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講演資料集

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各地でお招きいただいた際の講演に関する資料、音声データなどを公開いたします。少しでも何かのお役に立つことができれば幸いです。
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#伝道

そろそろ考えドキ?モヤる“教会文化”全5回シリーズ(3)新来会者の紹介

そろそろ考えドキ?モヤる“教会文化”全5回シリーズ(3)新来会者の紹介

▼日本FEBC 公式サイト

Vol.3 新来会者の紹介

 前回、教会に来て最初の難関である「受付」を無事クリアしたあなた。ようやく礼拝までたどり着き、ほっと安堵したのも束の間。次の試練は、礼拝終了後に突然訪れる。そう、新来会者の紹介という「イベント」である。名前を呼ばれ(しかも間違えていたりすることも多々)、その場で立たされ、全会衆に顔をさらされ、拍手をされ、挙げ句マイクを渡され「何かひと言」

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そろそろ考えドキ?モヤる“教会文化”全5回シリーズ(2)男女別受付名簿

そろそろ考えドキ?モヤる“教会文化”全5回シリーズ(2)男女別受付名簿

▼日本FEBC 公式サイト

Vol.2 男女別受付名簿

 前回、第1回目は、長く何の違和感も覚えずに使い込まれてきた「特別伝道礼拝」というネーミングのモヤモヤについて紹介した。「新規お客様獲得キャンペーン」よろしく、手ぐすね引いて待ってる感ダダ漏れの礼拝に、それでも勇気を振り絞って足を踏み入れたあなた。次に待ち受ける関所は、主にプロテスタント教会の伝統として受け継がれてきた「受付」である。

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そろそろ考えドキ?モヤる“教会文化”全5回シリーズ(1)特別伝道礼拝

そろそろ考えドキ?モヤる“教会文化”全5回シリーズ(1)特別伝道礼拝

 2019年10月、キリスト教放送局 日本FEBC制作の新番組「FEBC Sprout!」の初回ゲストとして招かれて話した5回シリーズ(各15分)。日本の教会に根強く残る因習の中で、特にモヤるもの5つを厳選してツッコミを入れた。時代も社会も変わりゆく中で、そろそろ見直す「考えドキ」ではないだろうか!?

▼日本FEBC 公式サイト

モヤる“教会文化”とは?

 新番組の記念すべき1人目のゲスト

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新世代エヴァンジェリストの憂鬱(5)僕たちの前途

新世代エヴァンジェリストの憂鬱(5)僕たちの前途

『若者とキリスト教』(2014年、キリスト新聞社)より抜粋。

軽やかな「越境」と緩やかな「連帯」 以上の問題意識を前提に、今後のキリスト教について若干の希望的観測と提言をしたいと思います。キーワードは、「越境」と「連帯」です。しかしそれは、何らかの強制力や義務感を伴うようなものではなく、境界の「あちら側」と「こちら側」を気軽に往来できる軽やかさと、ある程度の自由度を許容し合える緩やかさが保持され

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新世代エヴァンジェリストの憂鬱(4)教会よ、応答せよ

新世代エヴァンジェリストの憂鬱(4)教会よ、応答せよ

『若者とキリスト教』(2014年、キリスト新聞社)より抜粋。

対極としてのキリスト教「ブーム」 ここまで、業界内の比較的暗い「憂鬱」な話を続けてきました。気分を害された方、先に謝っておきます。ごめんなさい。この後は、少し違った角度からお話をいたします。

 目を外に転じてみると、すでに(1)で触れたように、世間では対極的とも言えるような動きが起こっています。改めて、この間の動きを概観してみましょ

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新世代エヴァンジェリストの憂鬱(3)教会/業界の憂鬱

新世代エヴァンジェリストの憂鬱(3)教会/業界の憂鬱

『若者とキリスト教』(2014年、キリスト新聞社)より抜粋。

発信力の欠如 牧師個人が抱える「憂鬱」を見てきましたが、次により根本的なキリスト教「業界」全体の抱える課題を考えてみたいと思います。キリスト教の全教派・団体に共通する課題として、発信力に乏しさをまず挙げたいと思います。「見えざる奉仕」を美徳として自己主張を控えるあまり、あまりに奥ゆかしすぎる。むしろ、「善いことをやっていれば、いずれ伝

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新世代エヴァンジェリストの憂鬱(2)牧師たちの憂鬱

新世代エヴァンジェリストの憂鬱(2)牧師たちの憂鬱

『若者とキリスト教』(2014年、キリスト新聞社)より抜粋。

「紛争」だけが理由でしょうか? 今度は具体的に、牧師、教会、キリスト教関連業界が抱える「憂鬱」に焦点を当てたいと思います。『Ministry』第11(2011年秋)号の特集「ボクシたちのリアルⅡ」で現役牧師約300人を対象に行ったアンケートによれば、「牧師の仕事に困難を覚えるとき」として、最も高い比率(45%)を占めたのは「教勢(教会

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新世代エヴァンジェリストの憂鬱(1)「新世代」論の陥穽

新世代エヴァンジェリストの憂鬱(1)「新世代」論の陥穽

『若者とキリスト教』(2014年、キリスト新聞社)より抜粋。

日本の若者がこんなに幸福なわけがない? 「近ごろの若いもんは……」に代表される「若者語り」は、世界各地で発見されたという歴史資料の例を挙げるまでもなく、いつの世も何度となく繰り返されてきました。特に昨今の日本では、「若者の○○離れ」が事あるごとに取り上げられています。その典型的な例が「活字離れ」。しかし本当に、若者は活字を読まなくなっ

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教会の発信がイマイチ刺さらない本当の理由

教会の発信がイマイチ刺さらない本当の理由

2018年、「なぜ教会の発信は信者以外に刺さらないのか」という類似タイトルの記事が異様に読まれるという現象が起きた。もとは日本基督教団関東教区埼玉地区ホームページ委員会主催の「IT祭り」で行った講演がベース。

これまで、この手の講演でたびたび紹介してきた博報堂ケトル代表・嶋浩一郎氏の言葉を、改めて引用しておく。

「やってはいけないのが、独りよがりの言葉を羅列すること。内容に自信があるときほど陥

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キリスト教「にわかファン問題」を考える

キリスト教「にわかファン問題」を考える

 日本のクリスチャン人口は長く「1%未満」と言われてきました。にもかかわらず、昨今のテレビではかつてキリスト教信仰に触れた歴史上の人物が脚光を浴びたり、「キリスト教」を冠する書籍類が売り上げを伸ばしたり、さらにはキリストの復活を祝う「イースター」の名も広く浸透する(正しい理解かどうかはさておき)など、不思議な現象が起きています。結婚式も「無宗教」が増えたとはいえ、いまだ6割はキリスト教式です。その

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なぜ教会の発信は信者以外に刺さらないのか

なぜ教会の発信は信者以外に刺さらないのか

 キリスト教メディアという特殊な業界に身を置きながら常々感じているのは、教会側が発信している(伝えたい)情報と、教会の外側にいる人々が欲している(知りたい)情報との大きなズレです。

 教会のホームページや案内文にありがちな「Q&A」では、教派的特徴や聖書の用語、教義の内容に踏み込んだ解説をよく見かけますが、実際に教会を探している人々が答えてほしいと願っているのは、「駐車場はあるのか」「子連れで行

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