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予定を書くのも良し悪しで。

8月も半ばになってくると、早くも来年の手帳の話がチラホラと見えてくる。
私は“ほぼ日手帳”を使用している。(使いこなしている、とは口が裂けても言えないけれど)
ほぼ日手帳は、9月1日から発売されるため、「どんな手帳カバーが今年はあるのかな?」と気にしているため、よく目にするというのもあるだろう。

手帳とは違って、一般的な壁にかけて使うカレンダーは、9月に買うのはまだ早いかなぁ? と思う。
年末にならないと「来年のカレンダー、どうしようかな?」とは、なかなか思い至らない。もちろん、ロフトやら東急ハンズなどでは広めのスペースを確保しはじめて「2018年カレンダー特集」のコーナーは作られているのだろうけど。

4ヶ月先から使えるもの。
4ヶ月先からしか使えないもの。
どちらも、日付を見たり、予定を書き込んだりするものだけれど、使い方によってかなり意識が違っているなと感じる。

壁にかけるカレンダーは職場なんかだと、3ヶ月分ビリッとめくって、先々のスケジュール把握のため並べて貼っているところもあるのかなと思う。私の勤め先は貼り付けるスペースがなくて、できないのだけれど。

仕事じゃなくて、日常生活の中でも、すでに決まっている先々の予定は何かしらあると思う。

抽選で当たった、半年後のライブの予定。
3ヶ月先の愛猫の予防接種。
三連休に友人とのキャンプの計画。

楽しみにしていることや、自分から進んでやろうと思うことは、率先してカレンダーに記入する。時々、その予定を見ては「もーいーくつねーるーと、お正月」じゃあないけれど、楽しみを予想して心を満たそうとする。

その反対もある。
カレンダーに、書き込みたくない予定が、私にはある。
カレンダーに書いて、ちらりとその予定を見るたびにウンザリする。

ああ、もうすぐXdayがやってくる……。
カレンダーで、その予定日を見るたびに、どんよりとした曇り空を心に抱えてしまうのだ。

その予定日は、胃カメラ だ。
私は昨年、人生初の人間ドックを受診した。
その時は、バリウムを飲んで「おそらくピロリ菌がいますねー」と診断された。
その後、改めて胃カメラを飲むことになったのだけれど、それが辛かったのだ。とても。

ピロリ菌は駆除したのだけれど、どうやら胃にはすでに問題がおきていた。
鳥肌胃炎という、名前こそ可愛らしいくせに、結構やっかいな奴が居座っているらしい。
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胃に潜む、やっかいな居候が暴れだしていないかどうか「年に一度は必ず検査しましょう」と念を押されてしまった。
暴れ出されるのは困る。
けれど、あのヘビみたいなウネウネとした管を毎年体内に入れるのか、と思うとかなりウンザリする。

今年も、あと3週間後にせまってきている。
カレンダーに、その予定を書き込みたくはない。けれど、前日の夕食は早めに、とか色々な制約があるため忘れてしまわないように、書き込まざるを得ない。

まったく楽しみにしていない予定を、毎日目で見るのはちょっとした拷問のような気さえする。

これは、多分予定に限ったことだけじゃないのだ。気がかりなこと、不安に思い続けていることを心のカレンダーに書き込んでしまっていて、チラチラ見るたびに憂鬱になってしまうのだと思う。

楽しい予定ばかりで埋め尽くしたいけれど、そういうわけにもいかないよなー、と自分自身に語りかける。できる限り、不安をもたらす気がかりな予定を心の中のカレンダーには書き込まずに、暮らしていきたい。

#エッセイ
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