記事一覧

終わらない子守唄

普通になろうとした ずっと生きてる心地がしなかった 私の背中 私の真っ白な背中 怖いもの達は今も背中の後ろにいる 怖いもの達は, 音を立てない いつも静かに後ろから襲…

雪
2か月前
16

暖かい

冬の寒い日が嘘だったみたいに、今年も春は突然やって来た 春の始まりに境目なんてものはなくて、いつも静かで 挨拶すらしてくれない 生と死の真ん中で途方に暮れていた九…

雪
5か月前
44

震える

私は 影の濃ゆい物にときめきを感じる。 音楽も、映画も、幸福も、人も。 光り輝く美しさの後ろに潜んだ悲しみが好きだ。 ありがとう。と丁寧に言ってくれる人が好きで、 …

雪
6か月前
23

光が見えなくなる迄

誰かの寝息や温もりよりも、 あの日来た喪服の冷たさの方が余っ程覚えている 額の冷たさは未だ私の右手に残っている 夢と呼べる物が分からなくなったのは、いつからだろう …

雪
8か月前
14

こんにちは、おやすみ さようなら

夏の終わりは悲しい 夏はいきなり訪れて、いきなり終わっていく 暑さや湿気、蝉の声、滴る汗やジリジリと身体を焼き付ける紫外線、食事を行った後に残る胃もたれ、 やっと…

雪
1年前
14

星の無い国

七夕なのにお星様は1個も見れなくて、 天の川なんて何処にもなくて、 わるい夢を何度も見て寝ながらひたすら汗をかいていた 真っ白な天井をキャンパスにして天ノ川を描いた…

雪
1年前
18

マイルーム

今日も部屋が散らかっている 一人暮らしの憂鬱と、意味の無い孤独で散らかっていて、此処には足の踏み場が無い 引越してから、私は一人ではなく独りになった オートロック…

雪
1年前
17

夜想曲

貴方が私の家に忘れていった 香水、フレグランス、貴方の香り 私の大好きな人の、大好きな香り 優しい貴方の香りを 毎晩 毎晩 枕元にそっと振り撒く 香りとは 実に不思…

雪
1年前
12

end

今日も、昨日も、一昨日も、 ずっと悪夢を見てるの 海に身を投げ捨てる夢を見ているの 海に体を捨てた瞬間 私は女でもなく、人間でもなく、 ただの肉の塊へと変わってしま…

雪
1年前
19

恋のバロメーター

私の為に 訳のわからない事をしてくれる人が好き 掴めるはずのない星を掴もうと 必死に手を伸ばしてくれる人が好き 今日は星に手が届いてしまうかも、 と思う日が偶にあ…

雪
1年前
30

2023.02.04 ..

糖度0パーセントの生活 最近何かと憂鬱に襲われてばかりで 毎日が苦くて堪らない 色んなもので心の穴を必死に埋めて 頑張って、頑張って、自分を保っていた けれど最近ボロ…

雪
1年前
34

カフェイン 80mg

愛はピンクで 悲しみはブルーだった 過去にしか縋れる物がなくて 過去ばかりキラキラと輝いていて 私はいつも惨めな気持ちになってしまう 過去が苦しい程に愛おしくて あ…

雪
1年前
31

sugar 溶け出す

砂糖漬けのわたしの心 恋の熱に溶かされて、だめになっちゃった 恋愛をしていると、檻の中にいる感覚になる 檻の中にいる飛べない鳥 どこにも行けない毎日 息が詰まって苦…

雪
1年前
23

夢路を辿る

夢を見た 永遠と列車に揺られ続ける夢を見た 行き先も無く、止まる事も無い 一度乗ってしまったらもう、出る事は一生無い ただ、死を待つ 死を迎えた時には、乗務員の方が…

雪
1年前
30

薄汚れた鏡が好き いつもより私が可愛く見えるから

雪
2年前
13

さようなら、キミは本当にお星様になったのね

雪
2年前
8
終わらない子守唄

終わらない子守唄

普通になろうとした
ずっと生きてる心地がしなかった
私の背中
私の真っ白な背中
怖いもの達は今も背中の後ろにいる

怖いもの達は, 音を立てない
いつも静かに後ろから襲ってくる

やっと手に入れた私の魔法
一時だろうと自分を忘れられることが嬉しかった

普通の世界ではその魔法さえ使えない

魔法を使い過ぎて寂しくなった銀行口座の残高と,
使えと脅迫してくる化け物だけが残ってしまった

私しか知らな

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暖かい

暖かい

冬の寒い日が嘘だったみたいに、今年も春は突然やって来た
春の始まりに境目なんてものはなくて、いつも静かで 挨拶すらしてくれない

生と死の真ん中で途方に暮れていた九月の事を頻繁に思い返している
2023年 九月
私の記憶は途切れ途切れで、とても断片的
大量にお薬を飲み 度数の高いお酒をひたすら飲んで ほとんど部屋に閉じこもって泣いていたかな
自分の首を自分の力で絞めたのはあの日が初めてだった
一日

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震える

震える

私は 影の濃ゆい物にときめきを感じる。
音楽も、映画も、幸福も、人も。
光り輝く美しさの後ろに潜んだ悲しみが好きだ。

ありがとう。と丁寧に言ってくれる人が好きで、
ありがと。と投げやりに言う人はちょっぴり苦手です。
白のTシャツを着ているのにカレーやミートソースパスタを頼む人なんかが居たら、凄く愛くるしいと思う。

「目を離したら、私消えちゃうかもよ。」
そんな風に脅してみたりする癖に、さような

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光が見えなくなる迄

光が見えなくなる迄

誰かの寝息や温もりよりも、
あの日来た喪服の冷たさの方が余っ程覚えている
額の冷たさは未だ私の右手に残っている
夢と呼べる物が分からなくなったのは、いつからだろう
好きな物を聞かれて言葉が詰まるようになってしまつたのは、いつからだろう
いつから私の身体と心と脳は バラバラになってしまったのかな
誰かに罵られても、怒りが上手に湧いて来なかった
少し湧いた怒りは直ぐに悲しみや自己嫌悪に変換されてしまう

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こんにちは、おやすみ さようなら

こんにちは、おやすみ さようなら

夏の終わりは悲しい
夏はいきなり訪れて、いきなり終わっていく
暑さや湿気、蝉の声、滴る汗やジリジリと身体を焼き付ける紫外線、食事を行った後に残る胃もたれ、
やっと慣れた頃にはその熱は残って居なくて私は毎年悲しい気持ちになる
夏の終わりは恋の終わりにそっくりで悲しくて切ない
四季の中でも夏だけは神様が居ると感じる
私は夏の神様に嫌われている
夏の終わりにいつも神様は私の大切な人を夏の生贄として食って

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星の無い国

星の無い国

七夕なのにお星様は1個も見れなくて、
天の川なんて何処にもなくて、
わるい夢を何度も見て寝ながらひたすら汗をかいていた
真っ白な天井をキャンパスにして天ノ川を描いた
カラフルな短冊を想像して頭の中で願い事を書いた
ずっと君の隣にいられたらいいな
君の最後の女の子だったらいいな
そんな可愛い願いごとを何個も小さな文字で書いてみた
1番大きな短冊に
君の願いごとが全て叶いますように
と強く大きな文字で

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マイルーム

マイルーム

今日も部屋が散らかっている
一人暮らしの憂鬱と、意味の無い孤独で散らかっていて、此処には足の踏み場が無い
引越してから、私は一人ではなく独りになった
オートロックのドアが開く音、ドアがバタンと閉まった後の静寂と、鍵を閉める音
自分の物と自分の体温と自分の感情しか広がっていない空間、全て安易に孤独の材料となる
私が何もしなかったら止まるこの生活を、どう抱えたらいいのか
正解を見出して、教えて
唯一孤

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夜想曲

夜想曲

貴方が私の家に忘れていった
香水、フレグランス、貴方の香り
私の大好きな人の、大好きな香り
優しい貴方の香りを
毎晩 毎晩
枕元にそっと振り撒く

香りとは 実に不思議な物で、
その人の香りが鼻を通り抜けた瞬間
その人との思い出…いや、
その人の温もりや、肌に触れた時の柔らかな感触
その人のシルエット
私に甘い言葉を囁く時の声
鮮明に、、鮮明に
全てを思い出し、感じる事が出来る
貴方の香りがする私

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end

end

今日も、昨日も、一昨日も、
ずっと悪夢を見てるの
海に身を投げ捨てる夢を見ているの
海に体を捨てた瞬間
私は女でもなく、人間でもなく、
ただの肉の塊へと変わってしまう
私は結局何にもなれない
いくら幸せが近くにあっても
悲しむ事を辞められない
楽しい音楽を聴いていられない
パッと悪夢から醒めるあの瞬間が好きで
悪い夢を見ることを脳が辞めてくれない
脳に支配されている
心ではなく、脳に支配されている

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恋のバロメーター

恋のバロメーター

私の為に
訳のわからない事をしてくれる人が好き

掴めるはずのない星を掴もうと
必死に手を伸ばしてくれる人が好き

今日は星に手が届いてしまうかも、
と思う日が偶にある
私の身長がもう少し高ければ、
私の身長が175cmか180cm程あれば、
掴めるのではないかと
本気で思ってしまう日がある

こういった馬鹿な話をしても一切笑わず、
真っ直ぐな瞳で私を見つめて、
真剣に聞いてくれる人が好き

ラブ

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2023.02.04 ..

2023.02.04 ..

糖度0パーセントの生活
最近何かと憂鬱に襲われてばかりで
毎日が苦くて堪らない
色んなもので心の穴を必死に埋めて
頑張って、頑張って、自分を保っていた
けれど最近ボロボロと崩れていく
流れてくる悲しみは
まるで土砂崩れの様に
穴を大きく、深くさせる
バレンタイン間近の街中は
カップルや家族で溢れ返っていて
苦しかった
マスクから溢れている他人の笑みが私を苦しめた
世界で私だけ独りぼっちな気がした

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カフェイン 80mg

カフェイン 80mg

愛はピンクで
悲しみはブルーだった

過去にしか縋れる物がなくて
過去ばかりキラキラと輝いていて
私はいつも惨めな気持ちになってしまう
過去が苦しい程に愛おしくて
あの日の香りさえも忘れられなくて
私はいつも悲しみが止まらなくなる

愛はピンクで
悲しみはブルーだった

あの日、貴方が私に付けた傷
最近とても痛むの
冬の冷ややかな空気全てが
傷に入り込んで、とても痛いのよ
私が与えた確かな愛
ピン

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sugar 溶け出す

sugar 溶け出す

砂糖漬けのわたしの心
恋の熱に溶かされて、だめになっちゃった

恋愛をしていると、檻の中にいる感覚になる
檻の中にいる飛べない鳥
どこにも行けない毎日
息が詰まって苦しいの
檻から解放されるあの瞬間の為に
あの瞬間の為だけに
いままでわたし、恋をしてたの

終わりは悲しくなかった
終わりが好きだった
でもきみとの終わりはちょっと悲しかった

きみにあの映画の感想を聞いたとき
あのとき
この恋も直に

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夢路を辿る

夢路を辿る

夢を見た
永遠と列車に揺られ続ける夢を見た
行き先も無く、止まる事も無い
一度乗ってしまったらもう、出る事は一生無い
ただ、死を待つ
死を迎えた時には、乗務員の方が処理をして下さり、暖かな花園へと埋葬されるらしい
そんな不思議な列車旅

目を開けると私は列車の座席に座っていた
とても奥行きのある大きな列車だった
照明は暖色の輝きを持つシャンデリア
座席は広く、目の前には大きなテーブルもある
ワイン

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薄汚れた鏡が好き いつもより私が可愛く見えるから

さようなら、キミは本当にお星様になったのね