光が見えなくなる迄
誰かの寝息や温もりよりも、
あの日来た喪服の冷たさの方が余っ程覚えている
額の冷たさは未だ私の右手に残っている
夢と呼べる物が分からなくなったのは、いつからだろう
好きな物を聞かれて言葉が詰まるようになってしまつたのは、いつからだろう
いつから私の身体と心と脳は バラバラになってしまったのかな
誰かに罵られても、怒りが上手に湧いて来なかった
少し湧いた怒りは直ぐに悲しみや自己嫌悪に変換されてしまう
本当はもっと怒りたい
戦う気持ちだって欲しい
怒りを上手く表現出来る人が、心底