2018年6月の記事一覧
岩井俊二監督作品から感じたもの
前回の「リップヴァンウィンクルの花嫁」愛から続き、岩井俊二監督に関してもう少しだけ。
毎回特定の人物に関しての詩と批評を掲載している月刊誌「ユリイカ」で2012年の9月に発行された「岩井俊二」特集。2012年だからリップヴァンはまだ世に出ていないが、関係者や同業者が彼について、彼の作品について語っている。それを読み進めてくと気づくことがあった。
「目には見えないものこそ大事」なのではないかと。
安堵感のもたらすものとその恐怖
私はきっと今が幸せなのかもしれない。
ストレスもなく、時間もあり、戻る時期も場所も決まって、住むところもあって、友達や支えてくれる人が沢山いる。
安定剤の服用とヨガで心も乱れず、睡眠薬で苦労なく眠れる。
季節を感じて植物を鑑賞し、風を浴びて空を見上げて。
1日1日と復帰の日が近づくのは緊張する。
また普通に働けるのかは不安だけど、もう心は決まったから大丈夫。
この安堵感より、やり残しの