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笑点のシュールさは世界最高水準 ~当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 笑点は、日本が誇る大人にしか理解できない、極めて知的レベルの高い芸術作品です。小学生の時、演芸としての落語や漫才、笑点、8時ダヨ全員集合などの洗礼を受けました。以来、笑いにはとても深い興味を持ち続けています。例えば、学生時代には、図書館にある落語のカセットテープを全制覇したり、海外駐在時は、駐在先の国のお笑い文化を楽しんだりしました。

 その経験から、落語の大喜利だけを軸に制作された笑点のシュールさには、脱帽しています。

 「笑い」というおおらかなオブラートに包み
·パワハラ
·セクハラ
·イジメ
·えこひいき
·下ネタ
·媚(こび)
と、際どいネタをしなやかにこなす番組構成。
(私ごときが例を挙げると、精緻な表現が薄っぺらになってしまいますので、敢えて遠慮させて頂きます。)

 全てを笑いという、最高水準、最高難度の芸術に昇華させている精緻な技巧は、他に類を見ません。

 例えば、ボクシングとかプロレスは、笑いではないですが、際どい競技を大人の楽しみに昇華させているという意味で、類似点は有ると思います。

 それでも、海外の多数の方々には、笑点のシュールな笑いは、

 解るかなぁ〜、解かんねぇだろうなぁ〜

 お粗末。

蛇足
 業務上、インターネットが無い時代から、海外駐在、長期海外出張などを、30年程させて頂きました。北米、欧州、中東、アジア各国を周らせて頂いて居ります。その折、各国のお笑いを現地の方に色々ご紹介頂きました。






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