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つれづれなる日々のこと

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#エッセイモドキ

カールと名付けた、犬の思い出。

カールと名付けた、犬の思い出。

昨夜、何の気なしにテレビをつけると、「サザエさん」が放送されていた。翌日が成人の日で仕事が休みだと、「サザエさん症候群」と呼ばれる、月曜日を思って憂鬱な気持ちにはならないんだな、などとぼんやり思いながらテレビを見ていた。

獅子舞、凧揚げ、羽根つきなどお正月特有の行事を盛り込みながらアニメは進んでいったが「戌年物語」と題された、磯野家に迷い犬が来る、というお話をみたとき、幼少期の思い出がぶわっと頭

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植物のちからを見習いたい

植物のちからを見習いたい

「そこらへんに落ちてる、葉っぱとか、全部もって帰っていいいですからね! 一緒に並べておくと、勝手に根っこ、はえてきますから」

昨年の10月21日におこなわれた、多肉植物の寄せ植え講座に参加したときのこと。寄せ植えがおわり、すべて片付けていたときに、講師をして下さっていた先生が、こう言われた。

私は、よく意味が分からなくて、どういうことですか? と質問した。すると、先生は「この、寄せ植えのときに

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知らなくても、守られていること。

知らなくても、守られていること。

スマホアプリで登録している「ほぼ日」の更新を知らせる通知。

「ほぼ日刊イトイ新聞」は、いつも11時更新なのだけれど、「あ、きょうはまだお休みの、9時更新の設定なんだな」と、何気なくページを開く。(土日祝は午前9時に更新されています)

トップ画面には、糸井重里さんが書かれてる「今日のダーリン」がいつも通り掲載されていて、「このいつも通りが、いかに難しいことか」と思いながら、記事に目を通したんです

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きれいなうしろ姿を手に入れたい

きれいなうしろ姿を手に入れたい

五日が仕事始めなので、冬休み最終日思いっきりダラダラしたいー! とおもい、スーパー銭湯に行ってきました。

そこで、けっこうショックなことがありました。夫に言うと「当たり前だよ」と笑われたのですが、自分自身のうしろ姿が、かなり情けないことになっていたんです。

情けない、というか「めちゃくちゃだらしない」カラダになっていたんですよね。おしりはズドーンと垂れているし、太もももダルダルした感じ。セルラ

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おせちも雑煮もないけれど、お正月はいいものだ。

おせちも雑煮もないけれど、お正月はいいものだ。

新年、明けましておめでとうございます。

2018年も、どうぞよろしくお願いいたします。

夫と結婚してからというもの、私はお正月におせちはおろか、お雑煮も作ったことがありません。夫の実家に年頭の挨拶に伺い、そこでいただく、というわけでもありません。

「おせち料理、嫌いだから」

夫が放ったその一言に、私はがつんと頭を殴られたようでした。

というのも、私の実家は、年末の28日くらいから「お買い

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たかが玉ねぎ、されど玉ねぎ。

たかが玉ねぎ、されど玉ねぎ。

仕事先のカフェで、毎日調理場に立っている。
スタッフはわたしと、ランチタイムに来てくれるアルバイトさん。時々店長。

店長は、店を切り盛りしている訳じゃなくて、どちらかといえばオーナー的存在。
時々店を仕切りに来てくれるけれど、基本的にはわたしに任せっきりだ。

ランチタイムに来てくれるアルバイトさんは二人いて、週に2、3回ずつ入っている。二人とも主婦で、フロアと、ちょっとした調理補助をお願いして

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予定を書くのも良し悪しで。

予定を書くのも良し悪しで。

8月も半ばになってくると、早くも来年の手帳の話がチラホラと見えてくる。
私は“ほぼ日手帳”を使用している。(使いこなしている、とは口が裂けても言えないけれど)
ほぼ日手帳は、9月1日から発売されるため、「どんな手帳カバーが今年はあるのかな?」と気にしているため、よく目にするというのもあるだろう。

手帳とは違って、一般的な壁にかけて使うカレンダーは、9月に買うのはまだ早いかなぁ? と思う。
年末に

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桃と祖母

桃と祖母

この夏になって、先週ようやく桃を食べた。
桃を買うのは、すこしだけ、勇気が必要だ。

スーパーに、キレイに陳列されている桃たちは、何となく「高価な品」に見える。

傷まないようにと着せられている柔らかいネットは、気軽に触れないでくださる? と言いだしそうな気さえする。

幼いころに、母とスーパーに買い物に行ったときに「桃は触ったらあかん。すぐ傷んでくるから!」と、厳しく言われていたことも一因なのだ

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1分くらいで、世界は変わる。

「よう動く足やなぁ」
母が言った、私にとっては名ゼリフと思える言葉だ。

私に言ってくれたのではなくて、一緒に暮らしていたチワワにかけた言葉だった。
猛ダッシュをしたとき、足の動きが見えないほどに動き回るため、母なりの褒め言葉だった。

そのチワワは、昨年の9月に突然死んでしまった。真夜中に突然痙攣しだして、五分ほど苦しんだ後には、もう心臓が止まってしまっていた。

私達家族は、あまりのことに事態

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