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【アジア横断バックパッカー】#60 11ヵ国目:トルコ-ドウバヤズット→イスタンブール 旅はただバスチケットを買うだけでも、忘れられない出来事になる
どうするべきか。時刻表で見るとバスが出るまで2時間以上時間があった。外に出てタクシーを捕まえ、近くのATMまで行ってもらい、トルコリラを引き出してまたここに戻ってきてもらう…。そうする以外に方法が思いつかなかった。そうするか…。 だが考えていると、スタッフが意外なことを言った。 「あそこで両替できるんじゃないか」 示された方にあるのは売店兼レストランだった。両替所らしきものはない。 「あそこで両替できるの?」 まあ行ってみろとスタッフが言う。僕はふらふらとそちらへ向か
【アジア横断バックパッカー】#55 10ヵ国目:イラン-テヘラン→タブリーズ 移動して宿を確保するのはバックパック旅の最小単位
バックパックを背負ってメトロに揺られていると、おっちゃんが席を譲ってくれた。旅人に優しいのか、僕が大変そうに見えたのか。 昨日来たバスターミナルに再び降り立ち、乗り場を目指して歩いていると、前を歩いていた父子がちらちら僕を見ていることに気付いた。ついに父親が立ち止まって話しかけてきた。 「息子と一緒に写真を撮っていいかい?」 息子はまだ小さかった。快諾し、肩を組んで写真におさまった。 父子に手を振って別れながら、見ず知らずの外国人と一緒に写真を撮るのは一体どんな気持ち
【アジア横断バックパッカー】#54 10ヵ国目:イラン-テヘラン こまごまとしたイランの文化について イランはとてもいいところ
「マシュハド・ホステル」は旅行者に有名な宿なので、日本語の情報ノートが置いてあった。古き良き旅文化だが、あまり有益とは言えないような情報も多い。そもそも情報が古かったり、これこれこんなことがあった、ここでどこどこ行きのチケットが買えます、などの情報をもとに実際に現地に行ってみても、情報通りに事が運ばないことが往々にしてある。 考えるに、理由はふたつある。ひとつには書き手の主観が入りすぎていること(あそこの料理がどうのこうの…)、もうひとつはたまたまその時はそうだっただけ