『死してなお踊れ』 -ダンスロックか、仏教か-
新年二冊目に読み終えた本がこちら(文庫本は1,000円程度)。
一遍上人といえば、日本史を学んだ人なら一度は聞いた名前。ちょっと真面目に取り組んだ人なら、鎌倉時代の人とか時宗、踊り念仏というキーワードが連想されるかも知れない。
なぜかこの本を手にとり、その軽い文体に引きつけられて読むことにした。
この文体の軽さ、まったく以て僧侶の伝記とは思えない。ましてや僕には海外のロックミュージシャンのアルバムに入っている、ライナーノーツを読んでいるような感覚さえ覚えた。
しかし、