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リデュース·リユース·リサイクル ヤマハJOG 自賠責保険切れて1年半経過後の外装復活 後編 未来のためにできること 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

経緯
 8年前、地方都市生活をしていた子供に、ちょい乗り用の足として50ccのスクーターを吾妹がプレゼントしました。ところが至近子供が体調を崩し自賠責保険も切れて1年半経過してしまうことになってしまい屋根付き駐車場での保管ながら外装復活必須となりました。
 そこで樹脂系のメンテナンスの王道、シリコーン樹脂の保護艶出し剤クレポリメイトを一部白化してしまったり光沢を失ってしまったボディにたっぷり塗布しました。時間が経つと夏の高い外気温でそのシリコーン樹脂が重力に従って垂れて(特に地面に対して垂直に近い面や庇(ひさし)のような形状の部分)、駐車場のコンクリートに染みができる程でした。そして数ヶ月前に新しく買ったシートカバーを清掃し、スクーターに掛けて数日寝かすことにしたのでした。
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 今回はその結果です。毎日スカートめくり(死語ですね~。昭和の時代小学校でスカートをすれ違いざまに捲(めく)るという何とも下衆(げす)な遊びが流行しました。今や当然絶滅種。)の様に中央のスクーターの腹下でプラスティックのキャッチでトメてあるシートカバーを前後だけ捲って、シリコーン樹脂の浸透具合を確認しました。真夏なので気温が日中は35℃前後にもなり浸透は早く進んでいました。またあまりの高温で蒸発も起きているようでした。その分場所によっては樹脂が不足気味になります。ムラになっている部分には塗布し直しをくり返し、満遍なく浸透するように管理しました。

 その間に自賠責保険が到着しました。
 保険が有効なのは出先だったのでネットで手続きした為に手続きしてから7日後の午前12時からという記載。

自賠責保険の保険期間の記述
午前12時からという記載
自賠責保険
正午が分かりやすいと感じますが。
しかも午後0時でも無いんですね。

今まで継続ばかりなので意識しなくなっていましたが午前12時とはつまり正午のことなんですね。何とも…当たり前か。でも正午でも、午後0時とかでも無いんですね。

 そして運命の保険有効期間に。勿論自動車の任意保険のバイク特約は自賠責保険失効中も掛けっぱなしでしたのでそちらは問題無し。カバーを外して余分なシリコーン樹脂を拭き取ると見事に再生していました。

 全体的にはこんな感じです。

クリアコートしてある部分はもともと綺麗
黒い樹脂の白化も見事に解消

 クリアコートしてある部分はもともと綺麗で、洗車しただけで大丈夫でした。

黒い樹脂の白化も見事に解消
黒い樹脂の白化も見事に解消

後付のトランクは白化が酷かったのですが
ご覧の通り

 黒い樹脂の白化も見事に解消しました。特に後付のトランクは白化が酷かったのですが、こまめにムラを補正するように毎日処理を加えたのが功を奏しご覧の通り綺麗になりました。

 またゴム部分は、ラバープロテクタント漬けで再生させました。

ラバープロテクタント
ゴム部分専用

 こちらも弾力性が戻った感じです。

ラバープロテクタント漬けした
前輪
ラバープロテクタント漬けした後輪

マフラーの外側の耐熱樹脂はポリメイトで
ご覧の通りの仕上がり

 ラバープロテクタント漬けすると落ち着くまでタイヤが滑るのでそこだけは注意が必要です。
 因みに一緒に写り込んでいるマフラーの外側の耐熱樹脂はポリメイトでご覧の通りの仕上がりです。

 シートはポリメイト漬け後にラバープロテクタント漬けも施しました。

シートはポリメイト漬け後にラバープロテクタント漬け
シートはポリメイト漬け後にラバープロテクタント漬け

一緒に写り込んでいるフロントの裏側の広い黒い樹脂は
ポリメイト漬けでご覧の通りの再生

 こちらも完璧な見栄えの仕上がりと弾力でした。ステッチの部分は毛羽立ったり切れてしまうと面倒なので特に入念に漬け込んで対策しました。
 一緒に写り込んでいるフロントの裏側の広い黒い樹脂はポリメイト漬けでご覧の通りの再生を果たしました。

 フロアマットもシートと同じ処理をしました。

フロアマットもシートと同じ処理で再生

 フロアマットは靴で多少摩擦傷がついていましたが、それも見事に収まりました。と言っても接着剤とか表面を厚くコーティングするわけでは無いのでカサカサになったザラつき感がしっとりして収まったというレベルですが。

 ということで、上述のレベルという前提でですが、自賠責保険切れて1年半経過後の外装復活は、
 
目論見通り

 ということで完了。

 未来のためにできるリデュース·リユース·リサイクルということで、2014年の車も工夫次第でまだまだずっと現役で使えそう

めでたしめでたし(笑)

 エンジンオイルやCVTのオイル程度なら自分でするのですが、今回はグリスアップ、分解掃除等を含めてオーバーホールとしてプロにお任せすることにしました。

つづく


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