記事一覧

退学願

1度道を踏み外すと簡単には戻れない。 それを理解した上で連れてったんでしょ? すぐに手放すことになることも知った上で連れてったんでしょ? それなのに急に命綱取って…

PM
5か月前
7

私は(宝)石

本当は、もっと前向きな文章が書きたかった 明るい絵が描きたかった 誰かを元気づけられるような、優しい人間になりたかった 大切な人をまもれる強さがほしかった 後悔後…

PM
6か月前
3

X+1 時々 X−2

やっぱり、一緒に学校卒業したかったな... 大学受験もしたかった 大切なみんなと、大好きなみんなと... みんなが頑張っているのに 自分は頑張っていない 身体も心も思い通…

PM
6か月前
3

シュレディンガーのラット

わたしは普段[自傷は正当防衛、自殺は過剰防衛]と自分にいいきかせているのだけれど、 たまに[自殺未遂は正当防衛、自殺成功は過剰防衛]とすり変わることがある。 つま…

PM
8か月前
3

私へ

よくここまで生きたね 17年と364日。 初めてしにたいと思ったのはいつだったか、覚えていますか? 漠然としたしにたいが本気の死にたいに変わった時の恐怖を、覚えていま…

PM
10か月前
2

イマ

いつだって私たちを壊したのは大人だった ずっとずっと、先のことばかり考えて泣いてしまうのも、必要のない不安に押しつぶされてしまうのも、もうやめよう… 将来のため…

PM
10か月前
1

9月

9月、だなんてなんだか信じられないね あれからもう1年経つんだね イリコは覚えていますか? 17才になる前に死ぬと決めて、死ぬならせめて可愛く死にたい、大好きだったア…

PM
11か月前
3

8月 ある朝

芸能人や有名人が亡くなると、3日ほどは各種SNSがその話題で彩られる。彩られる、なんて言うと不謹慎かもしれない。でも、私はそう感じてしまった。別に人が亡くなるなんて…

PM
11か月前
2

透明人間

誰にも見えないように 暗闇で小さくうずくまる そしたら気づいた もうひとつの小さな影 ぐっと息を凝らしてる 私と同じ 透明人間 誰にも見えないように 空気と同じ色に…

PM
1年前
1
退学願

退学願

1度道を踏み外すと簡単には戻れない。

それを理解した上で連れてったんでしょ?
すぐに手放すことになることも知った上で連れてったんでしょ?

それなのに急に命綱取って「私たち」にできることはここまでですって、

あなたたちにとっては終わりでも、私たちはずっと生きていかなきゃいけないんだ。
あなた達が楽しそうに眺める水槽の中でこれからも生きていくのは私たちなんだ。
水槽じゃなくて現実を、生きていくの

もっとみる
私は(宝)石

私は(宝)石

本当は、もっと前向きな文章が書きたかった
明るい絵が描きたかった
誰かを元気づけられるような、優しい人間になりたかった
大切な人をまもれる強さがほしかった

後悔後悔後悔

吐き出すべきことはそんなんじゃないって
本当はわかっているのに
私は駄目なんだなぁ ほんとに
何もわかってない 何も
これからもきっと ずっと わからないままなんだ

だってさ、私の周りには、本当に素敵な人しかいないんだ
お友

もっとみる
X+1 時々 X−2

X+1 時々 X−2

やっぱり、一緒に学校卒業したかったな...
大学受験もしたかった
大切なみんなと、大好きなみんなと...

みんなが頑張っているのに
自分は頑張っていない
身体も心も思い通りにあやつれない
私は過去ばかりに縋っていて
輝いてるみんなが眩しくて、また泣いて
泣いて泣いて泣いて泣いて
いつまでも進めない、成長しない
まわりはみんな、進んでゆくのに
時間はずっと、進んでいるのに...

もし病気にならな

もっとみる
シュレディンガーのラット

シュレディンガーのラット

わたしは普段[自傷は正当防衛、自殺は過剰防衛]と自分にいいきかせているのだけれど、
たまに[自殺未遂は正当防衛、自殺成功は過剰防衛]とすり変わることがある。
つまり、一か八かやってみた結果、生きたか死んだかどっちでもいいけど今生きているということは私の自殺は未遂におわり、それはきっと正当防衛だったのだろうというシュレディンガーの猫のようなそうでもないような結論に至るのである。

結局何が言いたいの

もっとみる
私へ

私へ

よくここまで生きたね
17年と364日。

初めてしにたいと思ったのはいつだったか、覚えていますか?
漠然としたしにたいが本気の死にたいに変わった時の恐怖を、覚えていますか?

今まで どうやって生きてきたんだっけ
これから どうやって生きていくんだろうね

はじめて自分の容姿に吐き気と嫌悪を感じたのはいつだっけ
はじめて手首を切ったとき、大量の風邪薬を呑んだとき
首にハンガーをかけたとき、ひとり

もっとみる
イマ

イマ

いつだって私たちを壊したのは大人だった

ずっとずっと、先のことばかり考えて泣いてしまうのも、必要のない不安に押しつぶされてしまうのも、もうやめよう…
将来のために勉強して、身体のために健康に気を使って…ねえ、それもこれも、もうやめよう…
たまにはさ、今日だけ、この瞬間だけを見て、生きようよ…それは逃げじゃなくってなんでもなくって、今は今だけ、今痛いのも今苦しいのも、全部今なんだよ。

あるかも分

もっとみる
9月

9月

9月、だなんてなんだか信じられないね
あれからもう1年経つんだね
イリコは覚えていますか?
17才になる前に死ぬと決めて、死ぬならせめて可愛く死にたい、大好きだったアイドルみたいに可愛くなって
そして、終わりにしようって
小学生の時からずっと貯めていたお小遣いも全部使いはたした
あとはピアスを開けて、ピンプリとって、それで、完成だったのにね
右手首から零れる紅い血を閉じ込めたお気に入りの香水瓶はど

もっとみる
8月 ある朝

8月 ある朝

芸能人や有名人が亡くなると、3日ほどは各種SNSがその話題で彩られる。彩られる、なんて言うと不謹慎かもしれない。でも、私はそう感じてしまった。別に人が亡くなるなんてことは当たり前の話で、ずっとずっと小さな頃から知っている。おばあちゃんのお葬式で白く冷たくなった姿に花を添えたのも覚えている。

たしかあの日は、学校をサボって家に籠り、Tiktokを見ていたっけ、その日のおすすめは上島竜兵さんの自殺報

もっとみる

透明人間

誰にも見えないように
暗闇で小さくうずくまる
そしたら気づいた
もうひとつの小さな影
ぐっと息を凝らしてる
私と同じ 透明人間
誰にも見えないように
空気と同じ色になる
誰も私に気づかないで
そしたらひとりで そっと死ねる
誰かが私にカメラを向ける
そこに私は写らない
だって私は 透明人間
誰にも見えないように
雲をつかんで空を飛ぶ
誰も私に気づかないで
これで本当に

もっとみる