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コンテンツてんこもり

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見たり、聞いたり、読んだり。 主に#コンテンツ会議 の記事をまとめています。
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2018年1月の記事一覧

巨大迷路のスタンプラリー。

巨大迷路のスタンプラリー。

うーん、何と言っていいものか。ちょっと言葉に詰まる。

単純に「おもしろかった!」と、手放しで面白がることができなかった。いや、単純におもしろいのだけれど、面食らってしまったというか。これまでにない読書体験だったようにおもう。

佐藤正午さんの「鳩の撃退法 上・下」である。

すでにさまざまな人が文庫本の感想を述べていらっしゃる。「まさに!」と思った感想としては石戸諭さん @satoruishid

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落語という名のゴラク。

落語という名のゴラク。

子どものころから落語が好きだ。

ラジオで放送された落語をカセットテープに録音したものや、「米朝落語全集」が父の寝室に置いてあった。父が聞いていないときでも、私は父の寝室に入らせてもらい、そこで何度も落語を聞いた。

私が特に好きな落語家さんは三代目桂米朝だ。重要無形文化財、いわゆる人間国宝として名を馳せたこともあり、名前だけは聞いたことがある、という人もいるのではないかと思う。

「米朝会談」と

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家族ってむずかしくて、おもしろい。

家族ってむずかしくて、おもしろい。

箸休めのように、ちょこっとつまめるお話はないかな? と近所の本屋に本を探しにいったときのこと。

レジの前に平積みされていた文庫本のオビのことばに、私は引き寄せられてしまった。

「夫がUFOを見たと言い出した」

え? これって、うちのこと……?

そう、私の夫も以前「UFOを見た」といって騒ぎ出し、その時私はかなりいらだっていた頃を瞬時に思い出した。

こんなに気になる内容が含まれているなら、

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小さなころに読んだお話は、やっぱり私の中で小さくきらめいている。

小さなころに読んだお話は、やっぱり私の中で小さくきらめいている。

草野絵美さんが書かれたnote の記事「年間・約400冊読み聞かせた結果。子どもの創造性を高めるオススメ絵本7選」すばらしく、とても参考になりました。

わたしには、子どもはいませんが親戚の子どもや、友人の子ども達にプレゼントする際に、ご紹介いただいた本を選んでみようかなと思っています。

子どもの頃に読んだ本って、覚えているものもあれば、忘れてしまうこともありますよね。夢中になって読んだはずなの

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もっと気軽に、もっと自由に。

もっと気軽に、もっと自由に。

「変えてはいけないものはない」

1月8日に放送された「マツコの知らない世界」で、とらやの17代目社長、黒川光博氏がお話されていた言葉だ。

和菓子をあまり食べない人でも「とらや」という店の名前は知っているのではないだろうか。室町時代後期に創業され、約500年もの歴史がある老舗の和菓子店である。

和菓子といっても本当に幅広い。コンビニで身近に買えるおまんじゅうや、おせんべいもあれば、デパートなど

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六花亭をめぐる、思い出ばなし。

六花亭をめぐる、思い出ばなし。

毎週日曜日の朝に放送されている「がっちりマンデー!!」というテレビ番組がある。世の中にあるさまざまなビジネスの、ちょっとしたアイデアなんかを紹介している番組だ。司会はお笑い芸人加藤浩次さんとフリーアナウンサーの進藤晶子さんのおふたり。経済番組、というジャンルになるのだけれど、硬くなりすぎず、終始笑顔で毎回進んでいく。

恥ずかしながら、私はもう40歳近いのにビジネスに関して知らないことが多すぎる。

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