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日記1/26 失われた「失われた時を求めて」を求めて
「失われた時を求めて」は名作だが
「失われた時を求めて」の名言を引用する人はあまり信用ならない。
名言紹介みたいなのが流れてきて、ついそう思った。
あんな長編小説においては
たった2, 3行を切り取ったとて
作品の真意を図れるわけないと思わされる。
(というか、本当に読破した人が作中の言葉を使って語るとき、そんな浅すぎる名言解説するのか?)
と、思いつつも
我が身を省みれば
例えば平家物語
日記1/4 初夢と指輪(パブリックドメイン)
初夢。
苦手な上司から、苦手な仕事を任された。
逐一監視される。
どうにか早く終わらないものか。
そう悪戦苦闘していると、
そのうち目が覚めて朝を迎えた。
しかし頭が冴えるにつれ、
苦手な上司は現実にいたか怪しくなってきた。
そうだ、
あんな上司は確かいなかったはず。
でも記憶には苦手になったエピソードが残っている…
もしかすると、
現実に上司は本当にいたが、
私がはやく終わってくれと願
日記1/1 内科医の日記「ドクトル・ヴィルガーの運命」を反正月視点で
前書き:元旦と日常
いくらテレビが華々しい元旦を画面や文章として象っていようとも、それに倣って福袋を買い込んだり、混雑した境内へ乗り込む必要はない。
いつも通りの日常。ほんの少しの遠出。
溜まっていた作業を進めるための3日間。
日々の中、代わり映えのない一日。
そうして過ごす人たちは現実にも、文学の中にも存在する。
今回は、日記の題材を探すべく本棚を漁っていたら、他人の日記が出てきたのでそれ