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読書

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賢治忌ということで

賢治忌ということで

本日9月21日は宮沢賢治の命日である「賢治忌」という事なので、宮沢賢治の世界にどっぷりと浸る予定です

子どもの頃から好きだった宮沢賢治

文豪を偲んで過ごす週末です

敗者復活戦!

敗者復活戦!

月穂と桑原教諭の関係に、本人達より早く気がついた新名と夕記の女子高生コンビ

基になるのは分かるけど、他所の家の事情には首を突っ込まない方がいいと思う

月穂の誕生日プレゼントに悩んだり、父子家庭で家事に弟の面倒にバイトにと日々奮闘する夕記を哀れむおばさんに腹を立てたり、勉強やテストで悩んだりと女子高生コンビの毎日は色々あって忙しい

青春真っ只中の女子高生を、月穂をはじめとする大人たちはどんな思

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敗者復活戦!

敗者復活戦!

外資系企業に勤務していた元会社員の田邑月穂
今は祖父母が営む古書店の従業員

アラサーにして半隠居生活を送る月穂の目の前に現れたのは、アルバイト従業員として入社してきた女子高生の新名一水と長谷川夕記

第二の人生をそれなりに謳歌している月穂と、青春真っ只中で未来に希望しかない新名と夕記のわいわいがやがやした日常生活が描かれている第一巻

終わりで高校教諭の桑原と月穂の間に何かありそうな匂わせ描写が

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悪友

悪友

図書館の本

『推し短歌入門』に出てきたので興味が湧きました

歌集を読んだのって久々かもなので断言出来ないのだが、二次創作歌集と呼ぶべきか、初めて読むタイプの歌集だと思った

途中で思わず叫んだページがあるので、それもあわせて

血界戦線推しとしては叫ばずにはいられなかった

読んでいて思い浮かんだのは、『血界戦線』のスティーブンさんとダニエル警部補、『銀魂』の銀さんと土方さん

『リコリス・リ

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マイガーマンド

マイガーマンド

マツオヒロミさんの描くランジェリーの世界

画集、イラスト集というより美しく贅沢な絵本といった方が的確かも知れない

とてもセクシーなのだけど決して下卑ていないのは、ランジェリーを性的なものではなく「自分自身を祝福する」ものとして描かれているからだろう。

美の変動と共にランジェリーも変動しているのが面白い

もはや芸術の域

推し短歌入門

推し短歌入門

推し短歌を詠みたいオタクそして短歌初心者の方の為の本だと思う

推しの魅力を伝える際、推している作品やキャラクラーを知らない相手を置いてけぼりにして一方的に話してしまってしまったり、誇張表現(この本で言うところの「顔がルーブル美術館」)に走りがちだが、そうではなく短歌という形で、推しの事を想いながらする一字一句丁寧に伝えて行こうという本

著者が実際に詠んだ推し短歌や歌人の作品を例にして、詠み方を

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ヘルハウンド

ヘルハウンド

本棚の奥にあったのを、昨日偶然見つけました

探しても探しても出てこなかったので、引っ越しや断捨離している間に処分するか売ったかしてしまったとばかり思っていたので見つけた時は本当に嬉しかったです

という訳で、何年かぶりに読みました、「ヘルハウンド」。

主人公・犬飼准教授のあだ名がタイトルです

序章から映画を鑑賞しているかのような迫力で、すぐに作品の世界観に引き込まれました

扱う事件が猟奇的

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ジャンプSQRISE2024SUMMER

ジャンプSQRISE2024SUMMER

ジャンプSQの増刊との事です
以前、書店で予約しようとしたら
「創刊なので確実にお手元に渡せると保証出来ない」
と言われてからはAmazonで予約して購入しています

本日到着しました

目当てはこちら

「血界戦線」という作品を目当てに読んでいます

試し読みの段階で、主人公のクラウスの過去がメインと分かっていたのですが、その過去が、想像以上に残酷で読み終えてからも呆然としておりました

おまけ

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カレー移民の謎

カレー移民の謎

街を歩けば必ずといっていいほどカレー店を見かけるし、近所にも増えてきた

食べログでも地域住民の間でも高評価の店もあれば、開店休業状態の店、開店したと思ったら光の速さで閉店した店もあり、一体どういう事なのだと不思議に思っていたところに書評で本書の存在を知って読んでみました

楽天ブックスで在庫ありとなるまでかなり待ちました

皆、このテーマに関心あるのだと思いました

メニューはどの店も似たりよっ

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黒蜥蜴

黒蜥蜴

名探偵明智小五郎と女賊黒蜥蜴の一騎打ち

クリスマスのG街(銀座かな?)の喧騒から始まり、次々と見せつけられる黒蜥蜴の残酷さと狡猾さに、心臓は高まる一方

大阪の宝石商の愛嬢誘拐を企てる黒蜥蜴と彼女の目的、黒蜥蜴の企みを何とか阻止せんとする明智の戦いに最後まで目が離せない

先が読めてしまったり、
「んなアホな」
と言いたくなる箇所もあるけれど、江戸川乱歩が偉大な探偵小説家である事は、この作品で分

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わたしの名店

わたしの名店

28人の著名人が「名店」の一皿について綴るエッセイ集

皆さんの書き方の技術や表現力の賜物だろう、どの店のどの一皿もとても美味しそう

下戸なので当然だが酒は呑めない

しかし、こういう料理や店をテーマにしたエッセイ本を読むと酒が呑める体質だったらと歯ぎしりしてしまう

こればかりはどうしようもないけれど

甘党の自分が惹かれたのは「3章 心弾むスイーツとカフェ」の章

佐藤雫氏「豊島屋本店の鳩サ

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