海外のデザイン記事を読んで100本noteを投稿した自分が改めて推したい記事10選
ちょうど1年ほど前から始めた海外の記事(デザイン、AI、Web3、マーケティングなど)を自力で翻訳して自分なりの感想を添えて公開していたnoteの記事数が100に到達しました。
今回はこれまで翻訳してきた中で個人的に面白いと思ったものを振り返るベストアルバム的な(。。。?)記事にしようかなぁと思っています。
というのも、自分の投稿の内容って結構、というかほとんど頭に残っていなかったりして、自分の復習も兼ねて過去記事を振り返ってみたいというものです。
note上での評価に関わりなく、あくまで自分個人が「これは良かった!」「知らない人はぜひ読んでほしい!」と言いたい記事をピックアップしようかと思っています。
なお、1つの元記事を文量の関係で複数のnoteに分けて投稿しているものもあるため、そちらについては全記事のリンクを載せてます。
1.ChatGPTでランディングページが作れるのか
これはページのコンテンツ(文章など)だけでなく、コーディングまで全部Chat GPTでやらせることを目指した記事で非常に面白かったです。
「こういう使い方ができる」ということを教える意図というよりも、「この場合ならこれくらい使えそう」という実験結果報告のような内容です。
製品概要くらいなら60点くらいのものができるけど、エラーメッセージなどを作らせるなら80点くらいのものができそう、という感じで、筆者が実際に手を動かしながらChat GPTを試している様を追体験できるような記事です。
以降、この筆者のNick Babichさんの記事が気に入り、何度か読むようになりました。
2.ChatGPTで競合調査やKPIの設定、ペルソナの作成をやってみよう
で、早速またNick Babichさんの記事なのですが、今度はデザインだけでなく競合調査やKPIの設定などもAIでやるとどうなるか?ということを試してくれている記事です。
現状まだやはり人間がやらなければならない領域が多そうですが、とは言えこういうこともChat GPTに任せてみよう!という筆者の発想が面白いですよね。
特定の業界における競合相手のシェアや、競合他社の弱点など、たまに的確に情報を伝えてくれるChat GPTの働きにも驚かされます。
まるっと鵜呑みにするのは禁物ですが、色々な使い方のアイディアが浮かんできそうになる記事でした。
3.AIが未来に向けて解決すべき4つの課題
またNick Babichさんの記事ですが、これまでの実験報告的な記事とは異なり、AIの危険性・解決すべき課題について述べられている記事です。
数ヶ月前にイーロン・マスクなどのテック系の大御所たちがこぞってAIの開発の中断を世間に訴える事件?が発生しましたが、そういった主張を理解する上でも参考になるものでした。
いくら頭ではわかっていても、AIがさももっともらしく導き出してくれる答えに依存したくなる心理がどうしても働いてしまいます。
AIが完全無欠ではないということを念頭においた上で、最後は自分の責任と判断で付き合っていく必要があるということを考えさせられます。
4.私がAppleのデザイナーとして学んだこと
実際にアメリカのAppleで働く女性が仕事の中で学んだApple流の流儀について語っています。
何となくミニマリズムだったり、心地よいUXだったりらへんのことを中心に語られるのかなぁと予想して読み始めましたが、そういった表面的なテクニック論に終わらず、「ユーザーの声は無視していい!」とか「どんなに小さくても、ひとつひとつのプレゼンに魂を込めろ!」という精神的な部分への言及が多く面白く読めました。
Appleという巨大組織に属しながらも、一人ひとりがある種のアーティスト性を持ち合わせながら切磋琢磨するAppleデザイナーたちの仕事現場が垣間見えるような記事です。
5.異様な日本のWEBデザイン
日本在住経験のあるデザイナーが日本のデザインの異質性について書いた珍しい記事です。
普段我々日本人を取り囲んでいるデザインがいかに異常なのか、その異常性はどこから来ているのか、について政治的、民族的な側面から言語学的な観点まで、様々な視点からかなりしっかりとした考察が述べられています。
ただ単に日本のデザインのクオリティが低い!と訴えるものではなく(実際筆者は日本のデザイナーのスキルを高く評価しています)、なぜこのような異様なデザイン空間が形成され、それに疑問も持たずに1億人が生活しているのか、という部分を海外の視点から鋭く指摘をする読み応えのある記事です。
自分のような非常にドメスティックな現場で働いている人間にとっては、こういう外からの意見や視点は非常に新鮮で、勉強になりました。
6.Instagram Lite の発展途上国へ向けたリサーチとデザイン
記事翻訳を書き始めた最初期、ちょうど1年前くらいの投稿です。
発展途上国向けにFacebook(Meta)社がInstagramを開発した際の記事をメモしています。
発展途上国ならではのスマホのスペックの課題や、アイコンやアクションに対してのユーザーのリテラシーを鑑みつつ、Instagramらしい操作感を損なわないためにはどうすればよいのか、という試行錯誤が感じられる記事です。
デザイナーがグローバルに仕事を展開していく際には、自分たちとは全くことなる世界観の中で生きる人達の生活も想像しながら制作をしなければいけないという事実を実感させられました。
7.人気英語学習アプリDuolingoのUIがどのように作られたか
世界で圧倒的人気を誇る語学学習アプリDuolingoのユーザーリサーチやそのための方針決定、デザインプロセスが詳細に描かれています。
学習というのはそもそも継続してもらうことに対してハードルが高く、一方で離脱を恐れてあまりに難易度を下げすぎてしまうと学習の進んだユーザーがすぐ離れてしまう懸念もあります。
この記事では、本やネットにあるようなアプリ開発の一般論を説明するのではなく、1トップ企業の生々しい試行錯誤とアイディア創出までの道のりが語られておりめちゃくちゃ読み応えがありました。
長い記事だったのでいくつか記事が分かれていますが、よければ読んでみてください。
8.UXへ理解のない会社でどう働くか
個人的に非常にわかり味が深い記事でした。
自分自身がそもそもデザイン組織がない会社に単独で中途採用された身なので、これまでストレスなくできていたコミュニケーションに大きな障害が出てきました。
デザイナー同士やデザイナーがいる環境であれば、ある程度お互いの共通の言語空間の中での意思疎通が可能となるのですが、そもそも文化的にデザインというものを入れ込んで来なかった組織にとっては、言葉ひとつを的確に伝えることも難しい場面があったりします。
こう言った孤独なデザイナーの実情と解決策を筆者の実体験をもとにまとめてくれている、少し励みになるような記事でした。
9.ゲーミフィケーションのUI/UX
ゲーミフィケーションってたまに聞くけどよくわからん、と思い読み始めた記事だったのですが、かなり勉強になりました。
ゲーミフィケーションとはざっくり言うと、ゲームのようにユーザーの期待値をコントロールしてモチベーションの向上、維持を目的とする施策で(そう言うとめちゃくちゃ難しそうですが)実は身の回りのあらゆるものにゲーミフィケーション性が隠れていたりします。
デザインの施策に行き詰まったとき、こういった別角度からの視点や技を持っておくことはアイディア創出を刺激してくれるようなものとも思うので、また改めて読み返したいと思える記事でした。
10.1ページのサイト vs 複数ページのサイト、どちらを作るべき?
タイトル的に内容が想像しづらくあまり興味をそそりづらいものになってしまいましたが、WEBサイトづくりにおける基盤となる情報をページで分けるべきかどうかの問題に関してわかりやすくまとめられています。
それぞれのWEBのメリット、デメリットが示されており、WEBサイトを作る上での基本的な部分を改めて学ぶことができました。
まだまだ懲りずに海外記事メモは続けていくので、今後ともよろしくお願いいたします。
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個人的に気になった海外記事を週数本メモしていますので、よければフォローおねがいします
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