勤務を続け、たくさんの人と出会い心身不調も乗り越えた時、職場のなかで小さな社会縮図が見えてきた。

そして、仕事に対する姿勢はそのまま人や人生に対する姿勢だということに気がついた。

楽しそうに仕事する人、スタッフや患者さんにたくさん気を配りすぎて疲れてしまう人、自分が少しでも看護度の高い患者さんを受け持つと機嫌が悪くなる人、ナースコールやケアを後輩任せにする人、淡々と仕事をする人、職場の人付き合いが好きな人や苦手な人…。

本当に様々な個性や姿勢をもった人たちがいる。

ある日、新人ちゃんが朝からフォロワーの先輩に怒鳴られ泣いていた。
「さっきも言ったよね!なんでできないのよ、あーあ、私の時間返しなさいよ!」

この先輩、思い遣りや寄り添いに欠け尚且つ思ったことをストレートに口に出すお方なのだ。

すぐさまフォロワーを私に変更し新人ちゃんとお話する。

出来ること、一緒にやろう。
わからないことは一緒に考えよう。
看護はチームだから一人でやるものじゃないよ。
さっきの先輩、すごい言葉を投げたよね。
とても傷つくし悲しかったでしょう。
私はね、働き方は生き方だと思ってる。
あの人のさっきみたいな姿は、良い悪いは別としてあの人の生き方でもあるんだ。
もしかしたら心中穏やかでいられない何かがあったのかもしれないけど、指導としてやってはいけないことだから後で伝えるね。
もし、あんな風に誰かを傷つけたくない って思ったらそれはそのままあなたの生き方だし、あんな伝え方は他の人にしなくていい。
最初は誰でもうまくいかないから、ゆっくりやっていこう。

そんな話をすると、彼女は涙を零しながらもしっかり頷き、周りを確認しながら仕事をこなした。

良い人ばかりで社会は構成されていない。
どんな人がどう生きていようと、それはその人の在り方だ。

こう働きたい は、こう生きたい!と同等の意味を成すものであることは事実だ。
意識をしていても無意識でも。

仕事や人と向き合うとき、それが生き方に直結することを頭に入れておくと、少しだけ自分や人に優しくなれる気がする

ちなみに私は『自分と、自分の目の届く範囲の人や環境を大切にしながら心地よく働きたい』と思い、小規模の職場へ転職し住居も変えた。

体や気持ちに無理なく生活できるようになり、生活の質も上がった。
あのとき行動したことは、大正解だったなぁ と振り返る。

人付き合いや働き方これでいいのかな
職場やパーソナルスペースがしんどい
と感じている人は、自分がどう生きたいかをもう一度見直し行動すると、見える世界が変わるかもしれない。

#日記 #気持ち #働き方 #生き方 #生活 #仕事
#ナース #個性 #姿勢 #社会






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?