母親の呪いから抜け出せ
わたし、お母さん向いてへん
そう思っている私も、母親になって6年目。
こんにちは、小崎まきこです。
1.お母さんみたいなお母さんになられへん
私にとっての理想の母親像は、私のお母さんでした。
私の母親は、自分の娯楽は後回しにして、
家族のために尽くしてきたような人。
パートはしていたけれど、
稼いだお金は家計の足しにし、
友達と遊びに出かけることもない。
家はいつもキレイで、
おいしいご飯を3食作ってくれ、おやつも手作り。
父が働き盛りでワンオペだったにも関わらず、
実家にはまったく頼らず、2人の子供を育て上げました。
贅沢はせず、節約上手でローンの返済も
早々に済ませ、わがままな父もうまくコントロール。
そんな母親を見て育った私は、
出産したとき、当たり前に母親のようになれると思っていました。
夫は仕事ばかりで、実家も遠くて頼れない。
ワンオペの状況は母親と同じ。
なのに私はたった一人の子供さえ、
愛情たっぷりに育てられず怒鳴ってばかり。
ストレスから買い物に走り、
家のお金を使いすぎて家計管理さえもできない。
家にいるなら掃除でもすればいいのに、
全然やる気にならず、
散らかった部屋を見てうんざりするだけ。
わたし、母親に向いてへん。
どうがんばってもお母さんみたいなお母さんになられへん。
大人になり、バリバリ仕事をして、
専業主婦だった母親を見下して、
えらそうな口を聞いていた自分が情けない。
3度のご飯をつくり、家をきれいに保ち、
子供を育てる。
たったそれだけなのに、どうしてもできない。
しばらく一人で奮闘したのち、
ついに私は母親のようになることを降参しました。
2.子育てが迷宮入りする理由
私たち子育て中のママは、
知らず知らず母親の呪いにかかっています。
自分の母親がいいお母さんだったと思うなら、
私もそうなりたいと願い、
あまりいいお母さんではなかったと思うなら、
反面教師にしてやると意気込む。
どちらにしろ、自分の母親が基準値。
でも今は、時代も価値観も
母親に求められることも違います。
例えば私の母親の場合、
たしかにワンオペでしたが、
ご近所友達がたくさんいました。
母親たちはいつも子供たちが学校に行っている間、
井戸端会議でストレスを発散し、
ちょっと一人で用事をすませたいときには、
お隣さんに子供を預け、
子供は習い事に行くのにも、
公園に行くのにも、親の付き添いなく
自分たちで行動することが当たり前。
スマホやインターネットも普及しておらず、
あふれる情報に振り回されたり、
時間をとられることもありませんでした。
また女性の生き方も、
選択肢があまりありませんでした。
私の母親のように、
数年社会人をやって結婚し、その後は家庭に入る。
といった生き方が多くの女性たちの生き方で、
自分の生き方に疑問をいだくことも少なかったと思います。
今のママは、昔と違って一人何役も
こなさなければいけないですよね。
子育てと家事をこなし、職場では
男性と同様に働くことが求められ、
自分が稼がないと家計がまわらない
プレッシャーまで。
親世代の介護も、
昔よりも少ない兄弟姉妹で手分けし、
習い事の送迎や、公園遊びの付き添いなどなど、
数え上げたらキリがありません。
さらに生き方が多様化し、
私の人生これでいいのだろうか・・・
と迷う人も増えてきた。
そんな状況で心に余裕をもち、
子供にいつも優しく接し、手伝わない夫を許し、
家事も仕事もこなすなんて無理ゲーです。
とにかく、そういった時代背景を考えることなく、
理想の母親像を自分の親に重ねてしまうと、
子育ては迷宮入りします。
3.母親の呪いから抜け出せ!
同じ理由で私たちを苦しめるのが、
母親からの
「子育てはこうあるべき」
という価値観の押し付け。
『3才までは手元に置いて育てなさい』
『保育所に預けてばかりでかわいそう』
『そんなものばかり食べさせたら発達に問題がでるよ』
「よかれと思って」の呪いが、
現代のママたちを最も苦しめている
といっても過言ではありません。
でもここで腹をたてるのではなく、
私たちには選択肢があるということを忘れないでほしい。
母親たちがよかれと思って言っていることは、
・私たちに子育てで失敗してほしくない
・自分がやってきた子育てが正しいということを証明してほしい
そんな深層心理で、母親は
価値観の押し付けをしてきています。
わたしは子育てに成功した!
そう思っているお母さんは、
きっと世の中にほとんどいない。
だからといって、親世代の子育てのリベンジを
娘世代が果たさなくてもよいのです。
もしあなたの母親が「私は子育てに成功した!」
と思っているなら、
その成功の証であるあなたのやり方を
尊重すれば問題はないはずだし、
「子育てに失敗した!」と思っているなら、
そんな母親の助言は無意味ちゃう?笑
もしあなたが、もっと子育てを楽にしたいと願うなら、
まず母親の呪いから解き放たれてください。
私は、自分のお客様には真っ先に、
母親の呪いを解くためのワークをしてもらってます。
そのくらい重要なんです。
いちばん手っ取り早く自分を変えたいなら、
母親に向き合うことは欠かせません。
この記事を読んで、
「あ、わたし母親の呪いにかかってたかも・・・」
と気づいたあなたは、
すでに変化の第一歩を踏み出しているはず♪
さなぎが蝶になるように、
脱皮してからが本当の人生の始まりです♡
神的ワンポイントアドバイスやってます。
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