2024年3月の記事一覧
観点別評価、教育DXにどう向き合うか?
2022年度に高校で「観点別学習状況の評価」が始まり、3年目に入ります。現場では、3観点評価の煩雑さが教師の多忙化の原因になっていることや、評価方法の正当性への疑問、過度な競争につながっている可能性などが報告されています。主体性といった人間性までもが評価の対象とされ、子どもたちをさらなる競争に追い込み、その後の人生まで左右しかねない「評価」には、正直言って疑問を感じます。各学校現場での民主的な議論
もっとみる若い「せんせい」のみなさんへ
けい先生です。この記事は、教育系雑誌「クレスコ」に2023年の春、私が寄稿した原稿を修正したものになります。これから先生になる方々に向けて書いた文章です。
1.けっして気負わないこと 若い「せんせい」のみなさんへ。日々のお仕事、本当にお疲れ様です。そして、教育の問題が大きくクローズアップされている今、教職を選んでくださったことに、心より感謝します。みなさんのその思いは、きっと今の状況を変える力に
なぜ進学校で組合の組織率が高いのか?
けい先生です。
進学校(公立)では、教職員組合の組織率が高い傾向にあります。3月18日、本県でも人事異動の労使交渉が行われますが、こうした異動やパワハラなどの個人のトラブルの相談、学校の教育条件改善のためなど通常の理由は当然あります。しかし、もう一つ、進学校ならではの事情があります。それは、
県庁に出向したり、管理職になったりしたときにその経験が役立つからです。
現に、県庁関係で言えば歴代の教
家事はお互い「率先」して
けい先生です。
わが家は夫婦2人暮らしです。私は早起き型、パートナーは寝坊型です。ですから必然的に朝は私が中心に家事をこなすことになります。
6:00 けい先生起床~ストレッチ+筋トレ
6:30 洗濯物スタート+朝ごはん(お弁当)の準備
7:00 洗濯終了~洗濯物を干す
7:30 パートナーを起こす~朝食(朝ドラを観る)
8:00 皿洗い、掃除(ここは、できる人がやる)
8:35 けい先生出発(
結婚して知った家庭の文化的格差
けい先生です。結婚して、自分が文化程度の低い家庭の生まれだったことを実感しました。実際に家に行ってみないことには、その雰囲気は分からないものです。
おもちゃが一杯!パートナーの実家は、ご両親と彼女の兄夫婦の二世帯同居です。小さな甥と姪がいます。私が一番感銘を受けたのは、子どもたちがたっぷりおもちゃを買い与えられ、家族一緒になって遊んでいることです。
これを読んで、「当たり前じゃない?」と思った
新任教員のみなさんへ①~怒涛の第1回職員会議を冷静に迎えるために~
けい先生です。この記事は、とくに4月1日から初めて教員として赴任する方々に向けて書いています。いわゆる正規採用だけでなく、臨時的任用教員、非常勤講師の方々も含みます。年度当初の学校は超過密スケジュールになりますが、事前に知っておくと心構えもできます。地方の公立高校の事例なのですが、異校種でもある程度似たものではないかと思います。ご参考までに。
1.第1回職員会議の日に何があるか?第1回職員会議(