- 運営しているクリエイター
記事一覧
象徴的な一時代を築き上げたウエストコースト・ロックとサザン・ロック
今回、ご紹介するのはウエストコースト・ロックとサザン・ロックです。
1960年代後半、70年代における米国のロック・シーンの基底となる二組の重要なバンドが現れました。
それは、ロサンゼルス出身のクロスビー、スティルス&ナッシュとジョージア出身のオールマン・ブラザーズ・バンドでした。
彼らによるフォーク・ロックやブルース・ロックを進展させたスタイルは、間もなく台頭し始める後続のグループたちの大
アートの可能性/潜在性を具現化/具象化した英国のグラム・ロックとプログレッシヴ・ロック
今回、ご紹介するのは、英国のグラム・ロックとプログレッシヴ・ロックです。
70年代前半、英国のロック・シーンは、極めて印象深い時期を迎える事になりました。
ロック・ミュージックの多様化から生み出されたハード・ロック、グラム・ロック、プログレッシヴ・ロックの3つのジャンルが確立され、70年代という次なるタームは、その牽引者らの台頭から混沌化の様相を呈します。
グラム・ロックとプログレッシヴ・ロ
ブラック・ミュージック史における一つの革命となったニューソウル/プログレッシヴ・ソウル
今回、ご紹介するのは、70年代のニューソウル/プログレッシヴ・ソウルです。
70年代の初頭、R&B/ソウル・ミュージックは、重要な転機を迎える事となりました。
60年代の同ジャンルは、主として商業的な野心を持ったレコード会社の主導の下、シンガー/アーティストとプロデューサー/ソングライターによる分業制からレコードが制作されていました。
ところが、70年代前後を境にして、作品のプロデュース/ソ
ブリティッシュ・ロックの雛形となったハードでソウルフルなロックンロール
今回、ご紹介するのは、ブルース/カントリーやR&B/ソウルの流れを汲むハード・ロックです。
1970年代のロック・ミュージックを俯瞰的に捉えてみると、ロック・シーンの主流は、ハード・ロックでした。
ハード・ロックは、同年代、あらゆるスタイルを確立させていますが、その始点を改めて遡ってみると、ブルース・リヴァイヴァルのバンドのサウンドから発展(1)し、ブルースやフォーク・ロックのルーツとの関連を
オルタナ・ロックの始祖たちが反響させたラディカルなロックンロール
今回、ご紹介するのは、オルタナティブ・ロックの系譜に属するバンド群です。
60年代のロック・ミュージックは、サイケデリック/アート・ロック以降、急速な発展を遂げ、同ジャンルは、ジャンルの多様化あるいは細分化の様相を呈し、一つの分岐点を迎えていました。
彼らは、そうした状況下、音楽面においてはコンソールや楽器、スピーカーやエフェクターなどを変則的に使用し、精神面においてはアルコールや新種のドラッ
シーンの中心地から離れた場所で名作を著した60年代のSSWたち
今回、ご紹介するのは、60年代のSSW達の作品です。
これまで振り返ってきた通り、60年代のロックの歴史は、ブリティッシュ・インヴェイジョンやフラワー・ムーヴメントによって大きなページが刻まれました。
しかしながら、60年代に名作を著したSSW達は、そうした時代の趨勢とは異なる場所から現れました。
ロック・シーンの中心地に属さない作家たちによる作品群は、歳月を重ねるごとに再評価され、やがてロ